
しかし、ナポリタンといったら、この人……

我々は七時過ぎに店に到着したのですが、すでに店内は客で大混雑(予約して大正解)。グルちゃんがひとりポツンと、予約した席ですでにデキあがっていました。ゴメンゴメーン、遅れちゃいました。

加賀屋系列の煮込みは、正式名称「煮込み鍋」といって、値段は500円。小さな土鍋風の器に入り、絹ごし豆腐がジョイントされているのが特徴ですが、「もつがとっても柔らかい」のも大きな特徴です。
ここが、他店の煮込みの「一歩上」を行く味の秘密。何度味わっても「んーやっぱり加賀屋系列の煮込みが一番!」と納得してしまうのです。

正直言って、大衆居酒屋のナポリタンなんて、うらびれた喫茶店で食べるパッサパサのスパゲティみたいなものだと思っていたのですが……なんと、とてもジューシー、味付けも一級品の、とてもイカした一品だったのでした。
よく見ると、どのお客さんもナポリタンを注文しているようで、どうもこのお店の看板メニューの様子。ホッピーとナポリタン、これは意外と合うんですよ。ほかの加賀屋さんでも、ぜひメニューに加えていただきたい! なんて思ってしまいました。

店はひっきりなしにお客が訪れ、とてもじゃないけれど従業員に取材を敢行することは無理な雰囲気。いつか、あまり混んでないときを見計らって、いろいろとお話を聞いてみたいものです。



定番のおつまみもすべてがおいしく(しかしラビオリなんてちょっと珍しいか)、値段も良心的。働くおじさんたちの、憩いの場になるのも当然といったら当然でしょう。世は不景気不景気と、財布の紐を固くせよと叫び続けていますが、いやいや不景気知らずのところもしっかりあるのです。派遣切りだとか内定取り消しだとかする前に、こういうところでその秘訣を探ってみたらいかがかと思うのですよ(って、誰に対して言っているつもりなのかは自分でもわかりませんが)。

楽しい時間でした。また飲みましょう!

場所は、ここ最近開店したばかりで、なんとなく気になっていた大衆酒場「ひげちょうちん」。どんなひげオヤジがやっている店なのかと思いましたが、中に入ってみると、若くて威勢のいい兄ちゃんが店主(だと思う)のお店でした。
1階は立ち飲み専用、2階はチープな椅子とテーブルが置かれた、なんともホッピーが似合いそうな雰囲気がグーです。


この店の煮込みは480円。もつ、味噌味、大根、ニンジン、こんにゃくが入った、オーソドックスな煮込みです。ぐったぐったに煮込み、とろみがついているくらいの煮込みが好きな私にとっては、少々物足りないかなとも思いましたが、平均点以上の、誰もがおいしく食べられる煮込みと言って差し支えないでしょう。






食べ物は、すべてが平均点以上、当たり前のものを、ごく当たり前においしく出してくださり、値段も安く、とても良心的なお店なのではないかと思いました。
客は2階よりも、1階の立ち飲みスペースの方に集まっている様子。ひとりでさらりと、店の方と話しながら1、2杯飲んでさっと帰る、という飲み方をする人が多いようです。うん、今度ひとりで行ってみようかな。
みなさんとは、新しく立ち上げたにこけんブログの行方、そして楽笑さん見事253杯目の煮込みはどこで食べるか、どういうセレモニーをするか、もちろん昭和アイドルの話も含め、楽しい話で大いに盛り上がりました。私にとって「大いなる栄養剤」となるメンツで酒を飲める幸せを、ずしんずしんと感じる夜でした。


静岡割りとは、焼酎を粉にしたお茶で割ったもの。普通のお茶よりは「お茶感」が強いのですが、しつこくなく、さっぱりした味がとてもおいしくて、なおかつ健康にもよいのが魅力です。血圧が高めの人にうってつけのお酒なのだとか。

おでんにはいろいろな種類があり、それぞれの店によって特徴があるメニューなのですが、おでん屋さんでひとり8000円とられた、なんて話を聞くと(実際にあるみたいです、そういう店)、ここのおでんを教えてあげたい、なんていつも思ってしまいます。



どことなく甘みがあるチャーハンなのですが、この甘みはどこから来るのだろうと目を閉じてしっかり味わっていると、「オレ腹減っちゃったんだよ」と「酒量レベル5」に達したぽぱちゃんが、わっせわっせと残りのチャーハンを食べてくださいまして(苦笑)、その味の秘密を解明するには至りませんでした。また次回、だね。
またまた楽しいにこけんでした。しかし木曜日はとても「明るい人」との「コラボにこけん」が待ってます。いまからツッコミの準備をしておかないと(笑)。
いや、たまたまネットサーフィンをしていたら、「編集者のブログ一覧」なんてサイト(?)があって、そこに頼んでもいないのに、この私の「編集王子」もエントリーされているのを発見したわけです。
で、ほかの編集者のみなさん、それらしく「小泉元首相がうんたらかんたら」とか、「出版不況がどーしたこーした」なんてご立派なことを書かれているというのに、オレときたら「おいもさんフェスティバル」……。バカ丸出しじゃん(苦笑)。
ということで、タイトルだけでもなんとかしなくちゃと思い、こんなタイトルのものを書き、そのサイトに上書きされようと思っているのです。
さて、いまから「みにこけん」だーい。
やっぱりバカ丸出しだな。撃沈。

徳島のご実家から送られてきたというので、たぶんこの方々は、天下の「鳴門金時」さんとおっしゃるのではないかと思われます。そう、「天下の」鳴門金時さんです。
以前、鳴門金時の大学いもを食べたことがあったのですが、ほくほく、甘みたっぷりのさつまいもは、他の追随を許さない極上のお味。そりゃあもう感動しまくりでした。その再現ができるかと思うと、わくわく、どきどきです。

あく抜きをしたれんこんとさつまいもを、バター、砂糖、みりん、しょうゆでたたひたすら炒めるだけという、失敗のしようもないレシピ。さつまいもが柔らかくなるまでに結構時間がかかるのですが、根気よく根気よく炒めていくうちに、極上の一品ができあがりました。砂糖を控えめに作ったので、おかずにしても、お酒のおつまみにしてもイケるお味がグー、です。
もうちょっと長く炒めて、さつまいもをもっと柔らかくしたほうがよかったかなあとも思いましたが、これは次回の課題、かな。

「梅まつり」真っ最中のため、多くの見物人が訪れているのですが、みなさんちょっと拍子抜け、といった表情で蕾の梅を眺めています。まあ、来週末あたりになれば、もう少し咲いてくれるような気はしますが、「梅まつり」自体は3月1日までで終わってしまうようです。なんて間の悪いことでしょう。
それにしても、街を歩いているときに出合う梅の木は、どれもが現在満開に近づいているような感じなのですが、羽根木公園の梅はずいぶん「奥手」です。
「まるでオレみたい」とつぶやきながら(苦笑)、「咲かぬなら 食ってしまうぞ 梅の花」……あっ、そうだ。こないだテレビで紹介していた梅が丘の梅酒を買いにいこう、と、相変わらず情緒もなにもない私の2009年・春、です。

まあ、エビが大好きなのに、食べるとアレルギー症状で顔がパンパンに膨れてしまう、という友人がいるのですが、それよりはマシかもしれませんがね。
「春の歌 愛と希望より 前に響く
聞こえるか 遠い空に 映る君にも〜」
確実に春は近づき、生き物たちは新しい季節に向かう準備をしています。遅れちゃいけないと、スピッツの歌など聴きながら、私も前に突き進んでいこうと思います。
ソフトボールの上野選手は「アンパンマン」の大ファンなんだそうな。
……きっとオレのことも好きになるに違いない。
近頃のパチンコのCMはつまらない。「シティーハンター」のCMなんて、最悪。
というより、キン肉マンの「進化系ぱちんこ」って、誇大広告だと思う。
どういうわけか、街でティッシュ配っている人たち、オレにはティッシュをくださらない。どうして? イジメ?
鼻がつまって眠れない。で、空気清浄機を「花粉モード」にすると、うるさくって眠れない。
こないだ、東北沢でまた「青山さん?」って間違えられた。そんなに似ているのだろうか「青山さん」に。
やっぱり「相曽晴日」はカラオケになかった。それなのにどうして谷山浩子の、オレしか歌う人はいないだろうみたいな歌はたんまり入っているのだろうか。
「月影先生がなかなか紅天女を演じさせてくれないから、私、40になっちゃった」。エドさんのコントに共感した。
富士宮市で地震が多発している。でも「いよいよ来る」と思ってはいけない。そういう感情も「エネルギー」になるのだから。オレが止めてみせる!
最近「大食い美女」に遭遇しない。そうこうする間にオレが「大食い美男」になってしまったような気がする(「美」は抜かして読んでいただいて結構)。
すね毛も白髪になるんだね。
……では、おやすみなさい。
同じく一番搾りのCMに起用された松嶋菜々子ですが、ダンナはオヤジ御用達の「糖質ゼロ」なんていう発泡酒を飲むことを余儀なくされているというのに、自分だけ悠々とビールを召し上がっていても、心は全然痛まないのでしょうか。
どうでもいい話はこのくらいにして(といっても、ここから先も、ホントにどうでもいい話なのですが)。
くしゃみの発作に襲われて、「あーきょう外に出るのやめよっかなあ」と思いながら観ていたさんまの番組で、「ギャップのある男がモテる」みたいな話をしていたのでした。
例えば、全然そんな感じには見えないのに、実は料理上手だとか。
それほど力強くは見えないのに、すごい筋肉の持ち主だったとか。
なるほどねー。これは女性の魅力にもあてはまることだとは思うのですが、じゃあオレも結構ギャップがたくさんあると言われているし、モテなくてはいけないはずなんだよなあ、なんて思ってしまったのです。
例えば……。
ふだん「王子」と名乗っているので、紅顔の美少年風だと思われているが、実はどちらかといったら「王様」に近い(笑)。
自称「男性版イエローキャブ」を公言しているが(笑。ホンマかいな)、「脱いだらすごい」のではなく、「脱いだら意外と……」という感想を持たれがち(面と向かって言われたことはありませんが)。
いつもちょこまかと動き回っているので、とてもすばしっこく、運動神経がよさそうに思われがちだが、実は運動神経というものを持っていない。
食べ物についてうるさく語ったり、ブログでも「こんなん食べましたあ」なんて紹介ばかりしているので、とんでもなくグルメだと思われているが、実はインスタントコーヒーとレギュラーコーヒーの区別もつかない。
基本的に家でご飯を食べるので、とても料理上手だと思われているが、実は細かい作業ができないので、何を作っても「山賊料理」のようになってしまう。
黙っていると賢そうに見えるのだが、実は頭の中では、子犬が広い草原を駆け回っている図が繰り返し映し出されている。そして、口を開けるとすぐによだれが出てきてしまう。
と、これだけギャップだらけの私だというのに、どうしてそれほどモテないんでしょうか(苦笑)。
酒だ、酒だ!

というか、相変わらずいろいろなところに出没し、迷子ウォーキングを堪能している私なのですが、「後期高齢者」の仲間入りをした我がカメラが、ときどきストライキを起こし、まったく動かなくなってしまうときがあるのです。
それが不思議なことに、食いものを目の前にしたときだけはしゃきーんと、ビタミンCを飲んだあとの速水もこみちの如く、精悍な顔つきになってバシバシと働いてくれるのです。食い物の前だけなんて、これはいわゆる「ペットは飼い主に似る」と同じようなものなのでしょうか(苦笑)。
この日も、本当は目白台にある椿山荘あたりの坂(胸突坂)を探索しようと意気込んで出かけたのですが、やはりカメラが全然機能してくれず、夕刻になって、もう帰ろうと思ったときに、多分ダメだろうなあと思いながら撮ったこの坂の写真だけがかろうじて残り、こうして紹介しているわけなのです。
しかし、「三丁目坂」とは、なんとも風情のない名前ですねえ。なんでも、旧音羽三丁目から、西の方目白台に上る坂ということで三丁目坂と呼ばれたらしいのですが、近辺に気の利いた人が住んでいたら、もうちょっと洒落たネーミングで呼んでいたのではないかなどと思ってしまいました。
まあ、坂の名前などというものは、格好良いネーミングをみんなで命名するものではなく、坂上、坂下にあるものを由来として、人々から呼ばれ続けて定着していくものなのだとは思うのですがね。だから「芋洗坂」も「饂飩坂」もあるわけなのですね。
それよりも、このあたり一帯の「音羽」という地名の由来の方が気になり、調べてみたところ、1697年(元禄10年)に護国寺領となり町屋にしたが人が入らず、奥女中の音羽という人物にこの地が与えられたために、この名を町名としたのだそうです。
うーん、人が入らず、か。ウチの横にある賃貸マンションも、現在半分が空室という状態。壁が薄いとかいろいろ噂は聞いたことがありますが、いくら不況とはいえども、ここまで来るとねえ、人事ながら心配もしてしまいます。
音羽のようにいろいろ発想を変えていかないといけないんじゃないか……って人のこと言えたものではないのですがね(苦笑)。
そんな歌合戦、盛り上がるだろうかと心配する向きもありますが、……別にいいのです。盛り上がるとかどうとかではなくて、歌っていて自分が気持ちいいかどうか、それが一番大切なのですから。
どうせみなさん、人が歌っているのって、それほど真剣に聴いていなかったりするでしょ?(笑)
で、さっそく友人は「種ともこ」を歌ってみると宣言。じゃあ私は「下成佐登子」をエントリーしたのですが、コッキーポップで活躍した下成佐登子を、彼は知らなかったのです(お子ちゃまねえ)。
その後You tubeを見て彼女の存在を知ったとのことだったので、えーそんなのもYou tubeにはアップされているんだと、私もさっそく覗いてみたのですが、うーん、えーと。この人だっけかなあ、オレが思っていた人……と、どうも違うような気がして、すっかりボケてしまった頭をガンガンに振りながら思い出したところ、私が思っていたのは下成さんではなく、「相曽晴日」という人であることに気がついたのでした。
おじいちゃまねえ(笑)。
まあ、相曽晴日という人もポプコン出身の人なので、ちょっと下成さんとかぶってしまいがちではあるのですが、私は相曽晴日の「舞」というデビュー曲がとても好きで、深夜の「コッキーポップ」を、毎日楽しみに聴いていたものでした。
彼女のデビューは1982年。当時はアイドル全盛時だったからなのでしょうか、いい曲を次々に歌っていた印象があるもののあまり売れず、その後新曲は発売されず、谷山浩子姉貴のバックコーラスとして歌っている姿を見かけたことはあったのですが、現在なにをしているのかなあと思いつつ、まあ、はかなく消えていくものこそ、美しいのだよなあと、あえてその後は追わないようにしておこう、なんて思ったりもしています。
覚えていらっしゃいますでしょうか、この歌(シロウトさんには無理だろうな)。
「もう忘れていいですか 粉雪が舞い踊る〜」の、か弱く、囁くようなフレーズが、当時20歳の私の心にずしんずしん響いてきたものでした。
当時どういう心境だったのか、自分はなにを忘れたかったのか、そういうことを言われたのか、それはすでに忘れてしまっていたりするのですがね(苦笑)。
ああ、忘れたくなくても忘れてしまう私……。しかし、悲しい記憶の数ばかり、もう許容量を越えてしまったのなら、忘れるほかしかないじゃありませんか〜ってみゆきかよ!
と、またまたどっぷり昭和に漬かってしまった私ですが、結局、この歌がカラオケになければ、元も子もない話なのですがね(苦笑)。

で、友人から「たまには渋谷で飲んでみよう」という提案があり、だったら渋谷の大衆酒場を探索してみようと訪れたのが、マークシティ横にある、24時間営業の(!)居酒屋「山家」だったのでした。
渋谷の大衆酒場街は、このあたりと「のんべい横丁」というエリアがあるのですが、どうも「のんべい〜」というところは、お値段はあまり安くないらしく、こちらを選択。さて、どんな煮込みを食べさせてくれるでしょうか。

まあ、我々も十分昭和チックなので(笑)、全然違和感なくその中に溶け込むことができましたが。

味はさっぱり系。クセがなく、誰でもおいしく食べられる煮込みです。個人的には、もうちょっとくたくたに煮込んで、柔らかくした方が好みかな。




ここの焼き鳥は味がしっかりしていて、お酒がどんどん進むようになっています。とてもグーでした。しかしニラ玉はちょっと火が通り過ぎ。残念。
結構食べて、お酒も飲んだのですが、お会計は二人で4500円ほど。うーん、いいですねー。やっぱり大衆酒場は最高です。
このお店、24時間営業とのことなのですが、朝9時くらいに行ったらどのような客層なのだろうと興味津々です。今度はその時間帯に行って、ご隠居さんあるいは世捨人のような気分で酒を飲むのもいいのでは、と思っているところです。