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カテゴリ:音楽( 122 )

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没後10年ということで、昨年に発売されていたのに気がつかず、1年経ってやっと知りAmazonで購入。久しぶりに、阿久悠作品の素晴らしさに触れる夏を過ごしております。

亡くなって10年にもなるので、さすがに新しい情報は出てこないとは思いましたが、「東京人」だけあって、阿久悠と東京という斬新なテーマで、彼の作品を再び味わうことができました。
ああ、それこそ亡くなってすぐの頃、やっつけで作ったとしか思えない、間違いだらけの特集記事、ありましたねえ、大人のTokyoなんとかという雑誌。
あの雑誌、まだあるんかいな。

まあ、それはさておいて。

が……。

しかし、そこから出てきた答えは、「阿久悠は東京を愛していなかった、あるいは安住の地としていなかった」のではないか、ということでした。

この方が遺した歌詞の全てを知っているわけではないので鼻高々で言えるものではないのですが、それでも数多い代表曲の中でも、東京をテーマにした曲って、ほとんどなかったのではないでしょうか。

都会を生きる男と女、というテーマの曲はたくさんあったと思います。しかし、「ジョニィへの伝言」にしても「勝手にしやがれ」にしても、はっきりと東京を象徴するような言葉は出てこなかったような気がします。
まあ、阿久先生が歌の中で伝えたかったものは「時代」であったり「人生模様」であったり「新しい男と女の恋物語」だったりすると思うので、そこには別に高層ビルだの東京タワーだの築地市場(笑)だのは必要なかったのかもしれませんが。
都会に行った彼氏を待つ女性が、変わっていってしまう彼を思ってハンカチを握りしめる、なんて歌がお得意だった(?)松本隆先生との大きな違いなのかもしれません。

淡路島で生まれ、夢を持って東京に出てきたものの、家庭を持ってからは東京ではない地に住まいを持った阿久先生にとって、東京はそれほど魅力的な街ではなかったのかもしれません。

というよりも、若い頃は夢だらけだったはずの東京が、年齢を重ねていくうちにそのメッキが剥がれ、ハリボテのような建物や、作り笑いしかできなくなった人々を見ていくうちに、その憧れがすっかり消えてしまって、作品にも登場しなくなった、かもしれません。

そして、東京という街がそれほど特別なところではない、ということも分かってしまったのかなあ、なんてことも、ふと思いました。

昔と比べて、東京に出るということはカジュアルに、特別なことではなくなりました。
東京は巨大な宇宙船だ
でも、乗るには免許証がいる
これは阿久先生が書かれた一文ですが、そういう緊張感を持って過ごすべき場所が、ただ便利なだけの場所に成り下がり、歌にする価値も見出せなくなったのかなあ、なんて思ってしまいました。
まあ、真っ当に生きてきたらそう思うのは普通、なのかもしれませんがね。

とか言いながらも、どんなに殺伐としていても、どんなに夢がなくなってしまったとしても、私は東京という街は好きです。
気をつけて歩けば、歴史の片鱗を見せてくれる場所があり、隣にどんな人が住んでいるのかも分からない没交渉なスタンスも、私にとっては心地よいです。
一人居酒屋で、こんなどうでもいい文章を書いていても、誰からも何にも言われないしね(笑)、最高です。

それにそれに、坂道が多いのも私は大好きです、東京。

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by yochy-1962 | 2018-07-28 17:00 | 音楽 | Trackback | Comments(2)
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昨今はヘッドホン(あるいはイヤホン)の性能がよくなったのか、電車内における「シャカシャカシャカシャカ」というウォークマン(あっ、今はiPodか)の音漏れがだいぶ減ったように感じます。

昔はホント、微妙な感じで聞こえてくるヘッドホンの音漏れにだいぶ迷惑したものでした。
どういうわけか、電車内の会話に対してはあまり気にならないのに(いや、そうとうな大声だったり、話の内容がそうとうグロかったりエロかったりするのは気になりますがね。あと、他人の悪口みたいな話は、誰のことを言っているのか分からなくても、思わず耳がダンボになってしまい、気持ちが疲れます。ああ、どこの会社も一緒だなあって)、ヘッドホンの音漏れとか、携帯電話の着信音とか話し声には、どうしてイラっとするんでしょうかね。

多分、ですが、電車の中という公共の場で、他人の聞く音楽や、プライベート情報など、知りたくないのに否応なく入ってくるという苛立ちと、普通の感覚を持ち合わせているのなら、そういった個人情報を、不特定多数の方に詳らかにするのは躊躇するだろう、それなのにこいつは……という、世代間感覚の違いなのか育ちの違いなのか、とにかく相容れない振る舞いに対してイラっとしているのかもしれませんが。

まあ、ヘッドホンをしている側から言わせると、いま自分が聞いている音楽が、どのくらい外に漏れているなんてことは分からないものでしょうがね。
だから、他人のことは言えませんし、私も、音楽など聞きながらウォーキングしていると、背後から近寄る自動車にも気がつかず(昨今の自動車は音も静かで、特に気がつかないものです)、うっかりするとお尻にチョンチョンと、自動車さんから注意を促されてしまうこともありますしね。
結局、家から一歩外を出たら、もうそこは「配慮」を重んじなければならない場。我々日本人は特に、迷惑を顧みず、どれだけ自己主張をするかに命をかける隣国の人々とは違いますし、その慎ましさがこの国の「美しさ」のひとつなのですから、気をつけなくてはならないのですね。

で、ウォークマンのヘッドホンにまつわる、思い出話を二席。

昭和の頃の話で恐縮ですが、とあるエレベーターの中で若い女性と二人きりになった時のこと。
まあ、美人と言っても差し支えがないその彼女は、まだカセットテープ式のウォークマンで音楽を聞いていらっしゃるご様子でした。
まあ別にそれはいいのですが、エレベーターという密室の中、どうしてもウォークマンの音漏れがこちらに伝わってきてしまいます。
で、なんとなく耳をそばだててしまったのですが……。

チャチャーンチャチャ、チャーチャ
ポポポポポポポ!
チャチャーンチャチャ、チャーチャ
ポポポポポポポ!

という音が漏れてきて、なんとその女性、ウォークマンで「浪花節だよ人生は」を聞いていたのでした。
OL然としたその佇まいと、浪花節がどうしても結びつかなくて、まだまだオレは人生経験が足りないのだと思った次第でした(笑)。

まあ、自分にもそんな失敗(?)はあります。
これまたずっと以前のことですが、iPodで音楽など聞いていたところ、乗っていた電車が急に、ものすごい満員状態になってしまったことがありました。
音量を下げるなんて行為もできないくらいぎゅうぎゅうで、隣の人とも頰と頰がくっつきそうな混雑ぶり。そのとき、ヘッドホンから流れる曲が淳子の「花物語」になってしまい(ああ、知らない方のために説明すると、この花は私です〜やっと綺麗に咲いたのです〜というセリフで始まる、乙女チック全開の一曲)、ああ、どうか音漏れしていませんようにと必死で願ったものでした。

昨今は、電車に乗っている時まで聴きたい曲はなく、鉄道会社さんの努力によって、殺人的なラッシュの電車もなくなって(ああ、自分の知らない路線におけるラッシュについては存じないのですがね。タワーマンションが次々に建っている溝の口あたりは、急激な人口増加に電車及び駅のホームが追いつかず、朝のラッシュ時はとんでもない混雑ぶりだとテレビで見ましたが)、ヘッドホンの音漏れに関するイラッ、という案件はすっかりなくなり、いい時代になったもんだと思います。

しかしその代わり、電車内のリュック問題については、昨今その啓蒙運動が薄れて来たのか、あまり気を遣わない若者が増えてしまったなあと、正直思います。

特にOL風の女子が、肩に引っ掛けるカバンを、満員電車にもかかわらず下げずに己の体にくっつけてくるのにはイラッとします。
結構硬いカバンで、痛いんですよね。これが男女逆転だったら、「痛いわよ! 何よアンタ!痴漢でしょ!」なんて大騒ぎするんだろうな、なんて思いながら、まあちょっとの時間だから我慢しよう、と耐えている私です。

……なんて文章を、いま、とある居酒屋で、YouTubeで滝沢カレンの面白トーク集を見ながら書いている私。
この行為を、後ろから覗かれないことを祈りつつ(^ ^)。

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by yochy-1962 | 2018-05-20 18:00 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
名実共に「ヒデキの弟」である私としては(はい、私の実の兄が「秀樹」という名前なんです。歳も西城秀樹さんと一緒。まあヤツは真性のバカ、ですがね、苦笑)、西城秀樹さんの訃報に関しては、何かしらコメントを残さないとマスコミが黙っていないと思い、ここに記そうと思い立ったのであります。
お前は誰だ、って話ですが。

とにかく、20年近くに及ぶ病との闘い、本当にお疲れ様でした。
ヒデキは、アイドルと野生、アイドルとセクシーという、それまで成し得なかった融合を見事成功させ、その先駆者となったアーティストだったと思います。
そして、こういう言い方はいかがかとは思いますが、脳梗塞という病気を身近に感じさせ、自分の体に問いかけるきっかけとなった初めての人、だとも思うのです。
ああ、これは近しい人にそのような病気になった人がいない、我々アラ還世代の者にとっては、という話ではありますが。
あの、健康そのものというイメージだったヒデキが病気に!なんて思いましたもんね。自分も気をつけなくちゃ、って思いましたもんね。

ヒデキについて、マイクパフォーマンスやら海外の曲をカバーした先駆け、と書かれた記事もありましたが、それらはプレスリーだったりロカビリー時代にすでにあったのではないでしょうか。ヒデキの新しさはそこではなく、アイドルとしての新しさ、その佇まいの新しさなのではないかと私は思います。

そして、私の独断ですが、数えきれないヒデキのヒット曲において、作品の充実度という意味において一番輝いていた時期は、「ローラ」以降「ヤングマン」以前、なのではないかと思うのです。

「激しい恋」「ちぎれた愛」「傷だらけのローラ」に代表される、パワフルでセクシーな、新しいアイドル像を演出してくれたヒデキですが、次のステージに立つための、いわば模索の時期と評価されがちな(実際は模索でも何でもなく、アイドルとして一番充実していた時期ではありますが)1975年から1978年。私は、この時期のヒデキのヒット曲が一番の名曲揃いだと思っています。
「ヤングマン」はヒデキにしか歌えない、ヒデキの代表曲といって何の異論もないのですが、これだけのビッグヒットを生んでしまったがために、それからの楽曲にプレッシャーやら迷いが出てしまったのかな、なんて思ってしまいます。
もたろん、ヤングマン以降は新旧アイドル交代の時期にかかってしまったという理由もあるのかもしれませんがね。

ということで、ここに、私が思う「ヒデキ黄金期」のヒット曲から、勝手にベスト3を紹介したいと思います。

第3位「ブルースカイブルー」
阿久悠先生が描くヒデキは、フェロモン全開の初期のヒデキとは打って変わって、報われない恋に悩む、人間的というか、よりリアルな青年像を多く見せていたような気がします。
そういうシリーズの中でも、この曲は秀逸だと思います。スケールも大きく、ヒデキにぴったりな曲と言えましょう。

第2位「ブーメランストリート」
男性アイドルの曲で、女性のことを「あなた」と形容するのはヒデキが先駆者なのかな、なんて思ったのですが、考えてみたらジュリーをはじめ、ヒロミゴーは同じ時期に「あなたがいたから僕がいた」と歌い、ゴロー野口は「あなたと揃いのモーニングカップは〜」と歌っていましたから、この時代の男性アイドルから、ということなのでしょうか。
この時代、淳子ちゃん百恵ちゃん、ピンクちゃんなど、女性アイドルがどんとん開放的に、はっちゃけた歌を歌うようになったのと対照的な感じすらします。
男は優しく、女は強く。歌謡曲が時代を反映する、あるいはリードする時代だったんだなあと思います。
でもしかし、やっぱり阿久悠先生は絡んでいるのですね〜。流石です。

第1位「ボタンを外せ」
今回、改めてヒデキの歌を聴き直して、ああかっこよかったなあと一番思ったのがこの曲でした。
音楽的にもかっこいいですが、セクシーで、パワフルで、ヒデキにしか歌えない名曲。
これまで、新御三家をカラオケで歌おうとすると、どうしてもヒロミゴー、初期のゴロー野口に偏りがちだった私ですが、これからのレパートリーに入れさせていただこうと思った次第です。

それにしても、我々世代が一番熱中して見ていた時代のアイドルの訃報は、特に悲しい気持ちになるものです。個人的には、キャンディーズのスーちゃん以来です。

西城秀樹さん、安らかに。
ありがとうございました。


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by yochy-1962 | 2018-05-19 01:00 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
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今年のクリスマスはちょいとオシャレに、渋谷オーチャードホールで行われた「来生たかおコンサート」に参戦してまいりました。

アーティストというよりは、ソングライターとしての活躍が有名な来生氏ですが、他歌手に提供した曲をセルフカバーしたりすると、そのオリジナル曲よりもずっと素晴らしく歌ってしまうという、「歌手殺し」あるいは「逆泥棒歌手」としても有名です(ウソ)。
もちろん大橋純子「シルエットロマンス」、中森明菜「セカンドラブ」、薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃(夢の途中)」など、オリジナルも素晴らしいものはたくさんありますがね。

しかも、私はときどきこのブログでも大騒ぎしていますが、この方、齢を重ねるごとにその声の質は甘みを増し、より深く、ビロードのような高級感。素晴らしいことこの上なし、なのです。
これは、歳を取るとどうしても声が低くなってしまう女性歌手には到底真似のできないことで、今年で67歳とご本人はおっしゃっていましたが、まだまだまだ。あと10年くらいは、健康でありさえすれば、その歌声をステージで堪能させていただけるのでは思った次第です。
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それと、来生氏の一番の魅力は、そのメロディーラインの美しさ。
けっして奇をてらうわけではなく、スタンダードでありながら、それでいて綺麗な、心洗われるようなメロディー。
私の個人的な見解ですが、この方と玉置浩二氏、三木たかし氏が、美しいメロディー界(そんなものがあるのか)における代表的作曲家なのではないかと思います。
まあ、三木さんはともかく(亡くなったわけですし)、玉置さんに関しては、曲とか声とかの前に、その佇まいにうろたえて、ライブとかに足を運ぼうとかは思わないのですがね(苦笑)。

しかし、仕方ないことではありますが、曲調、アレンジ、客層(まあ、我々も御多分に漏れずですがね)、すべてにおいて昭和、あるいは80年代を感じずにはいられませんでした。
まあそれは残念なことではなく、かえって望んでいた空間だったりするのですがね。
来生氏曰く、「いま、レコードが売れなくなったのは、ネット配信などの影響もあるけれど、メロディーラインのパターンが出尽くされて、もう新しいものが出なくなっているからなのではないか」
確かにそうかもしれませんね。自分がそうだから言っているわけではありませんが、やはり、昭和(それも後期)の音楽こそが、最後の「新しい」音楽だったのかもしれません。
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それでも、来生氏が歌っている歌の、詞の内容を噛みしめるように聴いていて、はて、もうすっかり現役から遠ざかった自分は(情けない)、どのへんのスタンスでこれらの歌を聴けばいいのかと、しばらく悩んだりもしました。

でもそれは、さくらももこさんとのコラボで生まれた新しい曲(CD買ってしもうた)を聴きながら、そしてアンコールでの「夢の途中」を聴きながら、思いました。

あの頃(どの頃なのかは自分でもよく分からないんですけれど)、よく遊んだ友達、そして大好きだった君。
今でもお元気ですか?
そして、これからもずっとお元気でいてください。
そして、たまに昔を思い出すことがあったら、ついでにでも、僕のことを思い出してくださいね。

僕は元気です。
いろいろ大変なことはあるけれど、
それでも、きょうは元気です。
一日一日、噛み締めながら、足を踏みしめながら、元気で生きています。

こんなことを思いながら、美しいメロディーに心を預けておりました。
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さて、そんなことを思いながらも、コンサート後の宴会も楽しみであります。
ここは同行の友人が馴染みにしている、渋谷区神泉にある「二代目葵」という、ちょいと良さげな居酒屋さんです。

雰囲気よく、ひとつひとつの料理も素晴らしく、クリスマスに相応しい、とてもいいお店でありました。
普段行く大衆酒場3回分、といったお値段ではありましたがね(^_^)。まあワイン3本も飲めばそのくらいにはなりますかね(^_^)。
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で、「神泉といったら東電OL事件じゃん? あれってどこなの?」
「ああ、ここですよ」
なんと、お店の目の前だったのでした。

……メリークリスマス!

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by yochy-1962 | 2017-12-27 19:38 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
なんでも昨今、若者の間で「昭和歌謡」がブーム、なんだそうです。

70年代後半の歌謡曲など、今聴いても全然色褪せてない、そして、昔は感じられなかった歌詞の「深み」など、今頃になってしみじみ心に沁みたりするのですから、日本人である限り、年齢を超えてその良さは分かる、ってものでしょう。

いや、というより、昨今のJ-POPの歌詞が、あんまりにも不甲斐なく、「半径1メートル」の中の出来事しか描いておらず、さすがにつまらないと青少年達は気がついたのではないでしょうか。

まあ、この間、昭和歌謡が流れる大衆酒場にひとり佇んでいたところ、流れる山本達彦の歌声を「これ、稲垣潤一だよ」と言い張っていた若者がいたりしましたからね、君達もまだまだだねと訳のわからない余裕の笑みをたたえながら、このブームとやらをお高いところから眺めている私なのであります。

「作詞と作曲、それぞれが分業制で、それぞれのプロが書くべきだ」
先日紫綬褒章を受章し、調子に乗っちゃってる、もとい、「いま旬」の作詞家、松本隆先生がいろいろなメディアに登場しておっしゃっている言葉です。
確かにそうです。今のアーティストが、「しみじみ呑めば」「ぽつぽつ呑めば」とか、「プピルピププピル」、「男のワイシャツ着てくるりと回って髪の毛かきあげてる私は18」(笑)みたいな、はっきりはよくわからないけど、なんとなくそのシチュエーションはわかるような歌詞を書くことができるでしょうか。

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で、こちらの本です。
昭和歌謡を彩ってきた作詞家といったら、この2人の他にも、なかにし礼、千家和也、阿木耀子など錚々たる方々がいらっしゃいますが、作詞した数、レコードの売り上げ、そして何と言っても、時代を映す鏡としての、または時代を変えていこうとする鼻息の荒さを持った作詞家となると、やはりこのお二方なのかなあという気がします。

この本は、歌謡曲が華やかだった昭和40年代から、阿久悠、松本隆がどのようにして世の中に出てきたのか、どんな曲を作って、それがどのくらいの売れ行きだったのか、その頃の世相はどんな感じで、歌謡曲はどんな役割を果たしていたのかなど、客観的な数字を示しつつ紹介していて、それはそれは有意義な、とても楽しい一冊ではありました。

昭和歌謡マニアから言わせて貰えば、かなり語り尽くされたことも鼻高々で書かれていてちょっと苦笑、でしたが、まあ、私の昭和歌謡情報は、淳子、百恵、宏美、裕美、ピンクあたりが中心のものだったりするので、五木ひろしとか都はるみとか、いまいち詳しくないアーティストのリアルなレコード売り上げなども知ることができ、昭和歌謡に対してちょっとだけ視野が広がったような気がします。

楽しい本でした。
ここのところ仕事以外で活字を追うのはヤホーニュースか週刊文春、というやさぐれた私にとって、久しぶりに夜を徹して熱中した本に出会えたような気がします。

で、やっぱり思うのは、淳子さん、復帰してください、ということです。
舞台ならなんとかなるんじゃないでしょうか?
大◯し◯ぶ独壇場の、汚らしい(失敬)舞台事情に、一石を投じていただきたい、ただそれだけなのであります。
って、お題とはかなり外れてしまいましたね、失敬失敬これまた失敬。


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by yochy-1962 | 2017-11-22 11:23 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
先日、友人がカラオケで「ウイスキーがお好きでしょ」を、上手に、かっちょよく歌ってくださったのでした。

ジャジーで、雰囲気がよくて、酒場によく似合う歌。難しそうですがわりとすんなり歌えて、どんな人でも上手に聴こえるおトクな歌と言えましょう(なんて失敬な)。

いえいえ、この歌は鼻を垂らしたガキンチョには似合いません。
ある程度年齢を重ねて熟成を繰り返し、いや通り越し、枯れれば枯れるほど、情感たっぷりに、見事に歌い上げることができる、ってものなのです(やっぱり失敬です)。

それにしてもこの歌、いろんな方がカバーして、いまやスタンダード曲として誰もが知っている歌となりました。
そこで今日はこの歌の聴き比べ。さて、どの方の歌いっぷりがお好き、でしょうか。
まずは本家、SAYURI(ここは横文字でいきたいね)の歌唱です。
さすがオリジナル、艶やかで、ゆったりと、安心して耳を傾けることができますね。
銀座あたりの、ヒヒオヤジ、もといシャチョーさんが通う高級クラブで、「ママ、いつもの歌ってよ〜いつもの」「ええ?いいんですか?じゃあ一曲」とかいうやり取りでさりげなく歌う図が目に浮かびます。


次はオリジナルラブの田島さんが歌う「ウイスキー〜」。
大人の男の色気がムンムンといった歌唱。最初、あれ?憂歌団とも思わせる枯れっぷりも魅力的です。
60年代あたりのロックが流れるライブハウスで、ちょいと一息、といった感じで歌っている図が目に浮かびます。

次は竹内まりやさんの「ウイスキー〜」。
優等生的な歌い方ですが、もともと伊東ゆかり的な深い声の持ち主ですから、こういう歌もさらりとこなせるってものでしょう。
老若男女が集まる地元のバーで、こんな歌唱を披露するママがいたら、きっと繁盛するだろうな、って感じです。
調子乗って「じゃ、つぎはシングルアゲイン」とかどんどん歌い続けて、挙げ句の果てに嫌われないことを祈ります(^_^)。

あと、有名どころではゴスペラーズなんかもこの歌を歌っていますが、残念ながらYouTubeにはエントリーされておりませんでした。
渋谷のおしゃれなカフェバーあたりで聴きたい歌唱、て感じですかね。
カフェバーってのが今でもあるのかどうかは知りませんが(^_^)。

こんな方も「ウイスキー」を歌っておりました。
いつの頃の映像なのか、ちょっと不明ですが、始めたばかりのバーの新人ママが、ちょっと緊張気味に歌ってみました、って感じで素敵です(^_^)。

🎵あなたは忘れたでしょ 愛し合ったことも〜

愛した数と別れた数が違う〜(トーキョー・バビロン。由紀さおり先生の名曲)と同じくらい、心に沁みます(^_^)。

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by yochy-1962 | 2017-09-26 21:00 | 音楽 | Trackback | Comments(2)
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先月は久しぶりの桜田淳子ライブ(正確にはゲスト、なんですけど)、そしてゴールデンウィーク最終日の7日は、ポプコン出身アーティストらによるコンサート、僕らのポプコンエイジと、「ああ、昔はよかった」月間が続いています。

って、ポプコンコンサートに登場したみなさんは今でもバリバリの現役ですし、淳子ちゃんも本格的復帰を模索しているという噂ですから、「昔の人」と括ってしまうことは大変失礼な話ではあるのですがね。

すっかり歳をとって、新しいものを果敢に取り入れようとする気力がなくなり、……いや、何かいいものはないかと、ぼんやりしながらも探してみてはいるのですが、アナログ化したマイアンテナではそれにひっかかるアイテムは見つからず、結局、ああ昔はよかったと懐かしみながら現代を生きるという、ちょっと情けない毎日を過ごしているわけなのであります。

まあ、昔でも今でも、にこやかに過ごす時間を持っている、記憶しているということは、幸せな人生だとは思うのですがね。
いや、思うようにしましょう。

今回のポプコンエイジは、昨年に引き続いてのアーティストのほか、八神純子、世良公則、庄野真代という、大ヒット曲を持つ「ザ・ベストテン」アーティストも満を持して参加。
みなさん現在でも第一線で活躍されているだけあって、当時と同じ、あるいは当時とは全く趣を変えたパフォーマンスで我々を楽しませてくれました。

「みずいろの雨」を、当時と同じパワフルなハイトーンボイスで聴かせてくれた八神純子さん。彼女の年齢はおぼろげながらに知ってはいますが、それにしてもこの声は奇跡です。これこそ鍛錬の賜物。どんなにドヤ顔で歌われても、もう納得するしかありません(笑。まあ、最後の全員登場の場面で、彼女が出てこなかったのはどういうことだろうと、その後の飲み会ではいろんな推測で盛り上がりましたが)。

庄野真代さんは名曲「飛んでイスタンブール」を披露。そしてポプコン時代のいろいろな苦労話、音楽への熱き思いを語って下さいました。
それにしても飛んでイスタンブール、当時はあまりピンと来なかったのですが、いま聴くと、その奥深い内容の詩にドキリとさせられます。
まあ、当時はまだ高校1年だったもんなあ、韻を踏んだ詩とか、この恋愛のシチュエーションなど理解できなかったのも仕方ないでしょう。

で、圧巻は世良公則さん。
ピアノとバイオリンをしたがえて、ギターで歌うアコースティックバージョンの「あんたのバラード」。
渋くて、パワフルで、ジャジーでカッコよく、素晴らしいことこの上もなし、でした。
当時はアイドル的存在のツイストでしたが、現在は男性ファンが多いのか、太い声の声援が飛び交っていたのもうなずけます。
「やっと最近になって、この歌に似合う年齢になった気がする(やっとこの歌のホントの意味が分かった、だったかな)」とかおっしゃっていましたが、まあ、当時22、3歳でしたもんね〜酔いどれ男と〜泣き虫女〜は、流石に背伸びし過ぎてましたかね(^_^)。

今回も小坂明子さんの「あなた」を聴いて、かつての、そして現在の、自分の「夢」を再認識する時間を持ち、CHAGEさんの「ひとり咲き」を感慨深い思いで聴き(多くの女性ファンはハンカチで涙を拭っているようでした)、気力十分。エネルギー満タンになりました。
しばらくはニコニコして、頑張れそうです。

来年もぜひ行きたいと思います。
そろそろ大橋純子さん、あみん、中島みゆきさんの登場もお待ちしていますよ!



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by yochy-1962 | 2017-05-08 12:49 | 音楽 | Trackback | Comments(4)
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「時の流れ」というものに必死で抗ってみても、それは所詮無理な話であって、どんなに頑張って新しい流れを作ってみても、結局、最終的には大河に押し戻され、海に還っていくのが、自分を含めたほとんどの方の「人生」というものなのかもしれません。

 少年少女の頃の夢や憧れを大切にし、ずっと心に持ち続けることは素敵なことだと思いますが、だからと言ってなにもせずにただそれに固執し続けるのは、そういう方は、申し訳ないのですが痛々しい、あるいはホントに真剣に夢に対峙していないのでは、などと思ってしまいます。

 そう、夢は進化するもの。夢に向かって真剣に歩いていたのなら、きっとその夢は、上を向いたり後ろを振り返ったり、転んだり雨に打たれたりしていくうちに少しずつ姿を変え、新しい夢へと導いてくれるはずなのです。
 それが「夢の進化」だと思うのです。決して堕落ではありません。だから、大河に押し戻される人生も、きっと幸せな、実り豊かな人生。そう思って残りの時間を過ごしていこうと思うのです。

 少女の淡い、儚い夢を歌った、昭和を代表するヒット曲の「あなた」。「僕らのポプコンエイジコンサート」で、還暦前の小坂明子さんが登場し、この歌をピアノの弾き語りで披露してくださいました。
 あの、透き通るような美しい少女の熱唱はさすがに望めませんでしたが、ちょっと力を抜いたような、しみじみとした感じで歌う姿に、いろいろな思いが押し寄せてきました。
 まるで、昔見ていて、いまはくちゃくちゃになってどこに行ったのかも分からなくなった自分の夢を久しぶりに見つけ、懐かしい思いで手に取っているかのようでした。多くの観客も、自分が大切にしていた夢とだぶらせ、さまざまな思いを持って時間を共有しているかのようでした。とても素晴らしかったです。
 私ももちろん同じ。そして、そういう心持ちでいられることを幸せに感じるべきだと、つくづく思ったのでした。

 この曲を歌った小坂明子さんにとって、歌の中に出てくる少女のどのくらいが自分自身なのかは知りませんが、その後の小坂さんの夢はいかがだったのでしょうか。
「あなた」を超える曲を作りたい、と思いながら歌い続けてきたのだが、なかなかそれは実現できなかった、とご本人はおっしゃいました。
 その後の作曲家としての活躍は有名ですが、数年前に、インストゥルメンタルのアルバムを発表したところ、それがヨーロッパの国のiTunesチャート、イージーリスリング部門で1位になったのだとか。
「でも、その中でも一番売れたのは『あなた』だったの」
 そんなエピソードを聞かせてくれましたが、それだけ「あなた」は偉大なる曲なのでしょう。
 もしかしたら、小坂さんにとっては、これ以上のものを作らなくてはというプレッシャーが常に付きまとう曲になってしまったのかもしれません。しかし、いまこうして、還暦前になってこの歌を情感たっぷりに歌う彼女はとても素敵だと思いました。

 それにしても、今回登場した谷山浩子さんも、渡辺真知子さんも、揃って今年還暦。ああ、時の流れよ、て感じです。しかしそれは私も同じ。すでにカウントダウンが始まっています(苦笑)。まあ、とにかく健康で迎えられることが目標ですね、飲み過ぎ厳禁。

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by yochy-1962 | 2016-05-22 12:24 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
c0135618_2063910.jpg 中島みゆき、世良公則&ツイスト、チャゲ&飛鳥、あみん、八神純子……と聞いて、「ああ、ポプコン出身?」とすぐに答えられる方は、たぶんアラフィフ世代でしょう。同世代の方々、お元気でいらっしゃいますでしょうか。
 そんなアラフィフが、身悶えて喜ぶであろうコンサートに行ってまいりました。
 そう、東京、府中市で行われた「僕らのポプコンエイジ」というコンサートです。

 昭和時代、ヤマハ主催で毎年行われてきたポプコン、すなわちポピュラーソングコンテストからは、先に挙げたビッグアーティストから、ちょっと「しょっぱい」物件(笑)まで、じつにたくさんのアーティストが輩出されました。
 そして毎晩、深夜のラジオでは「こんばんは、大石吾朗です」という声とともに始まる「コッキーポップ」がオンエア。テスト勉強の傍ら、というより、この番組と、その次の「オールナイトニッポン」を聞くために、机の前で勉強する「ふり」をしていたのが、我々世代のほとんど、といっても過言ではないかと思います。

 この日は相曽晴日、下成佐登子、三浦和人(元・雅夢)、元ふきのとう、元NSPで結成されたスリーハンサムズ、そして渡辺真知子、石川優子、そしてそして、あのChageが登場。当時の代表曲を中心に、いまでも素敵な歌声を聞かせてくれました。
「コーヒーハウスにて」という曲、というより「♪あなたの好きな優しさなんて〜」というフレーズを聞かせたら、多分、「ああその歌知ってる」と言われる方が多いであろう、相曽晴日さんはいまでも現役で歌っているそうで、綺麗な歌声は健在で嬉しくなりました。
「秋の一日」という曲を、お嬢様っぽく上品に歌っていた下成佐登子さんは、家庭に入られていましたが最近少しずつステージに立つようになったのだとか。少々あがり気味でハラハラしましたが、清純なイメージはあいかわらず。ああ、幸せな人生を送っているんだろうなあと、こちらも嬉しくなりました。
 渡辺真知子さんについては何も言うことはなし。相変わらずのパワフルな歌声、圧倒的な存在感はさすがでした。
 っていうよりこの人、「迷い道」でデビューしたときはすでにヤマハから卒業していたので、今回のライブでは一連のヒット曲は歌わないかな、と思っていましたが、いきなり「ハーバーライトが〜」と歌い出し、会場もオオーッと歓声が沸き起こりました。
 Chageさんは諸般の事情でソロで登場。んー、もうネタにしてもいい頃かと思いますが、一切何もございませんの体で、かえって緊張してしまいました。
 でも、バックバンドの方や元・雅夢の三浦さんのお手伝いもあり、チャゲアスの初期の名曲を披露。さすがに芸達者な方、楽しいステージパフォーマンスを見せてくれました。
 そしてそして石川優子さん。20数年ぶりの復帰で、この方目当てのお客さんが一番多かったのではないでしょうか。我々は二階席から見ていたのですが、Chageさんとのデュエット曲「ふたりの愛ランド」を歌ったときに、総立ちになった男性ファンの多くの頭頂部が「日の丸状態」だったのはちょっと苦笑、でした。

 一曲一曲を噛みしめるように聴いていると、あっという間に甘く、切なく、幼気な自分の青春時代にタイムスリップすることができて、本当にリフレッシュしたような気持ちになりました。
 あの頃経験したことや、感じたこと全てが、現在の自分を形成している大切な要素であることは間違いありません。それを懐かしく、しみじみとした思いで振り返ることができているということは、結構私は幸せなのかなあと思ったりしています。
c0135618_207375.jpg じつは私、最終日の埼玉公演にも伺うのですが、その回は谷山浩子嬢(写真は奇跡の一枚。なんて失礼な)、小坂明子関(なんて失礼な)も登場。楽しみです。
「そして私は 坊やを編むのよ〜」(怖っ)。

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by yochy-1962 | 2016-05-01 20:14 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
c0135618_23123617.jpg アース・ウインド&ファイアーというと、40代前半以下の人は「セプテンバー」「宇宙のファンタジー」、それに「レッツ・グルーヴ」ぐらいしか知らないのが、とても残念な気がします。
 そこで、私こと小林“ヨッチー”克也あるいはヨッチー・バラカンが、「これだけは知っておきたいEW&F」と銘打って、あふれんばかりの名曲のごく一部をここに紹介したいと思います。誰からもお願いされていませんが。
 
 アースの全米No.1ヒットとなったのは「Shining Star」という曲ですが、同じ時期の曲ならば、私はこちら、「ゲッタウェイ」のほうが好きです。CMや「タモリ倶楽部」の空耳アワーでもお馴染みなので、結構ご存知な方も多いかと思います。
 ファンキーでダイナミック。途中訪れるシンセサイザーの早回し(? 当時シンセなんてあったのかな)が「絶頂」へと誘ってくれます。

 次は、アルバム「太陽神」の中から、「宇宙のファンタジー」と同じくらい好きな「Jupiter」という曲です。
 ブラスセクション「フェニックス・ホーン」が大暴れするこの曲。ブラスバンド小僧なら好きにならずにいられない、コピーしたくてもそうそう出来るものではない高度な一曲です。

 こちらは、結構有名な一曲、「After The Love Has Gone」です。アルバム「創世紀」の中に入っています。
 アースのバラードの中でも名曲中の名曲ですが、当時は「After The Love Is Gone」というタイトルでした。
 しかしいつの間にか「Is」が「Has」に変わっていて、んー、これは最初が誤植だったのか、あとが間違っているのか、英語については幼稚園児レベルの私なので、果たしてどっちが正しいのかは分かりません。
 意外と、曲は同じで詩の内容は全く違う……ってことはないか、とにかく、これは私における「After The Love Is Goneの謎」として、いまもくすぶっている問題なのです。

 80年代に入って最初に出されたアルバム「フェイセス」のトップにエントリーされている「LET ME TALK」も、とてもかっちょいい一曲です。
 しばらく続いていた、長岡秀星氏が描くレコードジャケットから離れて、いろいろな国の人の顔が描かれたジャケットが印象的です。中に日本人らしき女性の顔もあり、「えっ、EW&Fって日本人がいるの?」と、真顔で当時の友人が聞いて来たことが思い出されます。

 東京に出て来て、「ディスコ」などに通うようになり、歌舞伎町のカンタベリーハウス(だったかな)で「ディスコ王子」として君臨していた頃(はい、うそです)、よくかかっていたのが「Fall In Love With Me」という曲です。
 ちょっと抑え気味のダンスミュージックですが、「ブギー・ワンダー・ランド」や「レッツ・グルーヴ」と同じく、とにかく音が「厚い」のです。
「オレっちがディスコ演るんだからさあ、ちょっとやそっとの音じゃあ終わらせないぜ」という、モーリス・ホワイトの鼻息が聞こえてきそうです。

 しかし、次のアルバム「エレクトリック ユニバース」には驚かされました。「マグネティック」が代表曲なのですが、このアルバムでは、アースの大きな特徴である「ブラスセクション」が一切使われていないのです(いや、もしかしたらバックのバックで使われていたかもしれませんが、ほとんど聞こえて来ないのです)。
 当時はテクノ・サウンドが隆盛を極めていて、時代の波に乗ることを面白がってやっていたアースにとっては「想定内」のことだったかもしれませんが、これからアースはどこに行っちゃうんだろうと、少々不安になったものでした。とてもいい曲ではありますが。

 ちょっと番外編。これは、「創世紀」の中に入っているインストルメンタル曲、「Rock That!」です。いまでもよくTVで流れているので、ご存知の方も多いと思います。
 とにかく爽快! ジョギングしながらこの曲でも聴いたら、きっと自分がオリンピック選手にでもなったかのような気分になること、確実です。
 高校のブラスバンド部で、定期演奏会用にこの曲を演ろうなどと言っていたのですが、楽譜もない、コピーする能力もない、もちろん腕もない、ということで、早々に諦めたという思い出があります(苦笑)。
 
 最後に、こちらも番外編。モーリス・ホワイトがソロとして出した唯一の(だったと思います)アルバム「スタンド・バイ・ミー」の中の代表曲、「I Need You」です。
 美しすぎるバラードは、当時ソニーのCMで流れていましたね。涙モノの一曲です。
 アースの曲は「カラオケ」で歌うともれなくドンビキものなのですが、この曲ならもしかしたら大丈夫と思ってチャレンジしたことがあるのですが、……やっぱりドンビキでした。
 ちゃんと練習して、リベンジしてみようかな、と思っています。とりあえず「ひとカラ」へGO!
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by yochy-1962 | 2016-02-13 00:20 | 音楽 | Trackback | Comments(2)