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カテゴリ:酒( 86 )

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誘われてフラフラ〜(古すぎっ!)と向かった先は、西新宿五丁目駅から神田川方面に約5分歩いたところ、全くの住宅地という砂漠の中にポツンとオアシスの如く佇む焼き鳥屋、「鳥兆」です。
前々から「ここの焼き鳥は美味しい!安い!」と絶賛されていましたからね、どんなに花粉に苦しめられていようと、どんなにズボンがパッツンパッツンであろうとも、行かないという選択肢はない、ってものなのです。

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近所に住む常連さんでない限り、なかなか店内に足を踏み入れようとは思わせない感じがするくらいの(相変わらず失敬でございます)、ホント、なんの気取りも気負いもない佇まいが、とても落ち着けます。

肝心の焼き鳥は、さすがおススメされるだけあってどれも絶品。
肉厚で、焼き加減もグー、です。
なんでも、この店の口コミが海外の人にまでネットを通じて知れ渡っているらしく、特にガイドブックに出ているわけでもないのに、ちょくちょく海外からの客もいらっしゃるのだとか。

しかし私が一番感動したのは、この店の「煮込み」。

焼き鳥専門店ですから、ここの煮込みも「鶏の」煮込みです。
鶏というものは、煮込んでも煮込んでも、豚や牛のようにトロットロッと柔らかくなるわけではありません。だから煮込みにする醍醐味という点では今ひとつ物足りないのかもしれません。

しかし、ここの煮込みの魅力は、その「スープ」にあるのです。
もしかしたらこの煮込み、肉とスープは別々に作ってあるのか、そのスープは煮込みのそれではなく、ラーメンなどで使用するような、雑味のない「白湯(パイタン)スープ」風なのです。

これが奥深く、なんとも美味。
これまで鶏の煮込みというものには何度も出合ってきましたが、ここが暫定1位、決定ですね(^^)

また伺いたいと思います。
ご馳走様でございました。

by yochy-1962 | 2019-03-22 20:20 | | Trackback | Comments(0)
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最近の一人呑みは専ら、会社近くでも繁華街でもない、地元の立ち呑み屋オンリーというパターンを貫いている私です。

あっ、写真は立ち呑み屋だけでなく、座って、落ち着いて呑むスタイルのお店での写真も含まれております、念のため。
大衆酒場で、一人呑みというのは同じですが(苦笑)。

……なんて、ついこないだ、「立ち呑み屋といふものは、客それぞれが没交渉でいられる繁華街の大きい店でこそ成り立つのではないか」などと鼻膨らませてこのブログで書いたりなんかしていたのですがね。

まあ、結局のところ、周りのちょいうるさい客を気にせず、あくまでも自分のペースで呑む術を心得ることができさえすれば、さらっと呑んで歩いて帰宅、ができる立ち呑み屋ほど便利なものはないという結論に達したのであります、全く宗旨替えが早いのですが(苦笑)。

私がここのところ頻繁に御愛顧させていただいている地元の立ち呑み屋は三軒。
どこもチェーン店ではなく、個人店あるいはどこかの個人店の第二店目、という感じのお店です。

とにかく、どのお店も料理がおいしく、オリジナリティ豊かなメニューが日替わりで登場し、毎日行っても全然飽きることはありません(毎日通っているわけではありませんが)。

で、どこも小さいお店で厨房も丸見えだから分かるのですが、冷凍モノをチン、ハイ出来上がり、なんて料理は一切ありません。
オーダーを受けてから魚を捌いたり、野菜を刻んだりしていて、こちらが恐縮してしまうくらい丁寧に、美味しい料理を提供してくれるのです。

そして、一品一品の値段の安さ! 150円、200円なんてのは当たり前。どんなに高くても400円というものばかりですから、二品ほどオーダーしてホッピーセット、ナカ二杯おかわり、で1500円程で済むのです。
これは御愛顧させていただくしかないでしょう。

他のお客がいないときに、店主にちょろっと、「冷凍モノ使ってなくて、こんなに美味しいのに、どうしてこんなに安くてできるの?」なんて聞いてみたのですが、「んー、逆に、ああいうチェーン店って、どうしてあんなに高いんだろう、なんて思いますねー」とのこと。

なるほどね〜。
チェーン店はチェーン店なりに、広告宣伝費だったり人件費だったり、いろいろと諸経費がかかるのでしょうから、一人経営の小さな店と比較はできないとは思いますがね、客にとっては安くて美味しいものを提供してくれればいいのであって、だからこういう店を知ってしまったら、もうチェーン店など行きたくないと思っても仕方ないと思うのです。
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で、地元の立ち呑み屋でいただいたたくさんの料理の中から、私が感動したベスト3を勝手に発表したいと思います。

第3位
クリームチーズの醤油漬け
クリームチーズを醤油、少々の味醂で味付けしただけの一品ですが、微妙に漬かっていない部分を作って模様のようにしたり、型崩れすることなく綺麗なままで出されたり(これは、自分で作ってみて分かったのですが、柔らかいチーズなので、箸でつかんだりしているうちにボロボロと型崩れしてしまうのです)、やはりプロの技と言えましょう。
最後にふりかける黒胡椒が、美味しさのポイントです。

第2位
カリカリジャガイモ
茹でたジャガイモを、オーダーを受けてから手でちぎるようにして(ここがポイント。包丁では美味しくならないのだそうです)分け、それをバターでカリカリに炒めた(揚げてから炒めているのかな)一品。
皮付きのジャガイモなので香ばしさが倍増。とりあえずカロリーのことを考えてはいけません(^^)。

第1位
鰯の梅肉揚げ
オーダーをしてから、店主が鰯を捌き始めたのでちょっと恐縮してしまいました。
新鮮。骨も綺麗に取り除かれ、梅干しが入っているので天つゆも必要ありません。椎茸の天ぷらがついて、これで300円なのです。素晴らしいことこの上なし、なのです。

まあ、どれも高カロリーなものですから、調子に乗っているとすぐに「ごっつぁんです」状態になってしまう、ということは肝に銘じながら、これからも楽しい一人呑み生活を続けていこうと思っています、ハイ。

by yochy-1962 | 2019-03-17 19:30 | | Trackback | Comments(0)
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東京のいろんな酒場を巡っておりますと鼻高々に書いていながら、灯台下暗し、こんな有名な呑み屋街にまだ潜入していないことに気がついたのです。なんということでしょう。いと恥ずかしや。

四ツ谷にある「しんみち通り」。
和洋取り混ぜた、たくさんの呑み屋がひしめき合う胸キュン(古い?)通りです。
夜にもなれば満面の笑みを浮かべたサラリーマンでいっぱいになる一角。今夜は私もその中に混ぜていただきました。
場所は、秋田の料理、お酒が味わえる「太平山酒造」。初しんみちにふさわしい、老舗の炉端焼き風居酒屋です。
って、「炉端焼き」の正確な定義もよく知らないんですがね、まあいいか。
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この日はいつもの会社飲兵衛達を引き連れての、週末お疲れ会。気心の知れた連中ですからね、それはもう楽しい一夜になりましたよ。

秋田地鶏を使った手羽大根は柔らかく味が染みて、白子の天ぷらはサッと溶けてしまうくらいクリーミー、のびるの酢味噌和えはちょっと苦味の利いた春の味。普段の立ち飲み屋ではあまり出てこない料理に舌鼓をうちました。

きりたんぽ鍋は、店員の昭和風美女(^^)が一人分ずつ取り分けてくれて、至れり尽くせり。きりたんぽは、東京で言うところのちくわぶのようなものかと思い、一瞬キッ、と睨みつけそうになりましたが、原料が違いますもんね、こちらはお米。歯ごたえもよく、香ばしさがたまらない美味しさでした。

ああ、この日の本題は、秋田の日本酒、太平山をいただこうというものでした。
先日いただいた初絞りと比べて、しっかりと「日本酒感」はありましたが、それでもすらすらすらと喉越し良く、いくらでもイケちゃう美味です。
こういうちゃんとしたお酒は、どんなに呑んでも次の日に残らないのがいいですね。まあ、もっとも己の腹部にその痕跡はしっかり残してくれたようですがね(笑)。

最近ちょっと贅沢なものばかりいただいているような感じの記事が続いていますが、普段はいたって質素な、というか、野菜中心の健康重視メニューを続けています。
まあ、そんなの記事にしても面白くないですもんね。

っていうか、この程度で贅沢メニューでございますなどと鼻膨らますのもなんですが(苦笑)。

by yochy-1962 | 2019-02-24 20:28 | | Trackback | Comments(2)
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すっかり「たまに行くならこんな店」として御愛顧させていただいている、新宿の外れにある割烹、「多満川」さんにまたまた潜入です。

んー、割烹と言ったらいいのか、っていうか割烹とはどんな定義なのかもよく知らないのですが、まあ、居酒屋よりは敷居が高くて完全予約制、メニューはコースのみという、とにかくいつも行く呑み屋とは一線を画したお店であることは間違いありません。
あっ、いつも行く一杯呑み屋さん、失敬失敬。
でもホントに愛してるのはあなたの方ですよ(^^)。

今回は、今年の立春の日に絞った、出来立てホヤホヤの日本酒をいただく、というのがテーマ。
このお店を御愛顧している会社女子に、コバンザメの如くくっついて(笑)、この有難き幸せを享受しているのであります。

最初は儀式のようにビールから始まりますが、そんなものは2秒で飲み干し(笑。でもホントなんだよな)、鼻息を荒くして(笑)立春朝搾りに突入です。

んー、多少酸味があって爽やかな、そして口当たりが良くていくらでもイケちゃう、いわゆる「ヤバい」酒です。
くいっ、くいっと4人で杯を重ね、ものの見事に、
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こんな感じでございます(^^)。

突き出しは立春らしく、桜海老、菜の花など旬なものから、牡蠣のポン酢和え、白子、イクラなど日本酒のアテにぴったりなものなど、とにかく気が利いています。

しかしこの日のハイライトは鮪のお刺身。
久しぶりに、こんなに美味しい、口の中でサッと溶ける鮪さんに出会いました。感激です。

もちろん、茶碗蒸しも、鰆の焼き物も絶品。こういう、普段行く一杯呑み屋では味わえないものをたんまりいただけて、お会計は一人6000円ほど。しょっちゅうは行けませんが、たまにはこういうところで、いろんな疲れやらストレスやらをリセットするのはとても良いことなのではと思うのであります。

また伺わせていただきます。
ごちそうさまでございます。

by yochy-1962 | 2019-02-18 19:30 | | Trackback | Comments(2)
「いま、立ち呑み屋がブーム!」とかネットニュース等で言われているようですね。こちとら20年ほどブーム真っ只中なのでピンときませんが(笑)。

それでも、歓楽街でもない普通の住宅地である我が町に、立て続けに2軒も立ち呑み屋がオープンしたりすると、おや、これはなんだか本格的かもしれないぞと、春の猫のごとく、浮わついた気持ちになるものであります。
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しかし、こうして我が町に新しくできた立ち呑み屋にとりあえず潜入してみたものの、結論としては、「んー、立ち呑み屋といふものは、新宿とか渋谷とかの繁華街、あるいは新橋とか神田あたりのオフィス街、あるいは水道橋とか赤羽みたいな世捨て人の溜まり場(失敬)でこそ輝けるのではないかしらん」というのが率直な感想だったのでした。

あっ、これは小さな街での立ち呑み屋を否定しているわけではありません。というより、ちょろっと呑んで、電車を使わずに家に帰ることができる、こうしたちょい呑み屋は大歓迎、これからも頻繁に利用したいと思っているのです。

しかし、私における立ち呑み屋との付き合い方は、ちょろっと呑んで、2品ほどのおつまみをいただき、長くても30分ほどで店を後にするというパターンを良しとしています。そしてそこではスマホを見たり、文庫本や雑誌をめくったり、テレビがあればそれをボーッと眺めたり……、とにかく脱力、なんの愛想もなく、だらーっとすることを醍醐味としています。
まあ、普段もそんなものかもしれませんが(苦笑)。

だから、こういうお店は基本ひとりで入ります。時々友人たちとこうした酒場巡りをするときもありますが、それはイレギュラー。呑み方も、テンションも全く違います。
知っている人もおらず、誰とも口を利く必要がなく、自分のペースで、ただただ酒を呑むというのが、1日のリセットとして最高だと感じているのです。

だからだから、自分にとっては、いつ行ってもその都度客の顔が違う、繁華街の立ち呑み屋がベスト。誰も自分のことを知らない、もちろん自分も周りの人のことを全然知らない空間。これがたまらなく好きなのです。
……ちょっとした有名人気取りみたいでアレなんですがね(笑)。

時々、隣のおっさんが読んでいる雑誌を盗み見したり、スマホの画面をチラッと覗いたりもしますが、それでこちらから話しかけたりはしませんし、もちろん話しかけられたり、なんてこともありません。それは、多分こういうところでサッと酒を呑む人達の、暗黙のルールのような気もします。
それが心地よいのです。

そういう意味で、住宅地とも言える地元の立ち呑み屋というものは、ちょっと使い勝手が違うのかな、なんて思ったりするのです。

とりあえず、まだ開店したばかりと思われる2軒の店に潜入。両店とも、ひとりで切り盛りするこじんまりとした立ち呑み屋です。
どちらもチェーン店ではないようで(しかし、どこかのお店の2号店とか、そんな感じではあるらしい)、だからおつまみのメニューは少ないものの、冷凍物をチンしてはいどうぞ、ではなく、ちゃんと「料理してる」、そして安価なのがグーです。

しかし、住宅地の呑み屋ということで、客のほとんどは地元民のご様子。通りすがりのお客というものはほとんど入ってはこないようです。だから開店したばかりなのに、すでに「常連さん」がいるようで、店主に向かって「◯◯さん、あれ作って〜」なんてオーダーしているお客さんなんかもいるのです。

ときどき、申し訳ないのですが、そういうお客が立ち呑み屋の雰囲気を一気にぶち壊してくれることがあります。

どのようなスタンスで、どんな酒の呑み方をしようと、それは客の勝手で、それをお店側が許しているのなら、別に何か物申す資格もないのですが、このような小ぶりな立ち呑み屋で常連風を吹かし、店中響き渡るような声で他の客に話しかけ、オーダーもせずに長居するのはルール違反、だと思うのです。

そう、ほとんどの客は寡黙なお一人様という立ち呑み屋で、住宅地の小ぶりな店ですからね、聞きたくなくても話の内容が耳に入ってきて、とてもじゃありませんが「しみじみドリンキング」なんかできません。

これが繁華街の、大きな立ち呑み屋だったら、そんな客が一人二人紛れていても気にならないでしょう。
住宅地の立ち呑み屋が難しい、というのはそんなところから、なのです。

ちなみに件の常連さん、あまりにも話の内容がバ◯で、ちょっとここで晒してやろうかと思います。

(女性客)「アタシ、ダイビングとかやるんで、こないだオーストラリアに行ってきたんだけど」
(常連さん)「オーストラリア?ああ、なんだっけ、サグラダファミリアがあるところ?」
(女性客)「ううん、そこはスペイン。で、いまオーストラリアは夏じゃないですか」
(常連さん)「えっ、そうなの?なんだかすげーな」

黙って聞いていた寡黙なお一人様からの総ツッコミが見えたようでした(笑)。

by yochy-1962 | 2019-02-10 01:26 | | Trackback | Comments(0)
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新宿の外れ、といった感じの場所にひっそりと佇む「多満川」という呑み屋。
いや、呑み屋といっては申し訳ないくらいの、料亭風な店構え(いや、料亭も併設してるのが正解なのかな)。短いながらも急な坂道(階段)の横にあるという、坂道好きの私にとって絶好のロケーション。
もうそれだけでノックダウンですが、「せんべろ教」の信者(あっ、これは千円でべろべろに酔っ払える店をこよなく愛する者の宗教団体。ウソ)としては、ちょっと敷居が高いような、果敢に入店しようとしても結界が張られて弾き飛ばされてしまうのではと一抹の不安を覚え、近寄ることも躊躇してしまうのですが、このお店をご愛顧している会社女子の後ろに引っ付いて、どさくさ紛れに入店、成功です。
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まず、この「お通し」。
お正月のご馳走か、と思うくらいの豪華さ。しかしこれが「お通し」なのです。
素材の味を活かした、そして日本酒のアテにぴったりな和のおつまみばかりです。
品がよろしくないとは分かっていても、どこからいただこうかと迷いに迷い、プチパニックになって、つい「迷い箸」をしてしまいます。
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そう、今宵のテーマは、この「まぼろし」という広島の日本酒、新酒をいただこうというテーマなのです。
あっ、新酒といってもこのお酒、あえて二度の夏を越えて熟成させ、さらになめらかに、さらに口当たりがよくなったものなのです。
なるほど、さーっと喉を通る飲みやすさではあるものの、決して「水の如し」ではなく、日本酒の味わい、柔らかさがしっかり感じられます。
これは「ヤバい酒」です。
なかなか東京では味わえないらしく、プレミアもののお酒なのですが、このお店を馴染みにしているからこそ、手に入ったよ〜とお店の方にアナウンスしていただけたというわけです。
感謝(^ ^)。
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料理も、ひとつひとつがもれなく素晴らしく、日本酒に合う魚たちが次々に運ばれてきます。
秋刀魚、雄の柳葉魚、松茸入りの茶碗蒸し、生牡蠣……。

んー、幸せです。

いつもこんな贅沢をしていたら、そのありがたみは感じにくくなってしまうのでしょう。「たま」だからいいのですね。
普段ホッピーと煮込みばかりですからね、たまにはこういう贅沢をしても許されるとは思うのです(^ ^)。
あっ、いやいや、ホッピーも煮込みも、我慢していただいているわけではありません。大好きですがね(^ ^)。

ああ、でもそれほどお値段は高くなかったです。
普段の大衆酒場、2.5回分、といった感じ。もちろんサービスしていただいたと思いますがね(^ ^)。

また行けるように、仕事、頑張りましょう。

by yochy-1962 | 2018-11-11 23:00 | | Trackback | Comments(0)
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20代半ばから約10年間、私は東急目蒲線(現・目黒線、ですね)西小山駅徒歩5分にある、とある絵本の出版社に青春を捧げていたのであります。


「捧げていた」なんて大袈裟な、と思われるかもしれません。

しかし、時はバブル絶頂期。世の中は自分のために回っていると言って憚らないような同年代のバカどもが毎日、今思えば恥ずかしくて堪らない格好をして夜な夜な遊びまくっていた同時期に、私は六本木でも青山でも、渋谷でも新宿でもない、なんてことない住宅地にぽつんとある地味な会社で、「売れない、ああ売れない」を合言葉に、毎日暗い顔をして頬杖をついていたのですから、これを「捧げた」と言っていけない理由があるってものでしょうか(////)。


いや、そうでもないか(^ ^)。

まあ、そこそこ仕事は頑張って、そこそこサボりもしましたが(苦笑)、自主性を重んじてくれる会社ではあったので、果敢にいろんな分野に潜入し、見聞を広げさせていただいた時期ではありました。

その頃培った人脈が、今でも続いていたりするのですからね、感謝しなくてはなりません。


しかし、なんといってもこの時期に鍛えられたのは「酒量」。

どういうわけか大酒飲み揃いだった同僚達と、しょっちゅう駅近くの飲み屋で大騒ぎして、全然下戸だった私も(ウソ)、とんでもない大酒飲みへと成長させていただいたのでした。


会社は残念ながら廃業してしまいましたが(正確には廃業ではないのですが。細かいことを書くのもめんどくさいので廃業としておきます)、先日、当時の同僚、後輩達と、約20年ぶりに西小山の飲み屋を巡ってみよう、という話になったのでした。

当時に行っていたお店があったら、ぜひ行きたいねなんて話をしながら。


目蒲線は目黒線に変わり、線路は地下に潜りました。

駅前から見る景色も、ビルの面影はあるものの店自体は全然変わっています。

「オリーブビレッジ」も「酔虎伝」も「マリアン」も「ばしゃやま亭」も「王さん」もなくなっていていました。残念この上もなし、です。

まあ、もう20年も経っているから仕方がないのですがね。


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しかし、このお店は残っていました。
居酒屋「にんじん亭」です。
いまは京都に引っ越してしまった昔からの友人が、このお店の従業員の知り合いということで紹介され、馴染みにさせていただいたお店なのですが、地元のおじちゃんおばちゃん達に愛され、今でも健在。嬉しいこと限りなし、なのでした。

ただ、行ったはいいものの満席で入れなかったことを考えて予約しようとしたものの、電話は現在使われてません状態。どなたかのブログでは、3年前には確かに存在していたようなのですが、それから辞めちゃったのかなあと思っていただけに、まだバリバリ経営中だったのは感動!でした。

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久しぶりにお会いする大将によると、電話はもう携帯だけにしてしまったのこと。
しかし地元民に愛されているのは相変わらずで、我々の10年後、20年後といった爺の憩いの場として、とてもくつろげる居酒屋さんでした。
このお店は「ハイサワー特区」と認定されているようです。
これはどういうことなのかはよくわかりませんでしたが(まあだいたいはわかりますが)、我々はこんな色っぽいお姉ちゃんのお尻がプリントされたマドラーなどいただきました。きっといいことなのだと思います(^ ^)。

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当時、このお店の奥さんに、美味しいカルボナーラの作り方なんてのを教えてもらったりもしました。
今でも時々、自分でカルボナーラを作るときは、奥さんのレシピをもとに作ったりする私ですが、その奥さんは、15年ほど前に亡くなってしまったのだそうです。
明るくてフレンドリーな方だったと覚えています。
もうかなり前のことなので、大将は淡々と仰っていましたが、我々は返す言葉もありませんでした。
カルボナーラはメニューになかったので、ナポリタンをオーダー。
これでもか、というボリュームをありがたくいただき、店を後にしました。

当時の友と、当時の話をして、どうして、ってくらい楽しい時間を共有した週末でした。

みんなして必死で、不安で、混沌としていて、夢があって、泣いて、笑っていた時期だったのかもしれません。
だからこそその当時を懐かしく思い、その頃一緒にいた友と、時々は近況報告などしながら飲む時間を大切にしたい、と思っているのだと思います。

六本木でも青山でもありません。私の「根っこ」。
また行きたいね、西小山。

by yochy-1962 | 2018-10-17 20:30 | | Trackback | Comments(0)
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前日夜からの大雨に「大丈夫かな」と心配しましたが、翌日はなんとか雨は上がり、今年も親友達と「煮込みマラソン」を楽しんでまいりました。

今年はここ、北千住からのスタートです。
北千住といったら、「東京三大煮込み」と言われる「大はし」の煮込みが有名ですが、休日の昼間からなんてまず営業はしておらず、していたとしても、スタート地点から呑んだくれて「あ〜もういい、今日は北千住で夜まで過ごそう!」なんてことにもなりかねません。
それだけ、魅力的な酒場がたくさんたくさんひしめいている街です。
今度はゴール地点にして、とことん酒場巡りを堪能することにしましょう。

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ここの店が開いていたら、景気づけに一杯引っ掛けてから出かけたかったのですがね〜。
ここは北千住の住宅街の中にある、といった佇まいの、地ビールを飲ませてくれるというお店です。
祝日でも土日でない限り平日扱いで、夕方からのオープンのようで、残念でした。
地ビールがとても美味しいらしいです。やっぱり今度、夜にリベンジ、だな。

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荒川に架かる堀切橋を「怖い怖い」と怯えながら渡ります。
風が強く、痩せっぽちな私など(ツッコミ不要)すぐに飛ばされそうです。
多分10分ほどの渡りだったのでしょうが、1日の4分の3のエネルギーを使ったような気分でした。
ちなみに遠くに見える大きな建物、何か分かりますか?
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堀切菖蒲園近くにあった、なんだか艶かしい十二支をモチーフにした石像。
こちらは私の干支、寅の像。戌に至っては思わず子どもの目を隠したくなるほどの色っぽさでした(^ ^)。

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「大衆酒場のテーマパーク」ともいうべき立石を断腸の思いで通り過ぎ(呑んだくれて、もういい!歩かない!とか言って1日が終わってしまいそうですしね)、折り返し地点の柴又駅に到着です。
ご存知、「男はつらいよ」の舞台になった街です。

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ここでやっと乾杯、です。
開店してまだ1年半、という新しい酒場です。テキパキとした明るい店員さんがグー、です。観光地の飲み屋さんの中には、どうして、ってくらいぶっきらぼうな態度にイラっとすることありますからね。
さっそくここの煮込みを堪能です。
野菜の存在がしっかり分かる、ヘルシーなタイプの煮込みです。新しいお店ですからね、これからどんどん熟練度を増して、くったくたのベテラン味(褒め言葉ですよ)に進化していくことでしょう。
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以前柴又を訪れたときは平日だったので人はあまりおらず、さすがにもう……なんて思っていたのですが、この日は休日だったからか観光客は多く、寅さん人気は健在、といった感じでした。
ただ、この通りのお店は相変わらずで、古いものを大切にしつつも、もう少し新しいものも取り入れ、話題作りなどにも取り組んでみたらいかがだろう、なんて思ってしまいましたが。

まあ、余計なお世話でしょうがね。

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駄菓子などを売っているお店の中に、ブロマイドのマルベル堂コーナーを発見。
さっそく買ってまいりました。そう、この方も「男はつらいよ」に出演されてますもんね。
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ちょっとゆっくりし過ぎたので、次の目的地、押上までは電車で移動。
真下から見上げると、さすがに迫力いっぱいです。

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しかし、目的としていたお店三軒のうち、二軒はゴールデンウィーク中ということで休み。
この、ワインを飲ませる角打のお店に至っては、ちょうどお店の人が出てくるところに遭遇したので聞いてみたところ、なんでも従業員不足のための休業、なんだそうです。

後継者がいなくて廃業、あるいは倒産、なんていう個人経営、中小企業が増えているなんてのが社会問題になっていますが、んー、こんなステキなお店なら、オレが働いてあげるんだけどなあ、なんて思ってしまいましたが。

まあ、客がいないのにどんどん酒がなくなっていって、どういうことだと問い詰められ、3日でクビ、ってのが関の山でしょうがね(^ ^)。

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なんとか入れたのは、地元民で活気溢れるといった感じのこのお店です。
店の作りがいいのか、客がいっぱいなのにうるさくて会話ができない、なんてことはなく、とても心地よい空間です。
煮込みはもつ煮、すじ煮、両方いただきましたが、まあ及第点(何様のつもりだ)。店の子たちも皆感じがよく、とても楽しい時間を過ごすことができました。

で、我々は歩いて浅草に移動。馴染みの店に雪崩れ込んで、いっぱいだからと断られ、次のお店でくだを巻き、またさっきのお店にリベンジし……。
ここから先は、カッツ、アイ!



by yochy-1962 | 2018-05-04 20:30 | | Trackback | Comments(0)
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酒は楽しく、美味しく、酔い過ぎず。
酒場道35年、酒でいろいろ失敗したり、後悔した結果、このような信念のもと、大衆酒場を巡り歩いている私です。

若い頃は正しい、というか、自分に合った飲み方というものがまだまだ分かっていなかったからか、いろいろなお酒をチャンポンした結果みっともない姿を晒して周りの方に迷惑をかけたり、つい日頃の鬱憤がたまって誰かの悪口を散々ぶちまけ、次の日の朝、とてつもなく自己嫌悪に陥ったり、なんてこともよくありました。
そういった反省を繰り返し、最初に述べた「座右の銘」(?)を確立している私です。つい調子に乗って呑み過ぎたり、ついお口が過ぎてごめんなさい、的なことは未だにありますが、それでも基本的には楽しく、人様に迷惑をかけない呑み方を心がけているつもりです。

それでも、いろいろな人と酒を酌み交わしていると、ときどきその振る舞いにむかっとしたり、なんだかやたらとからんできて、おや、どうも今、喧嘩ふっかけられてるなと思うときもあります。

しかし、私は決してその挑発には乗りません。
その場を謝って済むのなら謝ります。いくら自分に非はないと思っても謝ります。
これが酒の席でなければ、私は徹底的に戦うと思います。しかし酒の席、どうせ自分も相手も酔っ払い、まともな議論などできるはずはありません。相手も含めて次の日に後悔、あるいは全然覚えてない、なんてのがオチ、なのですから、喧嘩や議論などエネルギーの無駄遣い、というより他はない、ってものなのです。

で、今回の、40半ばのアイドル(ここでプッ、て話ですが)による、酒に酔って高校生にわいせつ行為をした、という話なのですが、結局この方、残念ながら、酒の席でのいろいろな失敗を自分の糧にしていない、残念なタイプのようにお見受けしました。

結局、酒に向いてないのだと思います。肝臓をやられて1ヶ月入院をして、退院したその日に焼酎のボトル1本空けるなんて、完全にアル中の症状でしょう。

しかし、わいせつ云々なんてのは、アル中とかは全然関係ない話です。
アルコールにより本性が露わになっただけの話。まあ、酒を呑むと誰しも多少そんな気になるのは否めませんが、自分は有名人だから大丈夫だろう、許されるだろうという驕りがあったから、こんなことになったんだと思います。

だから言いたいのです。今回のことで、煙草が身体に害があるからいろいろと規制されているように、アルコールもある程度規制するべきでは、という論調には、断固として反対したいのです。

お酒は、きちんと付き合えば、これほど楽しく、身体に、心にいいものはないのです。
なんでもお酒のせいにするんじゃない。
お酒じゃなくて、自分自身のせいなんだ。
酒場の片隅から、一言申し上げさせていただきました。

最後に。
私設桜田淳子ファンクラブの先輩で、いつも優しく、気を遣ってくださったMさんが、先日、突然天に召されました。
こないだの博品館でのライブ、開演時間よりずっと早くに現地に到着してしまったところ、Mさんもすでに到着してらっしゃって、じゃあ、開演時間までちょろっと呑む?ということで、二人で新橋の、昼間からやってる居酒屋で呑んだのが最後になってしまいました。

呑み出すとあまりものを食べない人だったので、身体に悪いですよ、なんて言いながら、私は脂ものばかり食べておりました(苦笑)。でも、ホントに楽しいお酒でした。
まさかその1ヶ月も経たないうちに亡くなるなんて、いまだに信じられない気持ちでいます。
ありがとうございました。以前頂いたぐんまちゃんの人形は、今でも、陽に当たると愉快に首を振ってくれますよ。
献杯、です。



by yochy-1962 | 2018-04-30 18:30 | | Trackback | Comments(0)
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先日、たまにはいつもと違う街で飯でも食ってやろうと、あまり馴染みのない駅で下車し、ちょいとイケてる外観の大衆酒場に入った私(って、結局のところ行動自体はいつもと変わりはないのですが)。

私が入店した直後、背後に若い(と思われる)男女のカップルが入店、席に着きました。
付き合って3ヶ月、まだ何をしても、どこに行っても、二人なら楽しくてたまらない、といった感じでしょうか。
若者らしい口調で話しているようでいて、女の子はオーダーを取りに来る従業員にいちいち「ありがとうございます」を繰り返し、「アタシって礼儀正しいでしょ?気配り女子でしょ?」オーラ出しまくりなのがちょっと男はイラッとしてるだろうな、なんて思いながら、まあ初々しい、一般的なカップルのように感じ、オジサン、もとい、王子はくつろぎながらホッピーなど飲んでいたのですが。

このお二人、お酒を一切オーダーしないのです。
いや、酒は飲めなくても、居酒屋の料理、雰囲気は好きだからよく行きます、なんてのは全然オーケーだと思います。
でもそういう場合は、ウーロン茶などのソフトドリンクをオーダーするのが礼儀だと思うのですが、この二人、「えーと、◯◯と◯◯と、お水2つ」と、何の悪びれる様子もなくオーダー。女子は「ありがとうございます」という「言葉の宝石」を添えて(笑)。

これってあり、なんでしょうか。

いや、こういう、居酒屋で一切飲み物をオーダーしないスタイルを認めるか認めないかは、そのお店が決めることだと思うので、私がなんだかんだと事を荒立てる筋合いではないってことは分かっています。

しかし、安手の居酒屋は、どうにかして客を呼ぶためにビール190円を謳ったり、焼き鳥80円でございますよと腰をくねくねさせたりしているものです。お店はそうやって細々と料金を上乗せして、私共はそういう心意気をありがたくいただき、ちゃんとしたものをオーダーして、お店に敬意を示すのが礼儀、だと思うのですが、どうしたもんでしょうね。
若い人にはそういう常識は通じないんでしょうかね。
「ありがとうございます」という言葉だけじゃなくてね(^_^)。

ちなみにそのカップル、私がホッピーのナカ二杯をオーダーする間に、水を三杯ほどお代わりして居酒屋デートを楽しんでおりました。
なんだか長居するのが申し訳なくなって、私は地元の居酒屋に移動、の春うららの夜でございました。

by yochy-1962 | 2018-04-18 20:00 | | Trackback | Comments(0)