2008年 10月 19日
東京坂道百景 その20「芋洗坂」
あっ、モンノトラって「虎ノ門」のことね。さすがにそれは言わないか(笑)。
だから、六本木辺りの坂道を探索して、ひとつひとつ丁寧に写真を撮った私なのですが、いざ紹介するときになって、たくさんの写真を目の前にして「えっとこれはなんという坂だっけ」とわからなくなってしまったのでした。どうしようもないっすねー。
ということで、「六本木の坂大集合、名前を間違えているかもしれんぞ、でもそんなの関係ねぇー」という心持ちで、一気にこれらの坂を紹介して、我がパソコンのデスクトップをスッキリさせたいと思います。失敬です。
まず最初の坂は「芋洗坂」。これは印象的な名前の坂なので、さすがに忘れることはありませんでした。
六本木の交差点、有名な「アマンド」の横にある短い坂なのですが、情緒もなし、勾配もなしの、全然刺激的な坂ではありませんでした。
昔、このあたりに芋問屋があったのが、この名前の由来だそうです。ちなみに、でっぷりした男が踊りながら歩いている姿は、見えませんでした。
芋洗坂と交差するようにある坂が「饂飩(うどん)坂」です。やはり、その昔にうどん屋があったからついた名前なのだそうです。
こちらは「道源寺坂」。昔このあたりに道源寺というお寺があったことでつけられた名前……あっ、いまでもありますね。ちょっと急勾配で、都会のわりには緑豊かで、すがすかしい思いで駆け上がることができます。
こちらは「スペイン坂」。昔このあたりにスペインがあったことで……ってことはありません(笑)。スペイン大使館が近くにあることでつけられた名前のようです。
この横には「アークヒルズ」があり、このあたりの再開発でできた坂なのか、なんとなく新しい、アーバンでしゃらくさい(笑)雰囲気を醸し出しています。
「なだれ坂」。六本木アネックスの横にある坂ですが、昔はよく土砂崩れがあったからつけられた名前なのだとか。
関係ない話ですが、三軒茶屋近辺に「蛇崩」という地名があるのですが、昔このあたりに蛇が崩れるように流れていたのでしょうか。わくわくどきどき、です。
ホテルオークラの横にある急勾配の坂が「江戸見坂」です。
昔は、この坂の上から、江戸の街の大半が見下ろせたのだとか。いまでは考えられないことですが。
「三谷坂」。高野山に登るまでに同じ名前の坂があるようですが、そことはなんの縁もゆかりもないようです。
ちなみにこの坂は、昔このあたりに南谷、北谷、中谷という三つの谷間があったところからつけられた名前のようですが、どの谷が南谷なのか、北谷なのか、現在でははっきりしないそうです。
と、ざっと六本木近辺の坂を紹介しましたが、地図で確認すると、これらはほんの一部。まだまだたくさんの坂が、このあたりに点在しています。全部制覇しようなんて思ったらノイローゼになってしまいそうなので(笑)このへんで。
しかしまだまだ、坂道探索の旅は続いていくのです。今度はゴウホン、ヤーイリに進出する予定。
ああ、「本郷」と「入谷」ね。しつこい?
坂の地図はこちらです。
ソレタ大文化祭は11月20日からです。ぜひお越し下さい。
芋洗坂はSTB前にある公衆トイレでお世話になり、スペイン坂では桜を堪能し、江戸見坂では“なんだ~この急坂は~!”と怒ってみたり、、、楽しい地域です☆
そう、何度同じ風にボールを投げても、その都度劇的な驚き方ではしゃいでくれるネコみたいにね(笑)。
これから、そう呼びましょう。