2008年 10月 13日
東京坂道百景 その19「麻布台動物園」
まあ、いまだってこの街は、人間の顔をした狼やら狸やらが行き交うところではありますがね(と、ちょっとうまいことを言ったつもりのイノブタ野郎っす)。
この坂は「狸穴(まみあな)坂」。ロシア大使館の横にある長い坂で、昔この坂の下に狸の棲む穴があったから、なのだそうで、決して狸そっくりの人がいた、ということではなさそうです(笑)。
こちらは「鼬(いたち)坂」。さすがに現在はイタチの姿を見ることはできませんでしたが、妙に人懐っこいネコちゃんがおりまして、いっしょにハイ、チーズ。
この坂下に、島崎藤村の旧居住地跡という石柱がありました。お墓みたいだったんで写真は撮らなかったのですが。
そしてこちらは「鼠坂」。文京区にも同じ名前の坂がありますが、昔、「細くて長い坂」を鼠坂と言う風習(?)があったそうで、案外ほかにも同じ名前の坂が点在しているのかもしれません。
意外とこのあたり、緑が多く、爽やかな風はキンモクセイの香りを含み、とてもすがすがしい気持ちで歩くことができました。
iPodからは槇原敬之の「GREEN DAYS」という曲が。ちょっと出来過ぎですが、いまの心境にぴったりの曲です。
これらの坂道の地図はこちらです。
ソレタ大文化祭は11月20日からです。ぜひお越し下さい。