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編集王子

千駄ヶ谷・山口正児個展

千駄ヶ谷・山口正児個展_c0135618_055109.jpg 友人のイラストレーター、山口正児氏の個展が千駄ヶ谷の「ギャラリー・エフ」で行われ、ちょっくら覗いてみることにした、酒場でつぶれてしまったことがまだショック中の私(苦笑)、です。

 山口氏のイラストは、マガジンハウス等の雑誌や絵本などで拝見したことはあるのですが、原画は初めてでした。かわいらしくてファンタジックでありながら、児童向けのものを描いていないためか、プレッシャーのないのびのびとした画風がとても心地よく、洒落っ気も大いにあって、思わず笑みがこぼれてしまう感じが魅力です。
 写真ではわかりにくいのですが、これらのイラスト、すべて段ボール紙に描いてあるのです。気取らず、あえてチープな感じにまとめるあたりも素敵です。

 こんなイラストを、無造作に部屋に飾るのも、なかなかおしゃれだと思います。額に飾ると「味」が薄れてしまうだろうからそのまま飾るのがよし、なのでしょうが、そうすると劣化も早くなってしまいそうです。しかし本人曰く、「いいんだよ。煙草のヤニで汚れたり、変色したりして、よりいい感じになるんだよ」とのこと。なるほどね。
 あっ、これらは全部販売もしています。私も欲しいと思いましたが、ま、いずれきっといただけるだろうと、それまで待とうと思いました(笑。なんて図々しいんでしょう)。

千駄ヶ谷・山口正児個展_c0135618_0552549.jpg千駄ヶ谷・山口正児個展_c0135618_0543715.jpg

 上のイラストは、どちらも「ロミオとジュリエット」をテーマにして描いたものだそうです。ロミオとジュリエットin農村。なんだか面白い話がたくさん出てきそうな感じで、思わず吹き出してしまいそうです。

千駄ヶ谷・山口正児個展_c0135618_0564054.jpg 世界の昔話の、挿絵に使えそうなイラストもありました。 段ボールにただ絵の具を乗せるのではなく、切った紙を乗せたりの工夫で、版画のような仕上がりになって、それも「味」に変換されているようです。

千駄ヶ谷・山口正児個展_c0135618_0565533.jpg ちょっとシュールなイラストもありました。少年はなぜ日の丸のシャツを着て定規を駆使しているのか、なにを設計しているのか、そしてその結果が後ろの爆発なのか、勝手に想像が膨らみます。って考え過ぎかもしれませんが、絵の中に入り込んで、その世界の住人になることができる、想像力(創造力)が膨らむイラストが、私は好きです。
 ポーニョポーニョポニョ 膨らんだ〜。(←これは実際、先日山口氏がカラオケで歌った歌です。笑)

 って、おちゃらけで終わってしまいました。失敬失敬これまた失敬。

ソレタ大文化祭は11月20日からです! ぜひご覧ください。
Commented by at 2008-09-27 02:59 x
うちのお姉さま個展きまったのでよろしくね!
麻布十番です。
絵本講座行かせたいな!
Commented by yochy-1962 at 2008-09-29 00:55
kくん 行きますよー。ブログでも紹介します。
絵本講座はね、今年度はちょっと難しそうなので、来年度、だね。よろしく。
by yochy-1962 | 2008-09-27 01:39 | 文学・芸術 | Trackback | Comments(2)

Thank you !!!

by yochy-1962
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