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編集王子

尾道熱 

尾道熱 _c0135618_2271877.jpg しょこたん(中川翔子)のお父さんは「中川勝彦」という俳優・ミュージシャンで、もう10年以上も前に白血病で亡くなっている……という話、ご存知でしたか。
 えー、そうなの? 全然知らなかった。案外みんな知らないんじゃないのと思い、先日「にこけん」参加者に問い合わせてみたところ、みなさんごく当たり前のように知っていて(約1名「しょこたんってしょこたん星からやって来た人?」と言う方がおりましたが。完璧にゆうこりんと混同しているみたいです。笑)、芸能通であるはずの王子に思わぬ落とし穴が! と愕然としたものでした。
 いや、別に試験に出るわけじゃないし、知らないと年金もらえない、ってわけじゃなさそうですから、知らなくたって全然構わないことなのですが。

 中川勝彦さんは私の大好きな映画「転校生」に出ていたというので、DVDを持っている私はさっそくチェックすることにしたのですが……。
 うん、彼は小林聡美演じる斉藤一美の上のお兄さん、という役でちょっとだけ出演していました。確か晩年は美形のアーティストとして活躍していたようですが、映画の中ではまだぽっちゃりした普通のお兄さん、という感じです。
 それにしても32歳という若さで、まだ小さい娘さんを残して亡くなるとは、さぞ無念だったでしょうね。生きていれば45歳(オレと同じじゃん)。楽しいことばかりではなかったでしょうが、もっといろいろな人生を楽しめたに違いなかったはずです。この先もっといいことがあるかもしれない、と思い続けられるだけでも、長生きはするもの、なのですよね。

 で、懐かしいなあ、やっぱり尾道三部作はいいなあ、なんて思いながら見ているうちに、すっかり映画のほうにはまってしまい、「転校生」の次に「さびしんぼう」を、そして「時をかける少女」と、夜が明けるまで延々と見続けてしまった私でした。ああ、またやっちゃった。
 それにしても、自分の生まれ故郷でもないのに、どうして尾道の風景は懐かしく、愛おしく感じられるのでしょうね。
 もちろん誰もがうっとりするような美しい場所ですし、海があって坂がたくさんあって、という、自分の田舎に似ていないこともない土地ではありますが、もしかしたら、映画の世界にのめり込んでいくうちに、淡い恋とか、学生服とか、自転車通学とか、クラブ活動とか自分の思い出とシンクロする部分を、勝手に尾道の風景の中に染めて、心の中に再現させているのかもしれません。
 ひとが ひとを 思うとき ひとは 誰でも さびしんぼうになる
 いまの若い子たちがこれらの映画を観たらどう思うだろう、なんて思いますが、この思いは、どんなに時代が変わったとしても不変なはずなのですね、きっと。

 そんなことを考えていたら、無性に尾道旅行がしたくなってきてしまいました。まだ、映画の中の景色がそのまま残っているとは思えませんが、もしかしたらちょっとがっかりしてしまうかもしれませんが、うーん、今のうちに行っておいたほうがいいかなあ、なんて考えています。えーと、安く行けるパックはあるかな……。

(二人からならOKの格安パックはあったのですが、ひとりではダメ、みたいです。なんだよう。おひとりさまも優遇しろよん)

 
Commented by next-kazemachi at 2007-12-18 13:28
しょこたんのお父様のことは、知りませんでした。
私も、尾道三部作の大ファンでして・・・特に「さびしんぼう」は何度でも泣きます。
このときの富田靖子ちゃんは本当に可愛いです。

でもって、その昔、もちろん何度も行きました、尾道。
その頃は、ちゃんとその景色があって、宅配便のおにいさんの給料は関東平野勤務のおにいさんより高いのか?などと考えてしまいました。
Commented by shige_8mile at 2007-12-19 00:17
中川勝彦さんのことは私も知らなかった
80年代に渡辺裕之の白バイ映画「オン・ザ・ロード」を観たくて映画館に入った
おまけ?のつもりで観たのが併映の「転校生」
出てたのは無名の俳優でしたが、さわやかで郷愁を覚える映画だったのを覚えてます
Commented by yochy-1962 at 2007-12-19 03:12
風待ちさま そうですか。何度も尾道に……うらやましい!
オレは出張のときに電車で通過したことはあるのですが、まだ下り立ったことはありません。老後の楽しみにしようと思っていたのですが、もしかしたらもう老後かもしれないと思い(苦笑)、行ってみようかなあと思っています。
そういえば宅急便のCMで、尾道の坂道を走っている、てのがありましたね。
Commented by yochy-1962 at 2007-12-19 03:16
shigeさま 「おまけ」で「転校生」はもったいない! オレは劇場で見ていないんです。大きなスクリーンで見たかったな。
意外に、しょこたんのお父さんのことはご存じないのですね。ちょっとほっとしました。
Commented by キャン at 2007-12-19 05:02 x
yochyさん^^おばんです(爆)
中川さんのお名前を記事に見つけて反応してしまいました。
先ほど、こんな朝方(夜中…汗)に、反応した記事UPしときましたんで、またのぞいて熱心なファン心理、感心(笑)して下さい(汗)
Commented by yochy-1962 at 2007-12-20 01:30
キャンさん、お久しぶりです。
キャンさんは淳子ちゃんと聖子ちゃんと原田真二、だけではなかったのですか! さっそく、伺います。
Commented by kurashiki-keiko at 2007-12-20 01:57
ショコタンのことは知らないのですが・・・
尾道は・・・昔のことは知りませんが何度も訪ねたので少しは分かります。駅周辺はだいぶ変わったみたいですが、坂の上の志賀直哉の旧宅やら林扶美子の書斎を再現した文学館やら、千光寺あたりはたぶん昔のままではないでしょうか。
いいですよ。
Commented by キャン at 2007-12-20 02:24 x
またおばんです(笑)
ホンマいつも言葉足らずなコメントですんません(汗)厳しく赤チェック入れて下さい^^;
しかし、熱心なはらしんファンぶりを披露できて、よかったです(笑)ネタふりありがとうございます(ネタふったわけではないか…(笑))
Commented by ぽぱい at 2007-12-20 21:41 x
ギザワロス(・∀・)www!!!
たまたましょこたんのお父さんの事を知っていたぽぱいです(^0^)v

生きていたら45歳なんですか?
オレより年下じゃん…
て事はしょこたんは、娘みたいなもんなのですね。
ヤバーっ!いままで反応してましたよ(;^_^A

って、どこが反応してんだ?(笑)
Commented by yochy-1962 at 2007-12-21 03:43
キャンさま 当時の原田真二は、吉川晃司の歌とかも作っていましたね。すっげー才能の持ち主だと当時は思ったものでした。
淳子ちゃんの歌も作ってくれたら面白かったのにね。
Commented by yochy-1962 at 2007-12-21 03:45
ぽぱちゃん オレの娘みたいなものといってもおかしくないですねー。まだ息子なのに(苦笑)。
ところでぽぱいさん、前から思っていたのですが、「ギザワロス」って何ですか? みんな普通に知っていることなのかもしれないと思い、こっそりお尋ねしますが。
Commented by yochy-1962 at 2007-12-21 03:47
kurashikiさま 尾道の駅周辺は変わってしまいましたか。まあ仕方がないかもしれませんが、坂から見える景色とか、海の景色とか、それが健在ならぜひ行ってみたいところです。
Commented by coldgin at 2007-12-21 07:39 x
 尾道、今年初めに通ったみたいなんですけど、広島なんですね。岡山かと思ってましたヽ(;´Д`)ノ。というのも1月2日に広島を出たとき雨降りで途中はひたすら我慢我慢の道中で景色を楽しむどころではなくて、記憶からすっぽ抜けているんです。
Commented by yochy-1962 at 2007-12-22 01:04
ginさま あれーそれは残念。オレは電車の窓から見ただけでしたが、それでも素晴らしい景色をちょっとだけ堪能できました。
でも、ライダーはあんまり景色を堪能できないよね。そうでもないのかな。
Commented by coldgin at 2007-12-22 06:05 x
 そうなんです、景色見とれて事故ったらシャレにならないから、一瞬一瞬チラッと見るだけなんです。
Commented by yochy-1962 at 2007-12-27 03:15
ginさま そうだよねー。年末は大荒れの天気みたいだから、気をつけて年越ししてねー。おみやげ待ってます(笑)。
by yochy-1962 | 2007-12-18 03:09 | 映画・舞台・テレビ | Trackback | Comments(16)

Thank you !!!

by yochy-1962
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