2007年 11月 04日
せんべいの殿堂 その2「越後製菓 たまりしょうゆせん」
ひとかけらを口の中に入れて、まるであめ玉をなめるように、しょうゆ味を思う存分堪能し、せんべいが柔らかくふやけたところで、ゆっくりと、にこやかに飲み込むのが一番、というおせんべいも存在するのです。
ちょっと貧乏ったらしくて、これが正しいマナー、とはとても言えたものじゃないのですが、こってりと、これでもかというくらいにたっぷりしょうゆが塗られたせんべいは、そうやって食べるのが一番おいしいのでは、と「煎餅王子」は思うのであります(とりあえず名乗ってみましたが、煎餅王子って、ぽっちゃり王子と同じくらい、人に言われたらムカッと来るかもね。そんな顔だと言われているみたいで。笑)。
写真の「たまりしょうゆせん」をはじめとして、アラノ製菓の「名作」、栗山製菓の「渚あられ」など、しょうゆたっぷりせんべいは数多く存在し、それぞれが超ロングセラーとして各会社の「顔」として君臨していますが、「たまりしょうゆせん」が属している「味の追求」シリーズは、どれをとってもおいしくて、スーパーに行くと、「うーん、きょうはどれにしよっかなあ」と、コーナーをにやにやしながら物色するのが常、私の「癒しのエリア」となっております。
というわけで、この「たまりしょうゆせん」、そして「名作」、「渚あられ」、「味の追求シリーズ」、すべてまとめて殿堂入り、ということにさせていただきました。
でも、「味の追求」シリーズにもエントリーされていますが、草加せんべいはあんまり好きじゃないなあ。なんだか中途半端で、どういう顔して食べればいいのかわかりません。
せんべいを食べるときに、わざわざ顔を作らなくちゃいけないのか、って話ですが(笑)。
子供の頃、父がこういうお煎餅を拳骨を作って割って食べていたので、
それをまねして割って食べていたら、「女の子がそんなことするんじゃない!」としかられましたっけ。(笑)
いまでは、有名私立幼稚園のお受験で、袋に入ったお煎餅を食べなさい、っていう試験があるのだそうですが、お上品にいくつかに割って食べるのが正解、なんだって。別にいいじゃんどんな風に食べたって、と思いましたが。