平成最後の「煮込みマラソン」略して「にこまら」はここ、恵比寿からスタートです。
前半のゴールデンウィークは天気がイマイチでしたが、この日だけは一日いい天気。絶好のにこまら日和となりました。
って、「よし、いい天気だ。にこまらしよう」などと思う方など、我々以外にいるはずはありませんがね(^^)。
まず、最近テレビなどで話題の恵比寿横丁を覗いてみることに。
時間は午後1時、もちろん店は営業していませんし、していたとしても、まだ始まったばかりの道中、ここで呑んだくれるわけにはいきませんから、場所の確認程度です。
昨今、立ち呑み屋や大衆酒場が若い人にもブームらしく、この手の呑み屋街、増えましたね。それもこんなお洒落な街で、あえての昭和感満載の佇まいです。
しかし、雰囲気だけではすぐに客に飽きられていまいます。美味しくて、リーズナブル、そして接客がよくなくては長持ちしないでしょうがね。
その辺りを確認しに、今度ゆっくり行ってみたいと思います。
狩人の歌で有名な(山川豊の方が有名だぞ、という声も)アメリカ橋を眺めながら、恵比寿ガーデンプレイス内にあるエビスビール博物館を覗いてみることに。昔はここにビール工場があったのですね。
ビールが作られるまでの行程や、日本人とビールの歴史が詳しく解説されていて、特に明治、大正、昭和の初めの頃の貴重な写真が満載。とても楽しめました。
ホントはここで「利きビール」などしたかったのですがね、とても混んでいたため、そして麻布から合流する友人に配慮して、断念。
あっ、ちゃんと予約して、お金を払って見学、というコースもあって、それにはちゃんとビールの試飲がついているようですよ。
この辺りに実家があったという同行の友人の、当時のいろいろな情報、住んでいた同級生の紆余曲折のドラマ(とてもここでは披露できないようなエグいネタまで)を聞きながら、広尾を通過して麻布十番に到着。
赤い靴はいていた女の子、「きみちゃん」という名前なんですね。知っていましたか?
本当は「あべちゃん」という煮込み、もつ焼きの名店にみんなを連れて行きたかったのですが、なんとあべちゃん、建物改築中のためお店は跡形もなく、仮店舗も日曜日のため定休日。万事休すです。
結構この「にこまらツアー」、こういうことがありがちなんですよね。
まあ、休日しか開催できませんから、ある程度は仕方がないのですけれども。
ということで、あべちゃんの隣にあった、ちょい呑みできる練り物屋さんで最初の乾杯です。
美味しいおでん、キリンラガービール、そして牛スジの土手煮を堪能。
値段は決して安くはなかったけど、感じの良い接客で満足満足です。
議題は「ちくわぶ」は本当にこの世の中に必要なアイテムであるのか、でした(ウソ)。
ああ、お馬さんのお尻は、歩いている途中で見つけたちょっとトホホなオブジェ(^^)。
再びウォーキングです。
この辺りは大使館が多いからなのか、近々訪れる改元のお祝いに備えているのか、やたら警官の姿があり、別に悪いことはしていないはずなのですが(やましいことがあるメンツはいたかも?)、ちょっとした緊張感が走ります。
東京タワーは股の間から見上げたのみ。
なんだかイベントをやっていて、とても混雑しておりました。
その後は愛宕山の階段登山。
出世階段という急勾配の男坂を、ぎゃー怖い怖いと言いながら上り、帰りはゆったりと女坂です。
やはり、女の方が人生楽だと思う我々なのでした(^^)。
新橋に到着。
サラリーマン中心の呑み屋街ということで、やはりゴールデンウィーク中は休みが多いのが残念でした。
本当は新橋駅前のビルにある立ち呑み屋を目標にしていたのですがね、ビルごとお休み。
まあ、休みの日にわざわざ新橋に行こうなんてのも、我々ぐらいかもしれませんがね。
しかし駅前の、大衆酒場がひしめく一角は、早い時間からお客さんで大賑わいでした。呑ん平は連休中でも決して絶滅はしないのです(^^)。
やっとの思いで入ったお店は、約1名の従業員がちょっとの混雑でパニックになってしまい、接客以前、なんだか居心地が悪くてすぐに退散。ニュー新橋ビルの中にあるお店で再び乾杯。ここはとてもくつろげるいいお店でした。
ああ、両方の店で煮込みはオーダーしましたが、こちらもニュー新橋のお店に軍配が上がりました。
両方共基本的なしょうゆ味のもつ煮込みでしたがね、肉の下茹でこぼし一回分の差、というところかな。
そしてニュー新橋ビル内には「焼きそばは飲み物」なんて暖簾がありまして、「そんなことないやろう、……ん、ホンマや」(変な関西弁で失敬)を体感したくて、つい入店。
これが太麺の、なかなかボリュームのある焼きそばで、選べるいろいろなトッピングも楽しく、締めというより、充分一回分の食事となるものでした。美味しかったです。
で、やっぱり焼きそばは飲み物だったかって?
んー、それは……。
コメントは控えます(^^)。
ということで、平成最後のにこまらも無事終了。
今度は令和の秋、ですね。
楽しみに待ちたいと思います。