ちょっと昔、友人がとあるお店で食事をしていたとき、視線の向こうで、歌手の平◯堅氏が食事をしていたのだそうです(言っちゃってるようなものだな)。
友人は「うわっ」と思いながらも、ここで大騒ぎするのは、プライベートで訪れているであろうご本人に申し訳ないし、いい歳してミーハー根性丸出しなのも、スタイリッシュな東京人がすることではありません(関西出身の方ですが)。
何事もないように食事を続け、平◯氏が店を出たところで、向かい合わせに座った同席の人にこっそりと「いま、向こうの席に平◯堅がいたんだよ」と言ったところ……。
「えっ。私もずっと言おうと思ってたんだけど、さっきまで、あなたの後ろの席に、竹◯直人と木之◯みどり夫妻(言っちゃってるようなもんだな)がいたのよ」
「えーっ」
木之◯みどりといったら、我々アラ還世代にとっては伝説のアイドルです。一目でいいから見たかった〜、すごいものを見たつもりになってたけど、もっと見たいものを見逃しちゃったよ〜なんて言っておりました。
……なんて、平◯氏にはずいぶん失礼な話なのですがね。
そんな私も先日、馴染みの居酒屋でキャッキャ騒ぎながら飲んでいたのですが、数日後、実はそのとき私のすぐ横で、あのKyo◯2さん(言っちゃってるようなもんだな)が舞台関係者達と食事をしていたことを知り、愕然とするのでした。
まあ、楽しい酒場の席で、酔いも回ったりもしたら、隣の席の方達のことなど気にもならなくなるものでしょう。
それに彼女が座っていたのは私に背を向けた席だったらしく、我々グループでも彼女に気がついたのは一人だけで、それをその時にこっそりでも私に言ったりでもしたら、大阪のおばちゃんの如く大騒ぎして、当時のアイドル話をしてくれなどと言いかねないと思ったのでしょう、こいつ、どうか気づきませんようにと冷や冷やして黙っていた、ということなのでした。
そんなに節度のないミーハーと思われていたのかなあと、それはそれでショックではありましたがね(^ ^)。
ということで一曲。
小泉今日子さんのヒット曲の中でも、私が一番好きな曲、「艶姿ナミダ娘」です(^ ^)。
ところで、知ってましたか?
一時期、なんですけど、この方のシングル曲、タイトルに「娘」とか「女の子」「少女」「ヤマトナデシコ」など、女性を象徴するワードが必ず入っていたのです。
当時の友人が発見して、鼻高々に言っていたのですが、これは偶然なのか、意図的なのか、そして意図的ならばどういう戦略だったのか、せっかくお会いしたのだから、そのときに聞きたかったなあ。
あっ、バレバレでしたね、失敬失敬(^ ^