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編集王子

頑張れ、たいむとんねる!

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昭和どっぷり、我々アラフィフ世代、もといアラ還世代としては、昔の懐かし映像をたっぷり見せてくれる「たいむとんねる」は、毎週とても楽しみにしている番組なのです。


毎週月曜日、23時の放映に間に合うよう、1日にしなくてはならないことを全て終え、ワクワクしながらキンミヤ焼酎と炭酸水、そしてシークワーサー100%果汁(台湾産)をセッティング、テレビの前に鎮座するのです。


しかししかし。見終わった後、必ず決まって「なんだかなあ」と大きくため息をつき、チャンネルを替えて「激レアさん~」からの「月曜から夜ふかし」に突入、というルーティーンを続けているわけなのであります。


なんなんでしょう、このモヤモヤ感。

どうして大好きな「昭和」を堪能することができないのでしょう。


それは一言、この番組、「かゆいところに手が届かない」のです。


その昔「テレビ探偵団」が放映されていた頃は、まだまだインターネットも普及しておらず、昔の映像そのものが珍しく、有り難かったものでした。

しかしいまやYouTubeをはじめ、昔の映像など簡単に見ることができます。ただ「懐かしいでしょ~」と腰をくねくねさせながらピンクレディーあたりを見せられても、こちとらなんの興奮もいたしません。

阿久悠と都倉俊一が密かにペッパー警部のフリを練習しているマル秘映像でも発掘してくれたら、もう身悶えして喜びますがね(もちろんそんな映像、あるわけないですが)。


だからこういう番組の「肝」は、切り口であったり見解であったりすると思うのです。そういう意味で「ど昭和」を生きてきた石橋貴明のトークに期待したいところなのですが、今のところ、この人ならではの掘り出しもののトークを聞かせてもらえることはなく、だからいつも悶々と「ちぇっ、なんだよ、トーク出し惜しみすんなよ」と悪態をついてしまいます。そしてミッツに関しては「ちぇっ、あの頃のことをそれほど知らないくせに出てくんじゃねぇよ」と、酎ハイを飲み干すのであります。


そもそもこの番組、どの辺りの層を狙った番組作りをしているのでしょうか。

我々のようにどっぷり昭和を生きてきた層でなく、昭和ってどんな時代だったんだろうと興味津々の若者をターゲットにしているのなら、まあ、こういう番組作りは理解できます。


しかし、我々アラフィフ、いやアラ還のツボをギュッとわしづかみにしたいのなら、ネットで散々語り尽くされたようなネタを鼻高々で語るような、中途半端な番組作り、そしてトークをされても、満足いくはずなどありません。


そして、昔のヒット曲を流してくれるのはありがたいのですが、肝心の、その歌を歌っている歌手の映像が決して「当時」ではなく、懐かしい自身のヒット曲を歌う◯周年リサイタルの映像だったりするのです。

こういうところを見ると、ああ、あんまり力入れてないな、というより、作り手がすでにこの辺りの時代を知らない、あるいは愛していないんだなあと思ってしまいます。

倉庫に膨大な映像を持っているんだから、もっと真剣に、ギャフンと言わせるくらいのヤツを探せよ、などと思ってしまいます。


また、権利の問題とかいろいろあるんでしょうが、歴代の男性アイドルを紹介するコーナーで、ジャニーズ系のアイドルとか、ヒロミゴーあたりをスルーしたり(まずあり得ないでしょ)、ヒットスタジオの映像でジャニーズが見切れている部分では、その姿をしっかりガードしていると思えば(モザイクかけても、トシちゃんとかラッツ&スターってことは丸分かりでしたけど)、ちょっと遠目だけど桜田淳子とか岩崎宏美とかバリバリ分かる映像はモザイクなしで、しかしアップの部分だけモザイクかけたりとか、その一貫性が一切分からず、モヤモヤとして酒が進むったらありゃしません。


制作費、とかの問題もあるのでしょうか。時間もなくて、どうしてもやっつけな感じで作らざるを得ないという、昨今のフジテレビさんにありがちな問題を凝縮しているような気がします。

だったら我々マニアが、これまでどこにも出ていなかった映像や、忘れかけていたことを思い出したいと、虎視眈々としながら目を凝らすような番組など作らないほうがいいのでは、なんて思ってしまいます。


まあ、次回も観ますけどね、たいむとんねる。

最近のアイドルとかが不愉快極まりない言葉遣いでギャアギャア暴れまくる番組よりは、ずっと楽しいですからね。


なんて書きながら、オレもすっかり歳をとったんだなあと、しみじみ。



Commented by kurashiki-keiko at 2018-08-27 23:25
番組は違いますが先日のNHKの夏の恒例の思い出のメロディー、あれは年寄りの見る懐メロ番組だと思っていたら、自分がまさにその世代になっているとわかってびっくりどっきりでした。あの番組に出てきた歌はほぼ歌える!!しかも懐かしい、ということに二度ビックリ。そりやそうですね。昔の懐メロ歌手なんて、もう大部分があちらの世界にいらしていて、西城秀樹だって逝ってしまったくらいなんですもの。大好きだったヒデとロザンナ、ほっそりしたロザンナが懐かしいけれど、オバサンとなったロザンナが昔のヒデと歌っていました。時間は残酷です。
Commented by yochy-1962 at 2018-08-28 11:07
> kurashiki-keikoさん
観ましたよ、オレも(^ ^)
全然「思い出」じゃなかったですね。Winkが出た時は大騒ぎでした。
あの頃のヒット曲は、みんながもれなく、今でも口ずさめるものばかり。30年後、今のヒット曲をこうして口ずさめるだろうか、なんて思いますね。
Commented by ERTE at 2018-08-29 01:24 x
バブルの頃の流行ってた曲が流れたりしたら懐かしいです。

中学生の多感な時期に好きだった歌手、バンドが今でもLIVE頑張ってると行っちゃいますね。
Commented by yochy-1962 at 2018-08-29 23:00
> ERTEさん
私の多感な時期はもっと前、淳子ちゃん百恵ちゃんピンクレディあたりなんですけどね(^ ^)
今年はエポ、渡辺真知子、サーカス、大橋純子らが登場したチャリティコンサートに行ってきました。その後大橋純子ソロコンサートにも行く予定でしたが、ガンを公表して中止になってしまいました。残念。早く良くなってほしいものです。
by yochy-1962 | 2018-08-26 09:01 | 映画・舞台・テレビ | Trackback | Comments(4)

Thank you !!!

by yochy-1962
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