前日夜からの大雨に「大丈夫かな」と心配しましたが、翌日はなんとか雨は上がり、今年も親友達と「煮込みマラソン」を楽しんでまいりました。
北千住といったら、「東京三大煮込み」と言われる「大はし」の煮込みが有名ですが、休日の昼間からなんてまず営業はしておらず、していたとしても、スタート地点から呑んだくれて「あ〜もういい、今日は北千住で夜まで過ごそう!」なんてことにもなりかねません。
それだけ、魅力的な酒場がたくさんたくさんひしめいている街です。
今度はゴール地点にして、とことん酒場巡りを堪能することにしましょう。
ここの店が開いていたら、景気づけに一杯引っ掛けてから出かけたかったのですがね〜。
ここは北千住の住宅街の中にある、といった佇まいの、地ビールを飲ませてくれるというお店です。
祝日でも土日でない限り平日扱いで、夕方からのオープンのようで、残念でした。
地ビールがとても美味しいらしいです。やっぱり今度、夜にリベンジ、だな。
荒川に架かる堀切橋を「怖い怖い」と怯えながら渡ります。
風が強く、痩せっぽちな私など(ツッコミ不要)すぐに飛ばされそうです。
多分10分ほどの渡りだったのでしょうが、1日の4分の3のエネルギーを使ったような気分でした。
ちなみに遠くに見える大きな建物、何か分かりますか?
堀切菖蒲園近くにあった、なんだか艶かしい十二支をモチーフにした石像。
こちらは私の干支、寅の像。戌に至っては思わず子どもの目を隠したくなるほどの色っぽさでした(^ ^)。
「大衆酒場のテーマパーク」ともいうべき立石を断腸の思いで通り過ぎ(呑んだくれて、もういい!歩かない!とか言って1日が終わってしまいそうですしね)、折り返し地点の柴又駅に到着です。
ご存知、「男はつらいよ」の舞台になった街です。
ここでやっと乾杯、です。
開店してまだ1年半、という新しい酒場です。テキパキとした明るい店員さんがグー、です。観光地の飲み屋さんの中には、どうして、ってくらいぶっきらぼうな態度にイラっとすることありますからね。
さっそくここの煮込みを堪能です。
野菜の存在がしっかり分かる、ヘルシーなタイプの煮込みです。新しいお店ですからね、これからどんどん熟練度を増して、くったくたのベテラン味(褒め言葉ですよ)に進化していくことでしょう。
以前柴又を訪れたときは平日だったので人はあまりおらず、さすがにもう……なんて思っていたのですが、この日は休日だったからか観光客は多く、寅さん人気は健在、といった感じでした。
ただ、この通りのお店は相変わらずで、古いものを大切にしつつも、もう少し新しいものも取り入れ、話題作りなどにも取り組んでみたらいかがだろう、なんて思ってしまいましたが。
まあ、余計なお世話でしょうがね。
駄菓子などを売っているお店の中に、ブロマイドのマルベル堂コーナーを発見。
さっそく買ってまいりました。そう、この方も「男はつらいよ」に出演されてますもんね。
ちょっとゆっくりし過ぎたので、次の目的地、押上までは電車で移動。
真下から見上げると、さすがに迫力いっぱいです。
しかし、目的としていたお店三軒のうち、二軒はゴールデンウィーク中ということで休み。
この、ワインを飲ませる角打のお店に至っては、ちょうどお店の人が出てくるところに遭遇したので聞いてみたところ、なんでも従業員不足のための休業、なんだそうです。
後継者がいなくて廃業、あるいは倒産、なんていう個人経営、中小企業が増えているなんてのが社会問題になっていますが、んー、こんなステキなお店なら、オレが働いてあげるんだけどなあ、なんて思ってしまいましたが。
まあ、客がいないのにどんどん酒がなくなっていって、どういうことだと問い詰められ、3日でクビ、ってのが関の山でしょうがね(^ ^)。
なんとか入れたのは、地元民で活気溢れるといった感じのこのお店です。
店の作りがいいのか、客がいっぱいなのにうるさくて会話ができない、なんてことはなく、とても心地よい空間です。
煮込みはもつ煮、すじ煮、両方いただきましたが、まあ及第点(何様のつもりだ)。店の子たちも皆感じがよく、とても楽しい時間を過ごすことができました。
で、我々は歩いて浅草に移動。馴染みの店に雪崩れ込んで、いっぱいだからと断られ、次のお店でくだを巻き、またさっきのお店にリベンジし……。
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