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檀れいの後に檀れいは現れるかという懸案事項

c0135618_22332623.jpg ふと、以前自分が書いたブログの文章を懐かしんで読んでいたら、「女優が古くさいエプロンなんかつけちゃって、“アタシ、金麦と待ってる〜”とか叫んじゃってるけど、そんな、発泡酒以下の酒ぐらいで待たれたって、オレはヱビスビールじゃないと帰らないけどね」なんていう記事を2007年に書いていて、ああ、檀れいが出ている「金麦」のCMも、そろそろ10年オンエアされ続けているんだと気づかされたのでした。

 可愛くて、アクティブで、やんちゃな若奥様を演じて10年。もう44歳ということですが、少しもブレることなく、若奥様を演じきるのは大した度胸、もとい、演技力です。

 それに、このCMシリーズが始まった頃は、正直、「誰? この痛々しい感じではしゃいじゃってる人」ぐらいの認識でしかなかったものが、いまや堂々たる認知度。このCMシリーズを皮切りに、女性たちの厳しい視線など気にもせず、ミッチーの嫁の座を射止め、女優としてさらにランクアップ。意地悪な役をやらせたら右に出るものはない、黒木瞳など足元にも及ばない「ヒール女優」として我が世の春を謳歌しているのであります(ああ、あくまでもイメージね。実際にそんな役をやっていたかどうかは定かではありません)。全然褒めてる感はありませんが。

c0135618_22332982.jpg 実際、こういう女性が近くにいたら疲れるだろうなあ、と私は思うのですが、一般的な、あんまり頭を使わないタイプの男性陣は(失敬でございます)、「檀れい、いいよね」などど、こういうタイプを理想の女性像としているようです。
 しかし、「あんまりにも男に媚びているんじゃないの? こういう女こそ、陰で浮気したりスパッと裏切ったりするのよ」などという感想を持つ女性論客と「朝まで生テレビ」あたりでバトルを繰り広げることもよくあったと聞きます(ホンマかいな)。

 まあ、なんだかんだ言ったところで、男と女の間には深い深い溝があるのです。何を言っても無駄だと気づいた「アンチ檀れい派」はもう諦めて、一連のCMを楽しんでしまおうと、「あれは、前に旦那はいないのよ。ひとりでしあわせ芝居を演じているのよ」というシチュエーションを勝手に作り上げ、「檀れい鑑賞法」を確立しているようです。

c0135618_22333357.jpg しかし、もう10年もオンエアされ、まだまだ若奥様です。それはいくらなんでも無理があるのではないでしょうか。
 その昔、この手のCMで圧倒的な、芸術的ともいえる人気を誇ったのは、大原麗子が出演するサントリーレッドのコマーシャルでした。そして、ぐうの音も言わせないくらいなかわいい、一途な、気の強い昭和の若奥さんをバブル期に再生したのは、その佇まいが物議を呼び、どちらかといったら失敗作じゃないかな、と思わせた安田成美のキッコーマンのコマーシャルでした。彼女らが、一体いくつの若奥様という設定だったのかは分かりませんが、確実に現在の檀れい44歳よりは年下だったのではないかと思うのです。
 まあ、44歳だから若奥様プレイをしてはいけないと言っているわけではありません。個人的には、50になっても60になってもこのままで、はしゃぎまわって旦那にイタズラしたり、変顔したりして発泡酒以下の酒を飲んでいただき、人々の涙を誘っていただきたいと思うのですがね(相変わらず意地が悪くて失敬です)。

 ただ、もう檀れいもヨレヨレだから新しい女優を採用しようなんて時が訪れたとしても、じゃあ今の芸能界、檀れいよりも「檀れい的な」佇まいを見せつけてくれる女優さんって、果たしているだろうか、と思うのです。
 昨今の紀香さんなど、なかなかなエグ味っぷりを披露してくださり、「ポスト檀れい」としてはいい位置にいるとは思いますが、ただ炎上するだけで肝心の商品が売れなければどうしようもないですし、なんだか身体が重そうで、檀れいのような、ちょこまかちょこまかした、後ろからケツでも蹴り上げてやりたくなるようなアクティブな動きはできそうもありません。

 そう、やはり現在の「檀れい界」では、檀れい以上に檀れいな物件は他にはありません。檀れい界での檀れいは盤石なのです。

 もしかしたらご本人は、あまりにもイメージが定着してしまったがゆえ、もう「金麦」の広告から卒業したいなんて思っているかもしれません。
 しかし、それは世間が、全国のヒヒオヤジ達が許してくれないのです。これからも、可愛いいを通り越して、なんだかどんどんエスカレートしてすでに痛々しいお姿を演じ続けるのが、彼女の責務とも言えるのかもしれません。
 その先に何が待ち受けているのかは分かりません。大原麗子も、安田成美もなし得なかった可愛いい若奥様の「けもの道」を歩く檀れいさん、これからも応援したいと思います(ぷっ)。
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by yochy-1962 | 2016-05-30 23:27 | 映画・舞台・テレビ | Trackback | Comments(2)
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Commented by ミチ at 2016-05-31 11:01 x
初めてコメントさせていただきます。たまたまこのブログが目に入りましたもので。金麦のコメント面白く読ませていただきました。成程と思うところが多いですね。ただ少し気になったのは意地悪な役、ヒールな役で右に出る者がないと言う部分です。失礼とは思いますがどなたかと思い違いをされてるのではないでしょうか?
私は檀れいさんは宝塚時代から拝見し、その後の映画、テレビドラマ、舞台などは漏らさず観ているつもりですが・・・つまりそれだけフアンということですが、彼女が演じるのは常にほぼ全部善人で、高貴な美女、お嬢様、セレブな奥様などが多く、本当に憎まれるヒール役を演じたことは一つも記憶にありません。それが少々不満でもあります。幅を広げる為にはそのような役もたまにやると良いのになと思っております。
実はそれが少々ふまんでもあります。
Commented by yochy-1962 at 2016-05-31 11:35
コメントありがとうございます。そして大変失礼しました。ちょっと補足しておきました。