2014年 02月 20日
「酒場道」2014・冬
そこで、ここで一挙大放出。たまりにたまったものをデトックスして(毒なんかい)、また明日から新たに「酒場道」を探求していくつもりなのでございます。
まず一軒目は、世田谷の経堂にあるもつ焼き屋「優貴」。以前ウォーキング途中に見つけ、大衆酒場でございますよ〜的なたたずまいがちょっと気になり、近くに用事があったついでに寄ってみたのでした。
もつ煮込みは、(たぶん)新しい店だけあって、熟練度はいまひとつ。もっとくったくたになったもつの切れ端なんかが入っていると、身悶えして喜ぶのですがね、私。
でも従業員の方々は適度に威勢がよく(そう、威勢がよすぎて店員だけが大騒ぎしているところもちらほらありますもんね)、好感が持てる店ではありました。
ちなみに、カウンター席に鎮座する私を、店員さんたちは「クマさん、煮込み入りましたあ」とか「クマさん、ホッピーナカいただきましたあ」などと言っているので、えっ、どうして? オレ、「ブタ」とはよく言われるけれど(苦笑)クマとは言われたことはいまだかつてないよなあ、と思って、帰りがけに、「オレ、クマなんですか?」と聞いたところ、私が座った席の前に熊手があり、そこで、このお店ではその席の客をクマさん、と呼んでいるのだそうです。
ブタの貯金箱でも置いていたら「ブタさん」になっちゃうのかな。まあ、置かないかそんなもの。
いい雰囲気のお店でしたが、値段は、ちょい大衆酒場的ではなかったのが残念。
こちらは、明大前にある「うみのものやまのもの」という、その名の通りの、海の幸、山の幸、どっちもいけまっせ〜という、両刀遣いのための(?)酒場です。
たまにはオープンカフェ状態にするのか、ビニールで外観を覆い、キッチュ感満載で、期待度満点だったのですが、中はいたって普通の居酒屋。それも、AKBにいそうな可愛い女の子をあしらい、客のご機嫌を伺う算段のようにお見受けしましたが、こちらは、お通しでこんな手の込んだものを出され(さけとばとか小魚を自分で焼いておくんなまし、というもの。美味しかったですが)、意外とひとつひとつの料理の値段が高いことに驚き、緊張感いっぱいで、サッと飲んですぐに店を後にしました。
帰りがけに「寒いからどうぞ」などと使い捨てカイロなど渡され、オヤジのハートわしづかみ作戦も決行されていましたが、こちとら悪魔でございます、そんなものには引っかかりません(笑)。
まあ、料理はとてもおいしかったですし、デートなどに利用するにはいいかもしれませんね、他人事ですが(苦笑)。
こちらも明大前にある串焼き屋、「串善」というお店です。
ここは目下のところちょっとしたお気に入りのお店で、カウンター席がテーブル席から死角になる位置に配置され、私のようなお忍びの(誰のつもり?)おひとりさまにとっては、他人の目を気にせず、ゆったりとお酒を楽しむことができて、グーです。
写真のように、バジルやコチジャンと一緒に食べる焼き鳥、焼きトンは斬新です。またこのお店、毎月のサービス品として、旬のお刺身を300円で提供してくれるので、これまた、ちょこちょこっと小さいものをいろいろとオーダーしたい私にとってはうってつけのお店です。
最後は浅草。この日は女子を連れて煮込みロードを闊歩し、その後いつもの串揚げ屋「あげまん」に行く予定だったのが、なんとあげまんは休み。だめだねー休日前なのに……とぶつぶつ言いながら見つけたのが、このビアホールです。
いろいろな種類のビールをいただけて、雰囲気は適度に昭和風(浅草ですものね)。とんでもない酒豪の女子たち(しかし全然酔ったそぶりも見せず。惚れちゃうね)と飲むビールは、雪が溶け切れない真冬の夜をもホットにしてくれる、最高のお味でした。
さてさて、春になったら恒例の「煮込みマラソン」略して「にこまら」が控えています。それまで体調を整え、しっかり仕事をしていきましょう。お酒が一番!
こちとら、ひとり呑みで、”孤独の煮込み”ですからね(苦笑)
「にこまら」、頑張ってくださいね(^^)/
また少人数で飲みましょう。