2013年 04月 14日
淳子祭り 2013
時間というものは「過ぎていく」ものではなく、「やってくる」ものだよと、「時をかける少女」においての深町君は述べておられましたが、やってくるものに対して、もうすでに何の期待もしていない(まあ、そうだよなあ)昨今、こうして、昔の映像を見ながら、ああ、あの頃は楽しかった、あの頃に戻れたらと、グラスを傾けながらむせび泣く(演歌かよ)日々を送るのは、もう堂々、私が「前期高齢者」の仲間入りをしている証なのかと、思ったりもしているのです。
そう、本日は我が永遠のアイドル、桜田淳子さんの55回目の誕生日。私が所属している淳子ファンの集まりでは、盛大にこの日を祝い、私も誘われていたのですが、残念ながら今回は用事があって欠席。
悔しいので、きょうは、数多い淳子ヒットソングの中でも、ベストパフォーマンスともいえる3作品を、ここで紹介しようと思っているのです。
とにかく、申し訳ありませんが、いまのアイドルさんたちとは「格」が違うということを、いまここで、はっきり認識していただきたい! というくらいのかわいさ、美しさ、清純さを堪能していただければ幸いでございます。
まずは、アイドル時代の淳子ちゃんの、これでもか、ってくらいの魅力を集大成させた一曲、夏にご用心です。
この頃は、百恵ちゃんが「横須賀ストーリー」を歌い、ピンクレディーがデビュー。淳子陣営も、おっ、このまま我が世の春を謳歌していられないぞ、と気を引き締めた頃の一曲です。
次は、淳子が髪をバッサリ切ってイメチェンした夏の歌、気まぐれヴィーナスです。
私は、「スター誕生」に出場した、ショートカットの「少年っぽい」というか、ユニセックスな感じ(それからこのたたずまいを「天使」という言葉に置き換えられたのですが)の淳子ちゃんに、子どもながらグッときたものでした。
だから、その後髪を長くして人気が急上昇したものの、やっぱり淳子はショートカットのほうが似合うと、この曲を聴きながら思ったものでした。
最後は、淳子の曲、というよりは、昭和のアイドルが歌った数多くの名曲の中でも、たぶん、一、二を争うほどの名曲と自信を持って言える、リップスティックです。
それまで、阿久悠先生が作り上げて来た淳子のイメージ、そう、執拗なくらいにこだわってきた「くちびる」「くちづけ」「キッス」というものをすべて引っ括めて、見事に松本隆先生が昇華した、名曲中の名曲です。どうぞ御堪能ください。
どれもが「夜のヒットスタジオ」からの映像。残念ながらすべて「埋め込み無効」だったためにリンクを貼ることしかできませんでしたが、ぜひご覧ください。
そして、現在幸せであることを心から祈りながら、そしてそして、もし許されるのならば、もう一度映画、舞台でそのお姿を拝見できることを願いながら、4月14日を過ごしたいと思っています。