2013年 03月 03日
高田馬場「しぞーか立ち飲みおでん ガッツ」
こんな魅力的な提灯を見たら、しぞーか(静岡のことね)出身者なら思わず尻尾をぐるんぐるんさせて入店するしかありません。
あっ、写真の兄ちゃんは私ではありません。店主のガッツさん。静岡の用宗出身、静岡高校出の秀才なのです。
しぞーかおでんの店ですから、最初はもちろん「しぞーか割り」で乾杯です。
お茶割りよりはだいぶ「お茶感」が増した酎ハイです。抹茶を混ぜているのではと思いますが、血液サラサラ効果があり、高血圧の方などにはうってつけのお酒です。もちろん飲み過ぎはいけませんがね(はーい)。
ああ、このお店、「立ち飲み」とは銘打っていますが、ちゃんと座る席も用意されておりますよ。
そしてこちらが今夜の主役、だし粉と青のりの衣装をまとった「しぞーかおでん」です。
黒はんぺんは絶対に欠かすことができない一品ですが、ふだんはラーメンのお色気要員として、ひな壇タレントのごとく発言権も与えられない「なると」が、堂々と分厚く切られ、おでん選抜メンバーとして君臨するのが、しぞーかおでんの懐の深いところです。
なるとも、こうして食べると、もちもちっとした食感が病み付きになりますよ。
黒はんぺんフライも堪能。ああ、どうして黒はんぺんというお方は、おでんにしてよし、フライにしてよし、網でさっと焼いて生姜醤油で食べてもよし、の万能選手なのでしょう。東京でも売って欲しいのですがね(以前紀文から出ていたのですが、なんだか小さくて迫力がなく、あーあなんて思っていたら、いつしかスーパーから姿を消しました)。
二杯目は「三ヶ日みかんサワー」です。
三ヶ日のみかんは、愛媛のそれに比べていくぶん酸味が強く、だからこうした飲み物にすると、その魅力が倍増すると思います。
どちらにしても、しぞーか割りもこちらも、1杯300円という安価! 今度は1軒目から行こうと決意するのでありました。
で、〆は「富士宮風焼きそば」で決まりです。
コシのある麺、肉かすの香ばしさ、だし粉、青のりの奥深さを思う存分堪能です。
なんでも、富士宮焼きそばという名前は「登録商標」されているもので、ちゃんとした講習を受け、試験に合格しなければ(このあたりちょっとうろ覚え)お店等で名乗ってはいけないのだとか。だから、このお店の焼きそばは富士宮「風」焼きそば、となるのですね。
しかし、客にとってはそんなこと知ったこっちゃあありません。このおいしさは、正真正銘の富士宮焼きそばでした。
お店に飾られたこんなイラスト、店主であるガッツさんのお父様なのだとか。用宗で農業を営むかたわら、しぞーかおでんを作り続けているのですね。そっちにも、機会があったら行ってみたいものです。
とにかく、うまい、やすい、感じがいいお店、発見です。また行きませう。
「おきゃーま〇〇」・・・なんかないかなあ・・・
ちなみに岡山弁で「でーこーてーてーて」ってなんでしょう?
「大根炊いておいて」ということです。チャンチャン。
おきゃーまは、やっぱりアレキサンドリア、ですよねっ。