2010年 06月 04日
王子「返上」の危機
仮にも私、「王子」という名で皆様から認識していただいているというのに(自分で言い張っているだけといううわさもあるが。でも居酒屋等で友人から「王子」と大声で呼ばれ、なんのためらいもなく「なに?」などと返事をしていて、気が付くと近くの席のよそ様が、鳩が豆鉄砲をくらったようなまんまるな目をしてオレを見ていることがあり、それはそれで結構恥ずかしかったりします)、この体たらくに「王子」という称号を返上しなくてはならないのでは、という危惧を抱いているところなのです。
で、なにが末期的な状態かというと、思ったことを一度心に留めずに、すぐに口に出してつぶやいてしまうようになった、ということなのです。
まるで「ひとりツイッター」状態(笑)。まあ今のところ、ずっとブツブツつぶやいているほど「あっちの人」にはなっていないと思いますが、ちょっとした「捨て台詞」っぽいことを、平気で言ってしまうようになり、困っているのです。
ある日、職場のちょっとした「お偉いさん」(実際のところはよく知らない。偉そうな「おぢ」がたくさんいる会社なので)の「咳」があんまりにも下品で(喉にからまった「たん」を無理矢理排出しようとしてるみたいな、思わずげんなりしてしまう咳なのです。たぶんこの人、家でも奥さんや子どもから嫌われているだろうなと、容易に想像できます)、つい私、「おぢ」が私の横で咳き込んでいるときに「きったねーな」と口走ってしまったのでした。
たぶん、おぢには私の声は届かなかったと思うのですが、もしはっきりと聞こえてしまったら、私は「外部」の人間ですから、お偉いさんの逆鱗に触れ、圧力で仕事を失うことにもなりかねません。または「ちょっと給湯室に来て」とおぢに呼ばれ、カミソリをほっぺにすりつけられたりするかもしれません(OLかっ)。
笑い事ではありません。ホントに気をつけなくてはいけないのです。
また別の日、ひとりとぼとぼと家路につく途中、道のど真ん中で堂々とキスをしているカップル(暗がりなのでよくわからないのですが、結構いい歳した男女でございましたよ)がおりまして……、まあ、こういう光景は、私の住む街ではあまり珍しい光景ではないのですが、もっとはじっこで、こそこそしながらやっていただきたいものだよなあ、蹴飛ばしてやろうかなどと思っているうち、そのカップルを通り過ぎるとき、つい「バカップル」とつぶやいてしまったのでした。
これも、もしもこのカップルが「その筋」に近いような人たちだったら、やはり逆鱗に触れ、「なんだよテメー」などと私を追いかけてボコボコにしないとも限りません。ホントに気をつけなくてはいけないのです。
別に最近の私、毎日が面白くなくてイライラしている、ということはないんですけれどね、どんどん面の皮が厚くなって来ている、というのが正しいところなのかもしれません。ちょっと心の「軌道修正」が必要なのかもしれませんね。
で、きょう職場の人たちと政治の話などしながらギャハギャハ笑っていたところ(どんな内容でギャハギャハ笑うんだ、とお思いでしょうが)、いきなり私の頭にハエが一匹、ちょこんと止まってくれまして、周りの人は大爆笑。「汗から甘い匂いがしてるんだよーはははっ」(糖尿病かよ)と、大いに笑い者にされてしまいました。
毒舌のかたきをハエがとってくれた、ってヤツなのかもしれません。しかしハエがたかる王子なんて、聞いたことないですよねえ(泣)。
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うちの90歳おばばは、嫁が近くにいても「もうこんなにわからんようになったら死にとうなったわ」などと大声でつぶやくようになっております。こちらは自虐ねたですが、嫁自慢を外に向かって発信?するのにもこちらは困り果てておりますし・・・
明らかに年のせいでそのあたりのわきまえが緩んでいるように感じられます。