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隠れた名曲・昭和歌謡 その34 松本伊代「月下美人」

 以前、下北沢のとあるバーに、松本伊代さんが友達と一緒に来られたのだそうです。
 そのバーは、客の趣向に合わせて、昔の「ドーナツ盤」をかけてくれる店で(でも、バー・キタザワじゃないよ)、伊代ちゃんがトイレに入っている間に、友達と店員さんがちょっとふざけて、伊代ちゃんのデビュー曲「センチメンタル・ジャーニー」をかけたのですが、トイレから戻って来た伊代ちゃん、驚き、照れくさそうにしながらも、その場で「伊代はまだ 16だから〜」と、曲に合わせて踊ってくれたのだとか。
 うわー、その場にいたかったなあと思うのと同時に、ああ、気取りがなくていい子なんだなあと思ったエピソードでもありました。

 松本伊代を一言で表すと、「ノープレッシャー」という言葉がぴったりと来るような気がします。松田聖子のような、芸能人になって一旗揚げるぞーっといった迫力は感じられず、同時期の売れたアイドルが、それぞれみんな紅白に出場したというのに、別に焦る風でもなく、志村けんなどのお笑い番組では「オチ」として使われようと、かえってそれを楽しんでいるようにも見え、女子大にも行き、自分の著書を「まだ読んでない」と堂々と告白する(笑)など、悠々と芸能界の「海」を泳いで来たような気がします。
 いい意味でフツーの、東京の女の子、といった感じ。しかし、現在も何気なくテレビにコンスタントに顔を出し、ちゃんと笑いをとり(ボケとしての、ですが)、おいしいところを持っていってるのですから(なんだか深刻な中森明菜とかに比べたらねえ)、順風満帆な芸能人生、といってもよろしいのではないかと思います。

 で、伊代ちゃんの曲なのですが、彼女、いい曲をずいぶんたくさん歌っているのですよね。尾崎亜美作品の「時に愛は」「シャイネス・ボーイ」はもちろん、「ビリーヴ」「太陽がいっぱい」「さよならは私のために」「チャイニーズ・キッス」、そして「TVの国からキラキラ」「オトナじゃないの」も、伊代ちゃんにしか歌えない名曲だったと思います。
 特に私が好きなのは、この「月下美人」。なんとなーく松田聖子の「ピンクのモーツアルト」に似てるなあと思ったら、やはり作家陣は同じ(松本隆、細野晴臣)でした。
 最近聞いたのですが、この曲は、最初は松田聖子のために作られたのだが、聖子ちゃんが気に入らなくて、それで伊代ちゃんに回って来たのだとか。
 ホントかどうかはわからない情報ですが、個人的には「月下美人」のほうが好きだなあと思いますが、いかがでしょう。

追記 友人からの指摘があり、実はこの歌、聖子ちゃんが蹴って伊代ちゃんに行ったのではなく、もともとは遠藤京子「オー・ミステイク」という曲、だったのだそうです(誰?)。1984年「NHK-FM 細野晴臣の作曲講座」という番組で作られた曲なのだそうで、その後伊代ちゃんが松本隆の作詞で「カバー」した、ということなのです。

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by yochy-1962 | 2010-04-21 00:30 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
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