2009年 09月 22日
人間は「歌う」動物、「踊る」動物
ああ、赤坂は都会だあ。ドキドキしちゃう、ってまだ酔いが回ってんのかな(苦笑)。
今回の目的は南アフリカのミュージカル「ウモジャ」を観ることでした。
ウモジャとはスワヒリ語で「まとまりの心」の意味。古代、狩猟や求愛のときに歌われ、踊られてきた「音楽」から、アパルトヘイトの時代、差別を受け、過酷な労働を強いられてきた人たちが、その苦しみを和らげるために奏でてきた音楽などを経て、ゴスペル、ソウル、そしてヒップホップへと進化していくアフリカンミュージックの歴史を、ど迫力の歌、ダンスとともに辿っていったのがミュージカル「ウモジャ」です。
とにかく、ダンサー、シンガーたちの鍛え抜かれた体がスゴイ、のです。もちろん、鍛錬の賜物なのだとは思いますが、筋肉の「質」が違うというのか、日本人でこんな体を作るのはまず無理だろうな、と最初から降参してしまいそうな美しさです(別に私がそんな体を目指して日夜励んでいるというわけではありませんが)。そんな人たちが躍動感たっぷり、迫力たっぷりでステージの上、ときには客席にまで下りて歌い、踊り、圧倒されるパフォーマンスを見せてくれます。もう、酔いも眠気もふっとんで、まばたきもできないほど熱中し、約2時間の舞台を楽しみました。
考えてみたら、アフリカンミュージックの歴史とは言いますが、これはいわゆる「世界の音楽の歴史」といってもさしつかえないくらい、アフリカの音楽は世界に影響を与えているんですよね。そう、人類の起源はアフリカだと言われていますから、この音楽が我々の細胞のどこかを刺激するのも、うなづけるような気がします。
ちなみに私の大好きな映画に「カラーパープル」「遠い夜明け」がありますが、これらもアフリカが大きく関係している映画。差別を受けながらも「自由」を勝ち取ろうとする主人公達に大いに感動して好きになった映画ですが、もしかしたら、自分に染み付いた「アフリカンミュージックスピリット」が、どこかで反応したのかもしれないなあ、なんてことも思ったりもしました。
どんな悲しいことがあろうとも、苦しい現実が立ちふさがっていようとも、人は歌うことを、踊ることを止めることはありません。ある意味、歌うことや踊ることは人間の「本能」なのではないかと思うのです。
だから私も日夜歌い、人間としての本能をむき出しにして人生を謳歌している、のだと思うのですが、いかがでしょうか(って言われても、って感じですが)。
で、舞台を観終わったらこんなところで軽くお食事。
「ブレッツカフェクレープリー」というところの、そば粉で作ったクレープです。香ばしくて、ヘルシー感たっぷりで、なかなか気に入りました。味はかなりあっさりめなので、卵やハムが入ったものよりも、チーズが入ったクレープのほうがオススメかな。
売店でマイミクのぽーきゅぱいんさんがアフリカの雑貨売ってたんだよ。
木曜日KFKに来るよ。
私は二次会から(^-^)/
ウモジャね、本当はちょっと私的に笑いのツボにはまってしまったところもあって(かつてのベリーダンスネタのように)、ちょっと大変でしたが、素晴らしい舞台でした。