2008年 12月 01日
もしも自分が天地真理だったら
しかし私は大丈夫、元気です。駅の自動改札でパスモの代わりに家の鍵を出しちゃったりする情けない毎日ですが(笑)、絶品のお好み焼きを作ったりなど、それなりに充実した毎日を送っています(なんだかわけのわからない物言いですが)。
先日、淳子ちゃんファンの友人から「1971〜77女性アイドルDVD」なるものをいただき(Beatさんありがとう! それから大元のMottieさんも、ありがとうございます)、うわっ、よくこんな昔の番組のビデオがあったもんだと驚き、懐かしい気持ち一杯で堪能していたのですが(突然ですがクイズです。写真の淳子ちゃん、何の歌を歌っているときの映像でしょうか)、71年から77年の女性アイドルで、必ず出て来るべきはずの「天地真理」の映像がなかったのが、ちょっと不思議な気がしたのでした。
まあ、このDVDを作成した方の好みではなかったというだけの話なのでしょうが、あれだけ一世を風靡したアイドルでありながら、その後の変貌ぶり(笑)にみなさん驚き、おののき、恐れ(笑)、まるで地雷を避けるかのように、天地の話題には触れないでいこうとしているような気もしたりします。
だって、ピンクレディーにしてもキャンディーズにしても、アグネスにしても麻丘めぐみにしても、もちろん淳子ちゃんにしても、アイドル当時の面影はしっかり残し、いまでも美しい女性のままでいるのですから(みなさん努力しているのです)、現在の天地真理の状態は、犯罪に近いものがあるかと思います。誰かがそれについて裁判を起こし、私が裁判員として出廷することがあったなら、もちろん有罪の一票を投じることでしょう。
まあ、現在の百恵ちゃんについては「天地真理」的だという噂もありますが、あの方はもう一般人ですからね。それについては深く追求しないということで。
いや、言いたいのはそういうことではなくて。
ちょうどこの間、友人と「昭和49年の紅白歌合戦」の話をしていたのですが(どんな話題だよ)、この年の天地真理の態度がとんでもなく悪かった、という話をしていたわけです。
昭和49年の紅白は、「花の中3トリオ」が揃って出場した初めての年で、いわば「アイドル新旧交代」の年でもありました。
それまでアイドルといったら天地真理、自分の冠番組をもち、「真理ちゃん自転車」なるものまで発売され、社会を、経済までも牛耳っていた(ちょっと大げさかな)天地真理にとっては、これは由々しき問題で、きっと心の中は穏やかではなかったことでしょう。
売れてナンボの芸能界、そのとき一番売れている、勢いがあるところに集中してチヤホヤするのは当たり前だと思いますが、それまで自分を思い切り持ち上げていた人たちが、まるで潮が引いたかのようにいなくなって、まわりに誰もいなくなったという状況に置かれたとき、「なによこの子たち。アタシに断りもなくチャラチャラしちゃって。面白くないわ。靴の中に釘でも入れてやろうかしら」なんてこと、思っても仕方がなかったかもしれません。
そういう思いが顕著に表れたのが、アグネス・チャンが歌う場面で、あべ静江、南沙織、山本リンダとともにバックダンサーとして登場した天地真理でした。
デビュー2年目の、初々しいアグネスが「ポケットいっぱいの秘密」を歌う後ろで、他の3人はにこやかにアグネスの応援をしてます。しかし、明らかに天地真理は不機嫌そうに、微笑みひとつ見せず、やる気ありません〜みたいな顔をして、思いっきり力を抜いたダンスを披露しているのです。
これは「プロ」としては失格の行動で、自分の感情を押し殺し、エンターテイメントに徹してこそプロだとは思うのですが、もしも、もしも自分が天地真理と同じ状況に置かれたとしたら、「あ〜あ、いままでアタシにべったりくっついていたスタッフが、みんなアグネスに行っちゃったわ。レギュラー番組もひとつ、また終わっちゃったし。今度の新曲もねえ、テニスコートではちきれんばかりの笑顔を見せるいつもの真理ちゃん、ていうイメージじゃないし。なによ、アタシのどこが悪いっていうのよ。100万ドルの笑顔だってまだまだ健在よ。どういうことなのよー」なんて感情を持ったに違いない、と思うのです。
まあ、こういう感情は、人気稼業の芸能人は誰しも持つわけで、ただ、それを思いっきり表に出すか、いや、次のステージを模索して、それに向かって頑張ろうと思うかは、その人の知性、人間性が表れる「トライアル」みたいなものなのかもしれません。
残念ながら天地真理には、自分の人生計画を客観的に見極める力がなかったのかもしれませんし、そういうことをしっかり言ってくれるブレーンもいなかったのかなあ、と思ったりもします。
長い人生、いつ、再び浮上するきっかけがあるかはわかりません。私も、常に精進の心を忘れず、いつ、突然ステージに立ってもいいように、ここらへんでお酒はやめておこうかと思います(飲みながら書いているのね、やっぱり)。
で、これは太田裕美「木綿のハンカチーフ」の画像です。ある方(笑)へのサービスとして掲載しました。
この方も、いまでも全然変わってない声、ルックスはあっぱれです。充実した毎日を送っているんだなあ、ということがよくわかります。
最近、稲垣潤一とのコラボで「木綿」が歌われているとのことですが、現在、このCDを買おうかどうしようか、迷っているところです。どうせなら「九月の雨」あたりを歌ってほしいな、なんて。
天地真理を題材にした人生の心構えは、考えさせられるものがあります。この不況下で多くの人が不本意な処遇を受けることになりそうですが、くさらず、次のステージの準備をしておくことが大事なんですね。
たぶん私のことではないと思いますが、こういうサービスはよろしゅうございますね(笑)。
天地真理ねえ……。私の世代は、うっかり天地真理のことを悪く言ったりすると、校舎の裏に連れて行かれて怖い目に遭わされるほどの人気でした(私は美代ちゃんのほうが好みでしたが)。
栄枯盛衰、諸行無常ですねぇ。
今の姿もひどい・・・と思います。
アグネスは博士号があるんでしたっけ?倉敷にも某学術的?フォーラムでいらしたのをお聞きしたことがありましたが、ちゃんとした人だなあと感心しきりでした。やっぱり人間的にがんばる人はちゃんと評価されるのだと思います。
太田裕美さんの画像ありがとうございまっす♪
(゜O゜;)!エッ、オイラのためじゃない?
最近、あべ静江にとても興味があるんですよ~(当時はあんまり興味なかったけど…)
♪水色は~ 煮込みの色~ ♪
(゜O゜;)!エッ、違う?
言いたかったことをちゃんと読み込んでいただき、感謝しています。こういう時代こそ、クサるんじゃなくて、上を向いて、ニカッと笑って生きるべきなんですよね。
でもホント、あの頃はみんな真理ちゃんファンでしたよね。でもウチの兄貴は「絶対南沙織」と言い張っていましたよ。
一時期男性関係でスキャンダルがあったでしょ。あのイメージがどうしても離れなくて。それにしても水色は煮込みの色とは。ラムネ味の煮込み、って感じですね(笑)。
稲垣アルバム、よかったですか。うーん、どうしよう。自分のためのクリスマスプレゼントとして購入しよっかなあ。
だいぶ前ですけれど、オバサン?になってからの姿をテレビで見ました。
ああなってからも人前に姿を現せるのは、それはそれですごいものだなあと感心しました。
で、不思議なんですが、今はそんなに嫌いじゃないです。
ええ、ご立派なアグネスさまなどよりも。
当時、天地さん、小柳さん、キャン、アグネス、太田さんは皆、渡辺プロでまだ力ありました 年齢的には淳子さんが17歳の頃に上記の方々は20歳超えでしたので転換時期でもあったんでしょうね
って、その結果復讐は遂げられたのか、挑戦は成功したのかはわからないんですけれど(笑)。
オレもね、真理ちゃん嫌いじゃないですよ。もっと活躍してもいいんじゃないかと思うんだけど。
このクイズいいですね。淳子さんの歌っている画像を見て何の曲の何処を歌っているかって。
ファンの人は髪型とか、表情、口の開き方でだいたいわかっちゃうかな?また、お願いします。
って、僕答えてませんでしたね(笑)
答えはもう書いちゃってますから、今度、もうちょっと難しいヤツを作ります。お楽しみに。
昔のはともかく、今の天地真理の動画を見てハマったのですか?
ある意味ハマるとは思いますが……。
真理ちゃんだけでなく、淳子ちゃん百恵ちゃん、あの頃のようなアイドルはもう出ないでしょう。最初からどことなく汚れている子ばっかりですもんねー。
それだからこそ、誰よりも輝いていた当時の彼女に魅力や価値を感じております。
たまたま見た動画がきっかけでした。私は隠れファン歴1ヶ月ですので、彼女の楽曲は全て新鮮に聞こえます。
ちなみに私、淳子ちゃん百恵ちゃんと同い年・・・とうとう50代に突入しました。
理想的には彼女が今でも・・・いや、もうただお元気であればと思っていますが。いやもう何も言うまい。
当時中一でしたが、内山田洋とクールファイブばかり聞いておりました。おっさんみたいな子供(笑)
あと浅田美代子も好きでしたが、あの「赤い風船」を聞いたときには
腰を抜かすほどビックリしたのを懐かしく思い出します。
今はいい女優さんですもんね。
スナックで女の子に無理やり天地真理を歌わせて調子こいてる今日この頃。
嫌がられてるだろなー。
天地真理をフリ付きで ? かなり酔っててもこれはちょっと・・・(笑)
行き付けの居酒屋の大将が南沙織ファンですが、現在の天地真理の事を知らないとのこと。
テレビ観ないのか、仕事柄あまり観れないのか。昔のイメージのままらしい。
人生知らない方がいいこともあるのかも・・・多分。
お話の間に入って恐縮です。すでにご存知かもしれませんが、ニコニコ動画に清水ミチコさんの「月刊明星メドレー」(動画ではないですが)で浅田美代子さん、天地真理さん、桜田淳子さん、他メドレーでモノマネがアップされてます。浅田さんは最高です。淳子さんも特徴をよく捕らえていると想います。
流石プロですね。よかったら、見てみてください。
お言葉ですが、それなりになかなか懸命にがんばっているようにも見えますよ。
(youtubeで「POCKET_IPPAI_NO_HIMITSU」で検索すれば、探せます。) ご参考まで。
さて、天地真理自身の番では「想い出のセレナーデ」を、無微笑のいささかやつれきった表情で歌いますが、その直前に赤組から9人選ばれたメンバーのラインダンス披露があります。淳子・百恵・リンダ・ピーナッツ・梓みちよ、らが、網タイツをはいて、軽快に脚を上げるなどしています。天地真理がこの色香ふりまく女たちなかに加わる構図を、誰しもがどうしても思い描くことができないはずです。天地真理の魅力はお色気とは違うものでした。また、ファンもそれを期待してもいなかった。白雪姫のイメージに徹すれば、時代の潮流に抗し得ず、それこそ「さよならも言わない」静かな退場しかなかったのだと思います。昭和芸能史に残る象徴的ひとこまです。
(……天地真理がひとりだけ赤靴下で、しかも底の分厚い赤い靴をはいているのが、他の面々が白で統一しているだけに妙に目立ち、それだけで全体の均衡のぶち壊しではあります。……珍妙な悲愴感が漂っています。)
まあ、天地真理の話についてはこのへんでお開き、とさせてください(その後の淳子、百恵の話題ならいくらでもできますが)。