こんなご時世ですと、どこどこに行って何々を食べましたあ〜なんて記事を書くのも憚られますし、自粛せざるを得ない心持ちになるってものなのです。
となると、この飲兵衛ブログの存在意義とは、という根本的な問題にもぶち当たるわけでございます。
まあ、時短とはいっても酒場はやっているわけですし、どうせ(笑)お一人様で、有線で流れる70年代歌謡曲でひとりドレミファドンをしたり、隣から聞こえるバカップルの真正バカ話を盗み聞いてメモしたり(相変わらず嫌な野郎ですね)、このようなろくでもない文章を書いたりしてるだけで、別に後ろ指をさされるってことはないのですがね。
とか言いながら、今年になって酒場探訪というものを一切やっていないことに気がついたのでした(まだ2021年も15日ほどしか経っておりませんが)。
実は私、現在、(多分)人生最後のダイエット中でありまして、会社帰りに1時間のウォーキング、夜の炭水化物抜き、そしてアルコール(ちょっぴり)抜きを実践しているのであります。
健康診断で2年連続再検査という、アイドルらしからぬ失態を演じてしまいましたからね、ここはひとつ、昭和アイドル代表としての意地を見せなくてはなりません。
(スミマセン、私、何か変なオクスリをやっているわけではありませんので。念のため)
しかしまあ、私の人生、怠惰な生活を続けた挙げ句にとんでもない体型に落ちぶれ、鬼のような形相でダイエットをして、なんとか元の体型に戻したものの、またなんだかズルズルと飲んだくれた挙げ句、あらまあびっくりな体重になって、またまたダイエットを再開、ということを繰り返しているのです。
ということで、現在絶賛ダイエット中の私、なのでありますが、歳を取れば取るほど簡単には痩せてくれない、というのをつくづく実感している真っ最中なのであります。
昔は、ただ狂ったように(笑)歩く日々を続けていれば、食事制限などしなくてもスルッと痩せてくれていたのですが、もう還暦前のダイエットとなると、ちょっと歩いただけでは、お酒を抜いただけでは、体重はびくとも動いてくれません。
ちょっと前に、「内臓脂肪を取る!」などと謳ったサプリメントを数ヶ月間試してみたりしましたがね(ライ◯ンのラクトフェリンとか大◯製薬の葛の葉イソフラボンとか)、はっきり言います、私には一切の効果はありませんでした。
ラクして痩せようなんて、もってのほか、ってことなんでしょうね( ; ; )、だから基本に戻って運動、食事制限、そしてお酒制限のセットを、地道に地道に続けていくしかなさそうなのでした。
しかし、今回のダイエットはなんだか上手くいっているようで、始めて約1ヶ月半が経ちましたが、なんと6キロのダイエットに成功!
まあ、これで15年ほど前に「どうしよう、痩せなきゃ」と青くなっていた時の体重に、やっと戻っただけの話、なのですが(苦笑)。
やっと振り出しに戻った、ということですね。
あと6キロ減量。頑張ります、ふうっ。
で、まだ目標値まで達していないくせに、成功者のように嬉々として書いてますが、今回の地道なダイエット、何が一番良かったのかというと……。
それは、数年前にぶっ壊れてから放置していた体重計を買い換えたことだと思うのです。
昨今の体重計は、スマホと連動して体脂肪率だの筋肉量だのいろいろな数値を一瞬のうちに測定し、毎日の変化を折れ線グラフにして提示してくれるのです。これで、100グラム単位の変動で一喜一憂させてくれる……、これが、途中で「もういいや!」とならずに続けられる大きな要因だったのだと思うのです。
頑張ってウォーキングをして体重計に乗ると、それなりに数値は良くなってくれます。体重はそれほどでなくても、体脂肪率はちょっと減少してくれていたり、体内年齢というのが少しずつ若返ってくれたりして(一瞬体重計に乗っただけで、どうして分かるんだろうとは思いますが)、モチベーションが下がることはありません。
お酒をたんまり飲んでしまった翌日は、それなりに体重も戻ってしまったりします。でも、また頑張ればしっかり数字になって表れてくれるのですから、ストレスもたまりません。
この調子です。

で、調子に乗って、緊急事態宣言下の週末、地元の居酒屋を梯子などしたりしてきました。
もちろん一人飲み、です。そして、午後4時から6時までの、うしろ指も差されない時間帯です。
久しぶりにこんなものをいただくと、身体が、というより、細胞中が喜んで、すすすす〜っと染み込んでいく感覚になりますね(笑)。
おかげで体重は300グラムリバウンド。
でもいいのです。また節制して、コロナが終息した暁には、すっかりスリムになって、煮込み探訪をしようと目論んでいるのです。