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編集王子

白えび踊り漬

白えび踊り漬_c0135618_21181253.jpg 出張先に持って行くおみやげを探しにデパ地下をぐるぐると回っていたところ、こんなものを見つけ、おみやげのことなどそっちのけで思わず購入してしまいました。
 富山名産、私の愛する「白えび」さんの「踊り漬」です。
 なんでしょう、このネーミング。職人さんがベリーダンスでも踊りながら漬けたのでしょうか。妄想は膨らみます。

白えび踊り漬_c0135618_21182642.jpg 白えびと昆布を、少々の甘み、唐辛子といっしょに酢に漬け込んだこの一品。ほどよい甘みとやわらかなえびの食感がたまりません。グーです。唐揚げにしても、天ぷらにしてもよし、なんて書いてありましたが、このまま食べるのが一番おいしいのではと思います。
 でもどうして「踊り漬」というネーミングなのかは、結局わからないまま。まあ、そんな深刻に悩むものでもないでしょうが(笑)。

 実はきょう、我が母親がゲリラのように上京してくださいまして(苦笑)、帰りの東京駅で奈良名産の「柿の葉寿司」を買い、新宿西口でなんと「静岡物産展」をやっていて、なんとなく釜揚げシラスなども買い……と、なにかとディスカバージャパンな一日でございました。

 おいしい日本酒など飲みながら、秋の夜長でも楽しむことにしましょうか。

ソレタ大文化祭は11月20日からです。ぜひお越し下さい。
 
# by yochy-1962 | 2008-10-24 21:49 | グルメ | Trackback | Comments(4)

東京坂道百景 その21「硝子坂」

東京坂道百景 その21「硝子坂」_c0135618_1125263.jpg 「今、神戸の坂の上にあるケーキ屋さんでアルバイトをしています。マドレーヌがとてもおいしいケーキ屋です。そのうち送りますね。届いた頃に、ちょうどいい酸味が利いていると思います(笑)」なんて手紙をもらったのは、傷心の思いで予備校に通っていた、18歳の夏でした。

 さすがにケーキは届きませんでしたが(笑)、何回か届いた手紙もそのうち来なくなり、いつの間にかその人は「思い出の人」となってしまいました。
 しかし、30歳を過ぎた頃、出張でたまたまその街に行くことがあったのですが、ふと思い出して、仕事の合間にそれらしき坂道を探してみたところ、思いのほか簡単に坂道は見つかり、たぶんここだろう、というケーキ屋さんも見つけることができたのです。

 もちろんその人はいるはずもないのですが、勇気を振り絞って店の中に入ってみました。意味もなく汗びっしょりになって、おすすめだと言っていたマドレーヌを、ひとつだけ買うのはなんだかなあと思い、なんと10個も買ってしまった私なのでした(苦笑。せめて5個ぐらいにしておけばよかったのですが)。
 店を出たとき、坂の上から、きらきらと輝く美しい海がうそのように間近に臨めました。10年ほど前、この坂道をニコニコしながら自転車で駆け下りていく、その人の姿が一瞬見えたような気がしました。
 「とうとう 来たねと 夢の中〜」。何度も何度も、同じフレーズが頭の中をよぎっていました。

 長期の出張だったので、マドレーヌをおみやげに持って帰るわけにはいかず、その後3日間ほど、ホテルでぼそぼそと、ひとり頬張り続けたのはちょっと情けなかったのですが(笑)。

 きらきら光る「硝子坂」の上から、愛しい人が手招きをしている姿が見えるのですが、近眼の私は、その人が本当に愛しい人なのか、愛しい人だったとしても、その人が本当に手招きをしているのか、それとも、さよならと手を振っているのか、わからないままに、いつもあたふたとしているところがあります。
 本当は全速力で坂を駆け上がり、確かめればいいことなのですが、やっぱりさよならの手を振っていたんだということがわかったら、思い込みの激しい私には耐え切れず、強がって遠回りでも違う道を選択し、結局ラビリンスに迷い込んでしまうのです。
 そんなことを繰り返し繰り返し、もう嫌というほど繰り返している、我が人生です。

 まあ、迷路だと思っていたら、実はあるところに続く一本の道だったり、坂の下かと思ったら坂の上だったり、ということもあるのが人生です。はっと気がついたら、美しい海の景色が目の前に広がっているということも、きっとあるに違いありません。そのときそのときで、これだと思った道を、信じて歩いていくしかないのかもしれません。

 ……などと長々と書きましたが、写真の坂は神戸の坂でもなく「硝子坂」でもありません。目黒区東山にある「名もなき坂」なのです(笑)。
 でも、せっかくだから、きょうから私ひとりで「硝子坂」と呼ぶことにします。今度この坂を上ったら、どこからかマドレーヌの甘い香りが漂って来るような気がするのです。

ソレタ大文化祭は11月20日からです。ぜひお越し下さい。
# by yochy-1962 | 2008-10-22 02:06 | 東京坂道百景 | Trackback | Comments(4)

せんべいの殿堂 その9「豆源の揚げおかき」 

せんべいの殿堂 その9「豆源の揚げおかき」 _c0135618_2281737.jpg 麻布十番にある、お豆さんの名店「豆源」は、実は揚げおかきも評判で、店頭で揚げている姿を見てしまうと、豆を買いにきたのに、ついおかきもご一緒に買ってしまうという、「マクドナルドのポテト商法」のごとく、あざとい商売をなさっているのです。
 ……あっ、あざといなんて失敬です。私の場合、この店を訪れるのは揚げおかきが目的で、お豆のほうが「ポテト状態」なのですね。

 それもそのはず、パリッ、サクッとした歯ごたえの揚げおかきは絶品で、一度封を開けたらもう止まりません。会話もそっちのけで一心不乱におかきに向かってしまうのは必至です。たぶん、そのときの私の目は完全にイッていると思われ、いままでそれが原因で何度別れを体験したことか……って感じです(ウソですが)。

 なんとなく、浅草にある「杵屋」の揚げおかきと形状が似ているのですが、豆源のほうが少々固めに揚げていて、歯ごたえもあるようです。出来立てを食べるときはふわっとした食感が楽しめるので「杵屋」、次の日に食べるのならしっかりとした歯ごたえの「豆源」をチョイスするのが正しい選択なのでは、と思います。

 実はこのおかき、「わさび豆」や「おのろけ豆」などのお豆といっしょに購入して、ある方へのおみやげに持って行ったのですが、「ふーん、おのろけ豆? おのろけたいのね〜」なんて言われてしまいました。

 ……なんだかなあ。まあいいや。勝手に想像してください、って感じ(苦笑)。

ソレタ大文化祭は11月20日からです。ぜひお越し下さい。
# by yochy-1962 | 2008-10-20 22:29 | せんべい | Trackback | Comments(5)

Thank you !!!

by yochy-1962
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