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編集王子

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「……あのさあ」
「はい? なんでしょ」

「……まあ、別にいいんですけど」
「はあ?言い出しておきながら別にいいって」

「……アナタご本人のことだからいいけど」
「だからなに? もったいぶっちゃって」

「アナタ、いつまでも王子だとかアイドルだとか言い張っちゃっていますけれど」
「はい、奇跡の49歳とも言われてますけど。……何か?」

「実際にそんなこと言ってる人を見たことないけどね」
「あ、そう? よく言われてますが。どう見ても40くらいにしか見えないって。ご存知なかった?」

「…40だって、十分トシだと思うけどね」
「……。だからなに? なにつっかかってくるの? 感じ悪いなあ」

「……老けたなあ、と思って」
「…ん? 誰が?」

「…これだ。自覚がないんだからしょうがないったらしょうがない」
「はっ、オ、オレ、ですか?」

「……イエス」
「……。またまた、じ、冗談を」

「なんだかシワ増えたし」
「シワ? 前からありますけど。それにこれはシワじゃなくて、……エクボ」

「現実逃避するクセは前から変わらないのよね」
「ポジティブシンキング、と言ってもらいたいね」

「…だからこそ、そんなんなっても平気で生きてこれたと思うんだけど」
「……なんなの? さっきからずっと。ケンカでも売ってるわけ?」

「そのほっぺのシミには気がついてるの? って話よ」
「……シミ?」

「あなた携帯の着信音は淳子の“ねえ!気がついてよ”だけどさあ、ホントに気がついてもらいたいのはそのシミだと思うんですけれど。いかがでしょう?」
「えっ? シミなんかない…はず…だけど……はっ!」

「いつも暗いところでしか自分の顔見てないから気がつかないのよ」
「……」

「暗いところで自分の顔見せて若い〜とか言われたって、意味ないじゃ〜ん、ってヤツよね」
「……」

「それに最近アナタ、仕事場でつくづく老いを感じてるってウワサだけど」
「…はっ」

「同じ島では、というか同じフロアで、どう見てもアナタが一番年上じゃないかって、密かに思ってるでしょ?」
「……はっ」

「会社のトイレで、自分の顔、直視したことないでしょ」
「……はっ」

「そりゃそうよね。明るいもんね、あのトイレ。しみとかしわとか、丸判り、だもんねえ」
「……はっ」

「目の下しわだらけ、っていう時代はもう昔。いまじゃ目の上もしわだらけだもんね」
「眉間のしわが定着しちゃってます、……ってコラ! こんなときにノリツッコミするなんてオレとしたことが」

「“リアルせんとくん”だったらまだいいけどさあ、その顔は、どちらかといったら“リアルこなきじじい”だと思うわよ」
「リ、リアル……こなきじじいっ! ヒッ」

「最近よくヒゲ伸ばしてらっしゃるけれど、すでに3分の2は白髪だしね」
「ヒッ………」

「ちょっとは自覚したほうがいいと思います……」
「……」

「……あっ、なにも言わなくなっちゃった。ちょっと言い過ぎたかな?」
「……」

「大丈夫よ。これはすべてフィクション。架空の会話、ってヤツだから」
「……」

「じ、じゃあ、失礼しますぅ。さよなら」




「……ち、ちょっと待った。待ちやがれ!」

つづく
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by yochy-1962 | 2011-12-20 23:37 | ひとりごと | Trackback | Comments(6)
 考えてみたら、「カバー曲ブーム」というものは今に始まったことではなくて、60年代前半のザ・ピーナッツをはじめとする洋楽カバーから、石川ひとみのようにカバー曲がヒットして(まちぶせ)紅白に出られたというパターンもありましたし、高田みづえのように、ヒットする曲はほとんどがカバー(硝子坂にしろ、私はピアノにしろ、そんなヒロシに騙されてにしろ。あっ、そういえばバーニングの歌手って、どうしてカバー曲ばかり歌わされるんだろうね。小泉今日子もそうだし、島谷ひとみもそうだし、長山洋子もそう)という例もあったりします。
 ですから、決して現在の歌がつまらないからカバー曲が売れるのではなく、いい歌は時代を超えて歌い継がれていくものだ、と解釈した方が正しいのかもしれません。

 で、私の好きな「カバーガールズ」を紹介しましたので、「カバーボーイズ」も紹介しなくては不公平ではないかと思い(誰からもツッコミ及びリクエストはされておりませんが)、きょうもYouTubeサーフィンを敢行。こんな珠玉の三曲を集めさせていただきました。
 まずは平井堅が歌う「Woman〜Wの悲劇〜」。彼がこの歌を歌っていたことは、正直私は知りませんでした。
 この人も「大きな古時計」「見上げてごらん夜の星を」等、結構カバー曲を発表していますが、そのどれもがオリジナルとは違う、彼独特の世界を作り上げているのはさすがだと思います。歌、上手いよね〜。またコンサートに行きたくなっちゃった。

 つぎは、これぞ私が「カバー曲キング」と推したい、井上陽水の「花の首飾り」。
 ザ・タイガースの往年のヒット曲が、歌手が変わり、アレンジが変わるだけで、これほど素敵な、ドラマティックな曲になるとは驚きです。これはすでにカバー曲などではなく、陽水オリジナル曲と言ってしまっても過言ではないくらい素晴らしいと思います。


 最後は、現在ドラマ主題歌として再び脚光を浴びている、スピッツによる「タイム・トラベル」。
 オリジナルはご存知、原田真二です。しかし今の若い人は原田真二って誰? って感じなんでしょうね。この音源は99年頃のものだそうですが、本家よりも草野さんのハスキー声に合っていて、私はこちらのほうが好きです。
 ああ、でもベスト・オブ・タイムトラベルは、もちろんこの私、王子版「タイム・トラベル」ございますよ〜。ピアノ弾き語りで歌っちゃいますよ〜(笑。でも最近全然弾いていないから指が鈍っちまっていますが)。

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by yochy-1962 | 2011-12-07 00:17 | 音楽 | Trackback | Comments(4)
 どうしても、元祖「ドヤ顔の女王」こと大橋純子(笑)「サファリ・ナイト」の当時の映像が見たくて、いつものようにYouTubeサーフィンを続けていたのですが、「あっ、大橋さんはこんな歌も歌ってたんだ」と見つけたものがあったので、誰からのリクエストもありませんがご紹介させていただきました。

 徳永英明の「VOCALIST」以来、猫も杓子もという感じで、様々なシンガーがカバーアルバムなるものを発表しているようですが、カバー曲を出すということは、その歌手の「本当の」実力が露呈されるということで、実際はとてもリスキーなことだと思ったりもします。
 そういう意味で、これからご紹介する曲は「うん、やはりこの人達はいいね。さすがだね」と思わせるものばかり。削除されないうちに保存しておくことをオススメします(笑)。

 まずは「ドヤ姉さん」こと大橋純子の「美・サイレント」。
 山口百恵のトリビュートアルバムに入っている曲のようですが、本人の完璧な歌唱もよし、アレンジもよし、思わずカッチョイイ! と叫んでしまいたくなる曲に仕上がっていると思います。
 どういうわけか、一時の「ノエビア化粧品」のコマーシャルを彷彿とさせるご本人のショットもグー。このあと、ご本人のヒット曲「ビューティフル・ミー」を併せてお聞きになり、「キレイよーっ姉さん」と言ってあげてください(笑)。


 つぎは「毒舌姉貴」こと岩崎宏美の「ブルー」。
 本家は渡辺真知子さんで、リズムを駆使した「歌謡曲っぽい」つくりの曲でした。しかし、NHK「ふたりのビックショー」で太田裕美がこの曲をスローでしみじみ歌っているのを見たことがあるのですが、「ああ、この曲はゆっくり、ゆったりバージョンで歌う方がいいな」と思った覚えがあり、うん、我が意を得たり、という思いで聞き惚れてしまいました。


 最後は「深刻歌姫」中森明菜が歌う「天城越え」。
 うーん、はっきり言って中森さんの歌唱はいまいち迫力不足ですが、映画音楽のようにゴージャスなアレンジは聞いててとても心地よく、紹介させていただきました。映画やドラマで三女優が演じた「天城越え」のワンシーンも入っています。
 学生時代、友人らと田中裕子バージョンの映画を観に行ったことを思い出しました。
 同時上映は「砂の器」でした。上映中ずっと眠りこけていた女の子が、あの、有名な放浪の旅シーンでむっくり起き出し、しっかりと泣いていたのには度肝を抜かれました(笑)。

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by yochy-1962 | 2011-12-05 00:29 | 音楽 | Trackback | Comments(2)

by yochy-1962