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編集王子

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<   2011年 05月 ( 8 )   > この月の画像一覧

c0135618_2383051.jpg 梅雨に入る前に(あっこれは梅雨入り前のことなのですよ)、新緑のすがすがしい空気と、己の汚れきった、荒みきった空気(苦笑。そんなに卑下しなくても)を交換したいと思い、向かったのは明治神宮、でございました。

c0135618_2384557.jpg 明治神宮は初めて、というわけではないのですが、初詣など、人でごったがえしているときに伺うばかりで、その緑の豊かさを堪能することなくその場を後にするだけで、いつかはゆっくり訪問したいと思っていたスポット。
 都会のど真ん中にあるとは思えない広い敷地に、鬱蒼とおい茂る木々たち。実はこの森、昔は一帯畑だったのだそうです。それを大正時代に造営が始まり、現在では全くの自然森林といっても過言でないほどの立派な森に成長したのだそう(←出典、完璧ブラタモリ)。

c0135618_2384937.jpg やはりここまで来たらお参りしないわけはありません。まるで祈祷師みたいなポーズ(西川のりおがつくつくぼーし、つくつくぼーしと叫びながらするポーズみたいな。例が古いか)で祈っているサラリーマン風のおっちゃんにちょっと度肝を抜かれましたが、負けじと横に並んでお祈り。テレビかなにかで、10円ぽっきりのおさい銭はということでよくない、と言っていたので、十分ご縁がありますようにと、15円をチャリン。
 とても15円程度では聞き入れてもらえそうもないほど、たくさんの願い事をしてきました。あっ、もちろん最大の願い事は、震災の被害から、一日も早くすべての人が立ち直ること。いや、偽善でもなんでもなく、いまは自然とそんなことを思ってしまうものですね。
 まあ私もある意味被災者。大震災の影響をもろに被ってしまい、仕事が激減。ヘラヘラと笑っていられる状態ではなかったりするのですよ。ホント、募金箱抱えて街角に立ちたいくらいなのです。まあ、私もアイドルですから(昭和の、ですが)、そんなことファンが許してはくれないから……、ああ、あんまり本気で考えてないなコイツ(苦笑)。

c0135618_2385292.jpg どうも明治神宮には有名なパワースポットなる井戸があるらしいのですが(なんでも、ある芸人がその写真を待受画面にしたところ、たちまちレギュラー番組のオファーがあったとのこと)、どうもそこは500円ほど払わないと入れない御苑にあるようで、ケッ!と思った私は、代わりにこんなものを発見し、パチリ。
 「夫婦楠」といって、縁結び、家内安全の御利益があるようですよ。もともと明治神宮は縁結びの神様として知られているようですがね。
 さあ、どうしてこんなにいい男(あるいは女)なのにステディができないのとお嘆きのあなた。本当は鏡を差し上げるのが一番の薬のような気もしますが(笑)、とりあえずこの写真を待受画面にしてみたらいかがでしょうか。また、最近どうも妻(あるいは夫)が自分をないがしろにしているような気がしているとお嘆きのあなた。ご自分の加齢臭、あるいは頬のたるみを認識する前に、この写真を待受画面にしてみたらいかがでしょうか。
 と、自分の乾ききった現状を省みず、進言させていただきました(笑)。

 でもね、なんだかんだ言ってみても、神は結局自分の心の中に宿るもの。こういうところに赴いて、神聖な気持ちになって、心をリセットすることが、一番の御利益に通じるのではないかと思うのです。
 そう、全ては自分次第。自分が変われば、きっと世界も変わるものなのですよ、ね。
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by yochy-1962 | 2011-05-31 23:23 | Tokyo迷子ウォーキング | Trackback | Comments(2)
c0135618_12153223.jpg イギリス在住のブログ仲間、らいおんみどりさんが一時帰国され、恒例の(第3回目だもんな)飲み会を行ってまいりました。
 場所は「おいしい焼き鳥が食べたい〜」というらいおんみどりさんのリクエストにお応えして、新宿、伊勢丹裏あたりにある「そして…はなまる」というお店をチョイス。
 このお店、以前イケメン4人衆(あっ、そのうちひとりはオレのことね。なんか文句ある?)の新年会で使ったことがあり、とてもおいしく、かつボリューミーで、かつお値段も良心的だったと記憶していたので選んだのでした。
 必死の形相でウォーキングしまくり、お腹を空かせ、気合い十分です。

c0135618_12153975.jpg 待ち合わせ時間から遅れること15分(このあたりも恒例。笑)、らいおんみどりさんと妹さんが到着です。
 「ヨッチーさんまだ体型保ってる〜」といきなり言われ、ちょっと気分をよくして乾杯。
 そう、この「にこけん的乾杯図」をすっかりマスターしているらいおんみどりさん、ぜひ次回は「本場の」にこけんにもぜひ、って感じですね(笑)。

c0135618_12154918.jpgc0135618_1216024.jpgc0135618_1216512.jpg
c0135618_12161188.jpgc0135618_1216129.jpgc0135618_12161472.jpg
c0135618_12161776.jpg ここのお店の焼き鳥は、ベーシックなものもありますが、ちょいと「ひとひねり」したものも多く、とても新鮮な気持ちでいただくことができ、グーです。
 例えば「ぼんじり」は普通塩味でいただきますが、ここではポン酢をかけて食べたり、また、つきだし代わりに大根おろしが出てくるのですが、焼き鳥をこの中に入れて食べることをおすすめしたり。
 合ってるか合ってないかはともかく、その発想力というか、チャレンジ精神は、私が頻繁に通う大衆酒場にはないもので、右脳をバシバシ刺激してくれるような気がします。
 サラダも、〆のじゃこチャーハン(だったかな)も、とてもオリジナリティー豊か。しかし、サラダはどんなだったか、それと、この食べた記憶がない野菜のようなものはなんだったのか、全然覚えていない客でごめんなさい(苦笑)。
 せっかく右脳が刺激されても、その肝心の脳がスポンジ状では仕方ありません。

c0135618_12512356.jpg さて、2軒目はどうする? ちょっとおしゃれなワインバーか、老舗の、昔の文豪が通ったというバー、あるいはバリバリの大衆酒場という選択肢がありますが……という問いに、迷わず彼女から出た答えが「大衆酒場」。
 ということで、西武新宿駅近くにある「加賀屋」に突入です。
 「へえー。加賀屋って2階にあるんだ…」
 いいえ、加賀屋はここだけでなく、都内に数十店舗もあるんですよ。フランチャイズ制をとっていてね……(らいおんみどりさん、ナイスボケ)。

c0135618_12575884.jpg 第2回目の乾杯図、です。私はもちろんホッピーをいただきましたが、らいおんみどりさんには加賀屋名物、「バイスサワー」を強制。
 しその香りが爽やかで、思わず酔いも醒めるような酸っぱさが魅力のサワーです。

c0135618_130334.jpg ぜひ、東京煮込み界(そんなものがあるのか)でトップクラスをひた走る「煮込み鍋」を堪能していただきたい、とオーダー。
 うん、やはり、ここの煮込みは別格です。味はもちろんですが、もつが他店とは圧倒的に違うのです。やはりキング。堂々たる存在感。賞賛の嵐。
 ……しかし、ちょっと盛りが少なくなったような気が……。まあ仕方ありません。このご時世ですからね。

 ということで、今回もいろいろな話で盛り上がり、あっという間に過ぎて行った約4時間、でした。らいおんみどりさんとは2年に一度お会いするぐらいですが、とりあえずブログで近況を知っている仲ということで、なんの違和感もなく話に夢中になれます。イギリスに住んでいる人とリアルにお会いして、近況報告をして、なんて一昔前には考えられないことでした。これもブログのよさ、なんですね。

 今度は私がイギリスに……といつも思うのですが、イギリスって食べ物あまりおいしくないっていうし……(結局それかよっ)。
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by yochy-1962 | 2011-05-28 13:14 | グルメ | Trackback | Comments(2)
c0135618_16165683.jpg さわやかな5月の風が心地好い週末、久しぶりの迷子ウォーキングはここ、大相撲技能場所で賑わう両国からスタートです。
 今回の目的は二つ。完成に近づいたスカイツリーの、川に映った「逆さツリー」の写真を撮ること、そして、以前商店街が軒並み定休日で、せっかくとことこ歩いていったというのに拍子抜けだった、立石の仲見世通りを堪能することです。
 こんな私の野望に賛同してくれた同志3名を引き連れて、いざ出陣。さて、歩くぞ〜!

c0135618_1617505.jpg まずは、相撲に沸き立つ(世間的には全然沸き立ってないんですがね。ここ周辺はやはり相撲一色。たくさんの力士がそこらじゅうを闊歩してましたが、やはりあの人たち、あの体格は常人じゃないね。)国技館を通り越えて、旧安田庭園にチェックイン。以前サライという雑誌で、ここの池からも「逆さツリー」の写真が撮れるという記事を読み、ぜひとも行かなきゃと思っていたのです。
 ご覧のように、遠くにスカイツリーの勇姿は望めましたが、たぶんここら辺りから川に映るツリーが見えるだろう、というポイントが、先日の地震のため灯籠が崩れ、立ち入り禁止になっていたのでした。がっかり。

c0135618_16264415.jpg 旧安田庭園のすぐ横には横網町公園があり、その中には、関東大震災や東京大空襲などで亡くなられた方達のための「慰霊堂」や復興記念館もあり、さっそく中を見学することに。
 なんだか最近テレビで見た光景がずらりと並んでいて、また心が塞がれたようなような気分になりましたが、それでも現在、東京はこのような災害、人災がありながらも立派に立ち直り、繁栄を続けています。きっと東北地方も、時間はかかるかもしれないけれど、きっと見事に復興するに違いないと思うばかりです。

c0135618_16442882.jpg さて、錦糸町方面へとてくてく歩き、ご覧の通りスカイツリーの「全身」が拝める通りに出ました。
 なんでもこの通り、なんてことない細い通りですが、「スカイツリー通り」という名称をつけ、発展を虎視眈々と狙っているのだとか。なるほどこのあたり、マンションの建設ラッシュ。きっと地価も上がっているんでしょうね。

c0135618_1649354.jpgc0135618_16493263.jpg

 広い通り(浅草通り)に出たところに、こんな休憩所があり、ちょっとブレイク。
 「おしなりくん」という、スカイツリーに便乗してできあがったキャラクターは、押上・業平橋地区の「押(おし)」と「業(なり)」からとった名前。キャラクターデザインは一般公募だったようで、ここの休憩所には、そのボツになった作品も展示されています。
 なんだか、こっちのほうにしたほうが、人々を不安な気持ちにさせて面白かったかも……(そう、せんとくんを初めて見たときのような気持ち)という作品も多数ありました。

c0135618_1425639.jpg スカイツリーの真下まで到着。
 なんだか高過ぎて、笑っちゃいますねー。
 このあたり、すでにちょっとした観光スポットになって、カメラを持った人々で賑わっています。ああ、我々もその一員ですね。

c0135618_1464754.jpg で、これが今回の目的のひとつ、「逆さスカイツリー」の写真です。
 隅田川の支流、「北十間川」の水面に映る「逆さスカイツリー」ですが、……んー、テレビや雑誌で見たような、はっきりとした像が撮れなくて、少々がっかりでした。
 ツリーの背が高くなり過ぎたのか、カメラを向ける角度がまずかったのでしょうか。また、風が強い状態だったり、日の当たり具合によっても、川面に映る像は変わってくるのかもしれません。
 ここ、ちょっと有名なスポットになっているようで(西十間橋というところ)、ここにも多くのカメラマンがたむろしていました。今度は朝早い時間にでも行ってみようかと思います。

c0135618_14193358.jpg ツリーを越えてしまうと、いきなり、昔ながらの静かな街に戻ります。
 小鳥屋さん、なんて久々に見たなあと思い、思わずパチリ。

c0135618_14224135.jpg 京成押上線に沿うようにして歩き、八広駅を越え、荒川まで到達しました。河川敷でちょっと休憩。
 この日は吹く風が心地よく、まさにウォーキング日和、スポーツ日和、といったところ。

c0135618_14273891.jpg カメラに興味津々のワンちゃんに遭遇。カメラ目線のベストショットが撮れなくてゴメンネー。

c0135618_1430112.jpg 四つ木橋を渡り、ちょっと横道にそれると、まさか車がびゅんびゅん通る街道のすぐ近くに、こんなところがあるとは思えない、自然豊かなエリアに出くわします。
 「四つ木めだかの小道」というところで、めだかは発見することはできませんでしたが、魚はちゃんと泳いでいた模様。しかし食えない魚には興味がない我々は、スルーです(笑)。

c0135618_14352958.jpg 復興のためのチャリティーソング、だということだから、応援しなくちゃ(笑)。

c0135618_14363118.jpg この商店街は「立石勉強会」というのだそうです。すごい教育熱心な街なのかと思ったのですが、商品を安く提供することを「勉強させていたたきます」なんて言うところから、この名前がつけられているのですね、たぶん。

c0135618_14392446.jpg で、勉強の結果こういう日本酒が売られているのかと思ったのですが(笑)。
 ちょっと欲しいね、こんな酒瓶。

c0135618_14411774.jpg デザインチックにも思えない、奇抜、というほどでもない、宣伝効果があるとも思えない、なんだか評価の仕様がないパチンコ屋さんの外観です。
 昭和だねえ、という形容がぴったり、だな(笑)。

c0135618_14431324.jpg 約20000歩歩いて、今日の最終目的地、立石仲見世街に到着です。モデルは、さて、どこの店で飲もうかと鼻を利かせているヒロちゃんの後ろ姿(笑)。

c0135618_14472273.jpg しかし、ぜひ一度行ってみたいと思っていた「宇ち多゛」という店は、残念ながら閉店。あとで調べてみたら、この日は土曜日だったのですが、土曜日はこのお店、12時から開店し、品切れになり次第閉店、ということだったので、午後5時くらいに伺っても、もう品切れで店じまいしていたのかもしれませんね。
 ということで、こんな店をチョイス。
 夏生のサインがあるから、きっと「安くて」いい店に違いありません(笑)。

c0135618_14505586.jpg お疲れさま〜の図。
 ほどよく乾いたのどに、ビールが、ホッピーがぐいぐい、染み込むように入っていきます。この一瞬のために働き、歩き、運動しているんだよなあとしみじみ実感。

c0135618_1452553.jpg ここの煮込みを調査。
 野菜がたっぷり入り、よく煮込まれた「ベテランの味」がする煮込みです。美味。

c0135618_1455532.jpg いつのまにか「ホッピーマラソン」に主題が変わり、はしご酒。
 「迷子ウォーキング」ではないな、この図は(苦笑)。

c0135618_1459735.jpg このお店は、焼き鳥がおいしくて、なかなか肉厚、ジューシー、食べ応えたっぷりでした。
 このお店も、前のお店も、数品おつまみを頼み、お酒はそれぞれ2杯ずつお代わりをして、お会計はひとり1000円ほど。
 いいっすよね〜。これぞ大衆酒場。わざわざ歩いて行っただけの価値はあるものです。

 ……って、ウォーキング記事のつもりで書き始めたのに、最終的にはいつもの飲み助ブログで終わってしまいました。まっ、いいか。めでたしめでたし(苦笑)。
 
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by yochy-1962 | 2011-05-21 15:05 | Tokyo迷子ウォーキング | Trackback | Comments(4)
c0135618_20324070.jpg 「ゴールデンウィークだもの。昼間っから呑まなきゃダメでしょう」と言う友人、K氏の挑発に乗り、昼の1時に武蔵小山駅で待ち合わせ、向かった先は立呑み屋の雄(?)、「晩杯屋」です。
 え〜昼間っから呑むなんて不良か世捨人じゃん〜 などと思いましたが、まあ実際、不良でも世捨人でもある我々ですから(苦笑)、きっと昼間の立呑み屋が、悲しいほど似合うに違いありません。
 家からウォーキングで武蔵小山に向かい、お腹を空かせ、気合い十分です。
 (自宅から武蔵小山駅まで、ちょうどぴったり10000歩。なんということでしょう。)

c0135618_20324396.jpg このお店、ただ「安い」のを売りにしているわけではないようで、毎日微妙にメニューを変え、決して常連さんを飽きさせるということはありません。
 マグロ刺しや煮込みなんてのは、グランドメニューとして常時置いてある様子。こないだ「煮込みが150円」などと書いてしまったようですが、なんと130円、でございました。す、すごすぎます。

c0135618_20325739.jpg とりあえずマグロ刺し、カツオのたたきを堪能。
 ひとり、あるいはふたりで食べるにぴったりの量がグー、です。ちなみにこのお店、醤油を入れる小皿などというハイカラなものはありません。刺身にそのまま醤油をぶっかけていただきます。そうして皿を洗う手間を省く分だけ、より安価に商品を提供できるようになっているのですね。

c0135618_2033361.jpgc0135618_2033411.jpgc0135618_2033647.jpgc0135618_203388.jpg

c0135618_20331021.jpgc0135618_20331241.jpgc0135618_20331499.jpg いやあ、今回も食いました。呑みました。そりゃあこれだけの安価ですからね、食わなきゃ損損、です。
 あえて前回オーダーしなかったものを食べてみましたが、どれも平均点以上、安心して食べられるものばかり。特に気に入ったのは、プリッとした食感をしっかり感じることができる小海老の唐揚げ、そしてほのかな酸味がグー、肉も柔らかくてグー、の黒酢肉だんごかな。ああ、マグロナゲットも面白い食感だったな。

 チビッコ2名がお父さんらしき人と来店していて、大人の食べるおつまみを堪能している姿を微笑ましい気持ちで眺めながら(小さいうちからこういうところに出入りするなんて、将来有望。笑)、気がついたら大酔っぱらいの我々。とても気持ちのよい、けだるい午後を過ごすことができました。

 しかし、酔っぱらって気の大きくなった我々は、その後ドラッグストアで安売りのいろいろなものを買い込んだり、どういうわけかハンバーグレストランで飲み直したり、K氏は調子に乗ってイヌに噛まれたり(笑)、なかなか印象深い「こどもの日」を過ごすことができたのでした。
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by yochy-1962 | 2011-05-16 00:50 | グルメ | Trackback | Comments(2)
c0135618_21333572.jpg 私が「京都の兄」と慕い続けて20年。京都在住の詩人で版画家、山田喜代春氏から新刊本「万歩のおつかい」が届けられました。

 私と山田氏との出会いは、私が20代半ば、まだ悪魔に魂を売ってなかった(苦笑)頃。図書館で氏の詩画集「ぼくはコペルニクスだ」をたまたま手にし、ぺらぺらとページをめくっていくうちに、そこから離れられなくなってしまったのでした。

 素朴で、ほんわかした気持ちになれる版画やイラスト、そして、肩の力がすーっと抜けていくような、それでいて元気を分けてもらえるような、とても心地よい読後感は初めてで、さっそく書店でこの本を入手。

頭ない 力ない 金ない だから質素に しています

いやなことは いっぱいあるよ やりたいことも 山ほどあるよ これでおあいこ

意欲のない人 よっといで みんなそろって ゴロ寝しよう

失敗の多い人や ダメな人を 許すことのできる おおきなこころをもとう
まずてはじめに ぼく自身を 許そう

悲しいときには 橋の欄干を けんけんで渡れ かなしみなんか ふっとぶぞ

 何度読んでも、眺めても、その感動は変わらず、思わず氏にファンレターらしきものを出してしまいました(ホントにその当時は純粋だったのねえ)。
 すると、後日なんとご本人から連絡をいただき、その版画のイメージと同じ、暖かい人柄に感動し、ぜひ一緒に本を作りましょうと話がまとまってしまったのでした。
 当時子どもの本の出版社に勤めていたのに「どうしてもこの人の本が出したい」と、上司を恫喝し(笑)、泣き落とし、なんとか「けんけん」という詩画集を出版することができたのでした。

 それ以来、私が京都に行ったときは必ず会わせていただき、氏が東京で個展を開くときは必ず伺い、というおつきあいをさせていただきました。
 そして今回の新作は、氏の集大成ともいえる作品集になっていて、版画あり、イラストありの、ボリュームたっぷり、読み応えのある内容でした。
 新しい詩の中で、特に好きなものをちょっとご紹介。

自分を好いてくれる人が五十人 嫌がる人が五十人
好いてくれる人あとひとりひがそう

子猫を胸に抱いた托鉢僧は 片手で布施を受けました

ぼくの人生凸凹で その凹に酒をそそいで あかるいうちから飲んでいる      (見られたのかな? 笑)

ぼくの指は純潔です いちども指輪をはめたことはありません
でも遠い日の 「赤い糸」の痕跡は かすかに残っています    (やっぱり見られてるな 笑)

 不思議なもので、私、若い頃は氏の「応援歌」的な詩が好きだったのですが、年齢を重ねるにつれて、自虐的な、思わず笑ってしまうような詩がとても好きになっているようです。これは私の「成長」なのか、「堕落」なのかは、ちょっと考えないようにしようと思いますが……(苦笑)。

 機会があったら、ぜひ読んでみてください。書店でも置いてあると思いますが、注文しないと手に入らないかもしれません。

 「絵日記 万歩のおつかい」山田喜代春
定価 本体1400円+税 発行 株式会社わい・アート/ワイアートギャラリー
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by yochy-1962 | 2011-05-14 11:26 | 文学・芸術 | Trackback | Comments(2)
 「ねえ、こないだテレビに出てた?」と、故郷の、幼なじみの女の子(子、じゃねーなさすがに)から突然メールがありました(まあ、メールというものは突然来るものなのですが)。
 「いや、出てたらとっくに大騒ぎしてるよ」と返事をしたところ、「ああそうなんだ。秋葉原の立呑み屋だったから絶対そうだと思ったんだけど。でもとりあえず、主役はアナタじゃなかったわよ」というメール。
 「立呑み屋? じゃあオレかな(笑)。いや絶対にオレじゃない。主役でなけりゃ出てるはずはない」
 「私は去年2回ほどインタビュー受けたんだけど(美しいから)、テレビに映る私はホントの私じゃないのよね」
 「うん、テレビに映ったアナタが、ホントのアナタだと思うよ、たぶん」と、久しぶりのメールなのに、すぐに掛け合い漫才みたいな気分になれるのが幼なじみのよいところ……。

 ……って、そういう話ではなくて。
 私に似ているという人が、また、私に断わりもなく東京中を闊歩しているようなのです。
 そういえば地震の数日後、姫さんからやはり突然メールがあり、「いま、高井戸の駅にいた?」というもので、そのとき家にいた私は「いいや、晩酌中だけど」と返事をしたところ、「もうドッペルくらい似てた(死期が近いのかよ)。キャップかぶって早歩きしてた」というメール(やっぱりドッペルかもしれない)。
 んー、もしや以前横浜に出没したオレのそっくりさん? とも思いましたが、まあ世の中には自分に似ているという人が7人はいると言いますから、不思議なことではないかもしれません。私、東北沢では「青山さん」という名前で二度ほど声かけられましたしね(笑)。

 しかし、これほどたくさんいる私のそっくりさんだというのに、自分では「おや、この人オレそっくり」という物件を見かけたことはありません。テレビでは向井理ぐらいかな、似てると思うのは。

 ……ダメ、最後まで読んでえ。

 というより、自分が本当はどんな風貌なのか、どんな風に見られているのかをよく認識しないと、自分に似ている人とすれ違っても、それに気がつかないものなのかもしれません。
 イラストレーターの友人が、自分の描いたイラストを指差しながら「ほら、これヨッチーに似てるだろ」と言ったので「どれどれ」と覗いてみたところ、それはなんだかまんまるの、むさ苦しい山男(に見えたんだけど、違っていたらゴメン)の後ろ姿でした。
 「違うよ、絶対に違う」と心の中では思いましたが、案外、他人様から見たら私、そんなものかもしれません。

 外見だけではありません。電車内や酒の席などで、ときどきびっくりするような振る舞いを披露してくださる方がいますが、いや、もしかしたらこれ、自分にそっくりかもしれないぞと思わなければ、自分はどうかな、と振り返らなければいけないな、と思うばかりです。
 ……で、パンツの紐がしっかり締まっているか確認したところ。

 と、最後はきれいにまとめるつもりが、結局おちゃらけちゃった(苦笑)。
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by yochy-1962 | 2011-05-12 17:24 | ひとりごと | Trackback | Comments(4)
c0135618_15261216.jpg 本蓮沼に店を構えてン十年、地元民に愛され、繁盛店として君臨するのが「浜出屋」という大衆酒場です。
 「とにかく安い店でね、注文は紙に書いて出して、酒類は自分で冷蔵庫から出すんだよ」という先輩の言葉に興味津々。鼻息を荒くして(はしたない)王子入店です。
 いきなり、チープな(失敬)大テーブルがどどどーんと置かれた空間、「なんとかダンススクール」とか書かれた昭和風の大鏡、そしてこれまた昭和風(失敬その2)の美人フロアレディー(?)が目の前に。すでにノックアウト、です。期待がふくらみます

c0135618_151362.jpg 評判通り、メニューは内容も値段も庶民的。さあて、何を食べよう……と右から文字を辿っていたら……ん? 「パルミジャーノ レッジャーノ」?
 大衆酒場で決して見ることはないと思われていたパルミジャーノさんが、こんなところで「フフフ」と不敵な笑みを浮かべて佇んでいるではないですか。
 こ、これは。
 この店、ただものではないかもしれません。
 しかし、注文を自分で書いて渡さなくてはならないこのお店ですから、もしかしたらこのメニューは、「どうせこんな長い文字書こうと思う客なんかいるわけがない。書けるもんなら書いてみやがれ」というお店側からの「挑戦状」なのかもしれません。
 ということでしたらこのケンカ、受けて立たないわけがありません。パルミジャーノだらけの注文票を涼しい顔で「昭和美女」に渡し、慌てふためく厨房、「申し訳ございませんでした」と平謝りの店員を見てやろうと、勝手な「妄想闘志」がめらめらと沸き上がるのです。
 ……っていうか、この時点ではパルミジャーノ レッジャーノって何? という根本的疑問は、こっそりと胸の奥にしまっている状態ですが(苦笑)。

c0135618_1511039.jpg やはり、こういう老舗店の煮込みはぜひとも堪能しなくてはなりません。
 よく煮込まれた、肉メインのもつ煮込み。「さっぱりとした煮込みは煮込みにあらず」という持論を展開し、学会でも発表している(ウソ)私にとっては、十分納得、満足の、こってりとした味噌味がうれしい煮込みでございました。

c0135618_1512133.jpgc0135618_1512342.jpgc0135618_1512734.jpgc0135618_1513139.jpg
c0135618_1513372.jpg 値段がどれも300円程度なので、ひとつひとつの料理は小ぶり。しかし、そのぶんいろいろな料理を堪能することができますし、少人数で行ったり、ひとりでさらりと飲んで帰るお客にとっては、うってつけのボリュームです。
 こうしたおつまみや豚の生姜焼きみたいに「おかず」でご飯を食べ、さっと帰るおひとりさまもいらっしゃいます。こういうお店が近くにあるのは、この上もなく幸せだなあ、「おひとりさま」は、健康や節約のために自炊しても、いろいろな食材を揃えるのが難しかったり、同じメニューを3日間も続けざるを得なかったり、結局食べ切れずに捨ててしまったりという悩みを抱えがちですもんね。

c0135618_1513910.jpg ウワサ通り、このお店のお酒は、冷蔵ケースの中に入った酒類を勝手に取り出し、お会計のときにその空き瓶の数で清算、ということになっています。だから焼酎のショット、はできなくてボトルのオーダー、ということになるのですが、それでも超格安なので、全然懐が痛むことはありません。
 ビールは写真の通り各メーカーの主力が揃っていて、この際「本当においしいビールはどれだ選手権」をやろうと提案。
 ……で、優勝は……わかりませんでした(苦笑。どれもおいしいし。でも飲みやすいのはキリン一番搾り、ぐいぐい飲めるのはアサヒドライ、かな。ツウ、に言わせればヱビスなんでしょうけどね)。

 おいしくて、安くて、気取らなくて心からくつろげる、楽しい時間を過ごすことができました。ぜひまた行きたいなあと思わせるお店です。 
 ……ああ忘れてた。肝心の(?)パルミジャーノ レッジャーノですが、オーダーしても別になんのどよめきもなく、普通にぺらぺらの紙みたいなチーズが出てきてちょっと拍子抜け、でございました(当たり前だ)。
 しかも写真撮り忘れてるし(苦笑)。
 

 
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by yochy-1962 | 2011-05-08 16:10 | | Trackback | Comments(2)
c0135618_9333686.jpg 「君たち、大道芸でもやるつもりかね」と言われ「はっ」とした北島マヤは、「大道芸には大道芸のやり方があるわ!」と妖精パックの衣装に早変わりし、その場でパックを演じながら舞台「真夏の夜の夢」の宣伝をし、街行く人達の注目を集めます。
 ……と、いきなり訳の分からない書き出しで失敬ですが(笑。いいの分かる人にだけ分かれば)、そう、とかく「大道芸」という言葉の響きには、一般の演者よりは格下、という意味合いが込められているような気もします。
 しかし昨今、テレビや街角で見る大道芸はなかなかあっぱれ、決して侮ってはいけないものも多数あるものです。もしや「リアル北島マヤ」に会えるかもしれない、という期待を込めて、高円寺で行われた「第3回高円寺びっくり大道芸2011」というお祭りに行ってみることにした王子(この日睡眠時間2時間。直前まで酒浸り)、でございました。

c0135618_9334193.jpg しかし、今回の同行者は「にこけん」のぽぱいさん。そう、もれなく「飲み」がついて来ること確実です。昼に待ち合わせをして、「ヨッちゃん、飯食った?」という言葉で、「ああもう飲むんだな」ということは察しなくてはなりません(笑)。まあ、私も最初からそんなつもりでしたから(笑)全然構いませんがね。
 最初に行った店はこんな感じ。

c0135618_9334928.jpg このお店は期間限定でこんなセットがあるのです(ぽぱちゃんリサーチ済み)。飲みの「ジャブ」としてはうってつけかと思い、オーダーです。

c0135618_93352100.jpg 恒例の乾杯図。午後一時でございます(苦笑)。
 どんなに二日酔いでも睡眠不足でも、どういうわけか飲みはじめるとすべてがリセットされて、飲めちゃうのが不思議です(やっぱりアル中かしらん)。

c0135618_934634.jpg で、出てきた豚テキはボリュームたっぷり、にんにくが利いた絶妙の「お酒に合う」おかずでした。
 それよりも私が感動したのはこのお店、「ご飯」がおいしいのです。私好みの「ちょい硬め」の炊き具合が絶妙。なんでも、このお店の女性店員(女主人?)さんの田舎(実家?)で作られたお米なのだとか。
 すんませんうろ覚えで。今度は夜に伺います。

c0135618_9342581.jpg さてさて、やっと本題の大道芸です。
 この日は、高円寺駅周辺、いたるところでパフォーマンスが繰り広げられていて、お客さんはいろいろな芸を見て、気に入った人達にお金を払う、というしくみになっているようです。今回は震災復興の支援も込め、集まったお金は被災地への募金として使われるのだとか。
 真っ先に向かったのは、ぽぱちゃんが昨年見てとても楽しかったという、「FUNNY BONES」という二人組の芸人さんのコーナーです。
 世界を旅しながら、楽しいパフォーマンスを見せてくれるお二人ですが、とにかく芸達者。写真のようなジャグリングなども完璧ですが、後ろを通り過ぎる通行人にちょっかいを出して笑いを誘ったりして、笑い、びっくりがいっぱいつまった、まるでおもちゃ箱から出てきたかのような印象です。
 そうとう練習を重ねないと、これだけ臨機応変なショーはできないだろうなと感心するのと同時に、観客の柔らかな、楽しそうな、幸せそうな笑顔を見ていると、ああ、いまみんな、心から笑いたいんだよな、ほっとしたいんだよな、と妙に共感してしまい、涙がちょちょぎれてきてしまいました(苦笑)。

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c0135618_9345061.jpgc0135618_935136.jpgc0135618_9343354.jpg その他にも、それぞれ思いのこもった大道芸が目白押しで、時間を忘れ、高円寺を歩き回りました。あまりにもたくさんのパフォーマーがひしめき合っていて、全部を見ることができなかったのが残念。後でパンフレットを見て知ったのですが、ファンキーなブラスセクションを聴かせてくれるグループもいたようで、これはまた来年足を運ばなくてはなりません。

c0135618_102640100.jpg 大道芸を堪能した我々が戻る場所は、やはり「大衆居酒屋」、でございます。ここは高円寺北口にある、焼き鳥がおいしくて安いと評判の「大将」というお店です。

c0135618_1026592.jpg もちろん我々はホッピーをオーダーしたのですが、キャー! 見よ、この焼酎の量。ホッピーの「ソト」が入るスペースがございません。うれしい悲鳴があちこちでこだまします(ウソ)。

c0135618_1027624.jpg 煮込み調査開始、です。
 ここの煮込みは野菜中心の、あっさりとした味噌味でした。美味です。
 っていうよりもこれ、肉の存在が感じられないのです。えーどういうこと? と思いましたが、考えてみたら「煮込み」とは、別に肉がたくさん入っていなくてはいけない、という定義はありませんもんね。「もつ煮込み」「すじ煮込み」でこんな感じだったら文句のひとつも言ってやりたいところですが、きっとこれは「野菜の」煮込みなのでしょう。味がよければそれでよし、なのでしょうね。

c0135618_10271010.jpg この店の名物「大将チキン」(だっけか)に挑戦です。
 パリッとして、香ばしくて、それでいてジューシーで、なかなか家庭では作ることができないフライドチキンです。

c0135618_10385016.jpgc0135618_10391292.jpgc0135618_10271383.jpgc0135618_10393348.jpg

 もちろん焼き鳥もたくさんいただき、「揚げ物王子」の名に恥じぬよう(少しは控えた方が)、ポテトフライもしっかりいただき、帰りにまたマクドナルドに寄らなくてもいいよう(少しは控えた方が)〆のチャーハンもいただき(覚えてないんだよなこれが)、塩分を排出するためにカリウムの入ったスタミナキュウリもいただき(すりおろしたにんにくが強烈! その日は一日中、自分が臭いと認識していました)ましたが、ぽぱちゃんと二人で飲むと、メニューが少々「お子様メニュー」になるなあ、というのが正直な感想でした(大笑)。
 レバ刺しは多少克服できるようになりましたが、もつ焼きのマニアックな部位などは、まだまだ修業しないと食べられませんもんねえ私たち。また頑張りましょう。

 楽しい一日でした。ここのところ塞ぎがちな日々か続いていましたが、ぽぱちゃんをはじめ、みなさんに元気を分けていただき、ああ、オレって人気者〜もとい、オレってみんなに生かされているんだなあとしみじみ、納得です。
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by yochy-1962 | 2011-05-05 10:56 | | Trackback | Comments(4)

by yochy-1962