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東京坂道百景 その18「愛宕坂(男坂・女坂)」

c0135618_21365775.jpg だいぶ涼しくなり、「裸の大将」状態でなくてもウォーキングできる季節がやってきました。
 ということで、私の坂道探索はついに「都心編」に突入です。そう、山手線内こそ、歴史を感じさせる坂道の宝庫なのです。しかし、半ズボンによれよれのTシャツ姿で、嫌がらせのように街を闊歩して、アーバンでファッショナブルな街の風景を汚してはいけない(下北沢ではパジャマみたいな格好で徘徊しているのですがね)と思い、秋になるのをずっと待ち続けていたのです。
 で、いまはもう秋。♪セプテンバーレインレイン ♪セプテンバー そしてあなたは〜。
 いよいよ解禁です。あっ、もうオクトーバーか。

 真っ先に向かったのは、虎ノ門近くの、都心で一番高い「山」(標高25.7メートル)、愛宕山にある「愛宕坂」です。
 坂といっても、これは愛宕神社の境内に向かう「石段」で、険しい坂を「男坂(石坂)」、ゆるやかな坂を「女坂」というのだそうです。
 この石段は別名「出世の石段」とも呼ばれていて、その昔、愛宕山に咲いている梅を欲しがった駄々っ子徳川家光さんのために、勇敢にも馬に乗ってこの石段を駆け上り、見事梅を持ち帰ってきた曲垣平九郎という四国丸亀藩の家臣がいて、その後「日本一の馬術の名人」として讃えられたことに由来しているそうです。

 しかしまあ、この石段、写真ではあんまりその「男っぽさ」がわからないのですが、とにかくものすごい急勾配。男の中の男、といった感じなのです。
 せっかくここまで来たのだから上ってみよう、そう、出世の石段というくらいだから、きっとオレにもいいことがあるはずだと、一段、二段、えっちらこっちらと頑張ってみたのですが、二十段あたりで、「あー、来なきゃよかった」と後悔してしまいました。
 階段が急過ぎて、上を見るにはのけぞるような体勢にならなくてはならず、だからといってのけぞったりすると、そのまままっさかさまに転がり落ちてしまいそうな感じなのです。
 だから、だだひたすら目の前の石段を見つめながら、なにも考えず、「あっ、オレって高所恐怖症だったっけ」などと思い出すこともせず、一段、一段踏ん張るように上っていく、あるいは四つ足の動物のような姿勢で上っていくしかないのです。
 まだかな、まだかな、と無心で上っていくうちに、やっとてっぺんにたどり着いたときは冷や汗でびっしょり。「自分で自分を誉めてあげたい」心境でした。ふうっ、疲れたあ。生きててよかった。
 ちなみに、愛宕神社のすぐ横にはNHKの放送博物館があり(もともとはここにNHKがあったのですね)、反対側には田崎真也さんのワインサロンなどもあるようです。

c0135618_21371585.jpg さすがに男坂はもう結構だと(しかし勇敢なおばちゃんが、手すりにつかまりながらも男坂を下っていました。おばちゃん、そんなに地獄に、いや天国に行きたいのか〜い)、そのすぐ横にある「女坂」の方を下っていったのですが、こちら「女」といっても決して油断のならない、結構急な坂なのです。一歩一歩踏みしめるようにして、慎重に下っていって、無事に下りられたときにふうっと深いため息。
 どーっと疲れた坂探索でした。なんだか、鬼嫁と呼ばれる奥さんがいる家に遊びに行って、手荒な歓迎を受け、ぐったり疲れ果てて帰ったみたいな、そんな心境です(笑)。


愛宕坂の地図はこちらです。

ソレタ大文化祭は11月20日からです。ぜひお越し下さい。
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by yochy-1962 | 2008-10-05 23:04 | 東京坂道百景 | Trackback | Comments(8)
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Commented by k at 2008-10-05 23:30 x
Tいってくればよかったのにね!境内のしたにチーズやさんもあるよ~
Commented by yochy-1962 at 2008-10-05 23:57
kくん えー土曜日だったけど、暇だった? 電話でもすればよかったかな。チーズ屋さんって、田崎さんの店だよね。後で知りました。店の存在。
Commented by a-takechan at 2008-10-06 01:05
そのチーズ屋や、田崎さんの店ではなく、本間るみ子さんというチーズ界(あるのか?)では有名な方の店。店、行きたいです。
 本屋で見かけたんだけど、「横浜」って雑誌で横浜の坂特集やってましたよ。ぜひ横浜の坂も歩いてみてくださいませ。
Commented by yochy-1962 at 2008-10-06 01:16
A子さま そうですか。田崎さんの店の上だか下の店、なんですね。それにしてもチーズ界って(笑)。さしずめA子さんは茶碗蒸し界、だね。それとも別腹界かな?
横浜の坂、ですかあ。ちょっと遠過ぎるな。そちらはあなたに任せます。
Commented by ぽぱい at 2008-10-06 22:36 x
ヨッちゃん
男坂を登ったのですね(凄げ~、さらに痩せたね!)

大老「井伊直弼」を討った水戸浪士は、愛宕神社に集合し祈念をした後、桜田門に向かったそうです!
さらに明治元年、勝海舟が西郷隆盛と会談し、「江戸城無血開城」へと導いた場所も愛宕山だったそうですよ。
※すいません、どうでもよかったですね(;^_^A
Commented by yochy-1962 at 2008-10-07 02:19
ぽぱいさま さすが博学! っていうか今調べた?
愛宕神社のHPにそういうことも書いてありますね。とにかく由緒のある神社のようです。坂はきつかったあ。痩せはしませんが、いまだに足が痛いです(泣)。
またぜひ行きたいです。チーズの店とかワインサロンとか、後で知ったんだもん(結局食い物ですが)。
Commented by asuno-kazemachi at 2008-10-07 14:04
このすぐ近くの会社に1年半ほどいたことがあり、お昼休みの散歩で毎日、ここを上り下りしてました。
意外に高いんですよね。
理由は、上司であるいやなオッサンや体格からしておっかないお局さまが上って来れなかったから(笑)。
Commented by yochy-1962 at 2008-10-09 01:37
風待ちさま 毎日この坂を、ですか。すっげー。オレはもう二度とお断りだなあ。体力的、というより、とにかく恐かったです(苦笑)。
チーズ屋さんとかワインサロンがあるということで、もう一度行ってみたい場所ではあるのですがね、女坂から上るしかありません。
でも、行ったら行ったで、もったいないから(なんでだ)男坂から、なんてことになるような気もします。今度ぜひご一緒しましょう。

by yochy-1962