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東京坂道百景 その6「袖摺坂」

c0135618_1554263.jpg ホントにこれが坂なのかい、ただの階段じゃないんか〜い? と思うほどのミニチュアな坂が、牛込神楽坂駅近くにある袖摺坂です。
 もしかしたら、階段を上りきった先にある、ゆるやかで少々広い坂も込みで「袖摺坂」と言っているのかもしれませんが、「袖が擦り合うほどの狭い坂」というところから名付けられたネーミングを考えると、やはり、この短くて細くて「坂っぽい」階段のみを差して「袖摺坂」と言うのでしょう。

 このあたりは、かつての私のウォーキングコースでしたが、最近も仕事の都合でちょくちょく歩いています。しかし、以前はただ新宿までひたすら歩き、カロリーを消費するだけのコースだったのですが、地図などをよくよく見ると、ここらあたりから市ヶ谷に抜けるコースには「逢坂」「歌坂」「鰻坂」「浄瑠璃坂」、牛込柳町から早稲田方面に向かう途中には「焼餅坂」「夏目坂」など、ネーミングだけでグッとくる坂がたくさんあることに気づかされ、汗ぐっしょりになりながら徘徊を繰り返している昨今なのです。
 とにかく坂が多いエリアですが、それもそのはず、この近くの「神楽坂」の一番高いところ、赤城神社があるあたり(神楽坂「加賀屋」があるあたり、ですね)の標高は22メートル、ちょっと市ヶ谷寄りにある日仏学院あたりの標高は28メートル、すなわちこのあたりは立派な山、あるいは台地、ということなのですね。

 このあたり、小説「それから」「三四郎」などの舞台にもなっていて、漱石好きにはたまらないエリアとなっています。そのうち、私がどこかの坂を「汗だく坂」などと名付けて、小説の舞台にでもしようかと思っているところです(どんな小説だよ。メタボ小説か!)。
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by yochy-1962 | 2008-07-29 02:37 | 東京坂道百景 | Trackback | Comments(4)
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Commented by たなかよしみ at 2008-07-30 02:35 x
東京は大雨?
最近のよしくん=王子の坂についてのレポートを読むと、25年前に僕が苦しい程憧れていた『東京』を想って、なんだかせつなくなります。
タイミングを逃し、縁あって地元の漫画家に弟子入りし・・・結局、いまでも東京は「近くて遠い場所」になってしまいました。
いつか仕事やお金に余裕が出来たら、ゆっくり歩いて、よしくんに、こういう風景を案内していただきたいです。
Commented by yochy-1962 at 2008-07-30 03:33
たなかよしみさま お元気? きのう、F代ちゃんからメールが来て、同級会をやるんだけど、ってことでしたが、貧乏暇なしの私は、残念ながらお断りしました。とほほほほほ。
東京って、いざ住んでみると、すぐに憧れって気持ちは消えてしまうものなんだよね。でも、これだけ長く住んでいても、まだまだ知らないところはたくさんある。それを少しでも知ろうとバタバタして、憧れを持続させているのかもしれません。
いつでも案内しますよ。でもお互い「余裕」を持った頃って、いつになっちゃうのかな(苦笑)。
Commented by kurashiki-keiko at 2008-07-30 09:21
袖摺りあうも他生の縁、ってここから発生したとか?
なんといいネーミングなんでしょう。
それに、どれも素敵な名前のある坂、名前だけは(!)魅力的ですね。坂道の上り下りは私の今住んでいるところにはほとんどないのですが、メタボ対策にはもってこい、かも。
Commented by yochy-1962 at 2008-08-02 01:14
kurashikiさま どっちが先か、たぶんことわざのほうかと思いますが(笑)。でも、ちょっと色気のあるネーミングですよね。
この坂は短過ぎて、メタボ対策ほどにはならないかもしれません。中井という場所にある見晴坂という坂があるのですが、この坂近辺に住めば、確実に痩せると思います。それだけすごい、です。

by yochy-1962