2008年 06月 24日
お話づくりゲーム
また、ストーリーは思いつくのだが、その中にどんなメッセージを込めればいいのかわからない、ただ「楽しいね」「面白いね」だけではいけないような気がする……、そんな風に思う方も、結構多いような気がします。
まあ、ふだん「こうしたいなあ」とか「こうだったりして……」なんて考えたりすること、あるでしょう。これも立派な「ストーリーづくり」だと思います。それに、テーマが「平和」だったり「愛」だったりしなくてはいけない、なんてことは全然ありません。「おいしい」でも「嫌だなあ」でも全然構わないのです。肝心なのは、読む人がそれに共感してくれること。それが、ひとりよがりの物語とは違う、「作品」になる重要な点なのでは、と思っています。
肩肘張らずに物語を作ってみましょう、という「ジャブ」になればと、今回の絵本講座では、「お題」を入れた物語づくり、というものに挑戦していただきました。
名詞、動詞、形容詞が書かれたカードそれぞれ10枚ずつ、計30枚をシャッフルし、7場面のそれぞれに、ページごとに引いた「お題」の言葉を必ず入れて、物語を作ります。
あっ、最初に主人公を頭の中で想像します。その主人公が、お題に沿った行動をして、ストーリーにするのです。一見難しそうですが、短いお話ですし、案外なんとかなるものだったりします。実際、受講してくださったみなさん、それぞれ傑作ができて、なおかつ「ひとつのストーリーができた!」と満足なご様子でした。
ちなみに私も、この「ゲーム」に参加してみたのですが、私が引いたカードは、
1場面目(ここだけはカード3枚)……日よけ、虫、ピカピカ
2場面目……先生
3場面目……魔女
4場面目……すむ
5場面目……時計
6場面目……つける
7場面目……すむ(またかよ)
という、なんの脈略もない言葉たちでした。うーん、どうしよっかなあ、と思いながらも、なんとかまとまりのあるお話にすることができました。
どんなお話かって?
まあ、希望がありましたら、公開しますが……(笑)。
このゲーム、友達同士や親子でやってみても、楽しいですよ。ぜひお試しください。テレビケームなんかよりも、ずっと頭を使った、知的なゲームが楽しめます。
達成感が得られるのはもちろんですが、他人の話を聞くのも、なんとも面白いものです。「あっ、この人、こんなこと考えているんだ」なんて新たな発見があったりして、とても興味深いものになること、間違いなしです。
今、自主製作映画の脚本にとりかかっていてにつまっていたので、この方法で打破を試みたいなぁ。
>まあ、希望がありましたら、公開しますが……
ぜひお願いいたしますm(__)m
二回の“すむ”がキーポイントでしょうか?
“すむ”はどんな“すむ”でもいいの?
きょうは友人が「飛騨高山」と「シロアリ」と「橋幸夫」の三題噺をしていました。見事なストーリーでした(っていうかリアル話だったんですけど)。
子どもとこんなゲーム、ぜひやってみてください。楽しいと思います。
公開は……もうちょっとリクエストがないとねえ、しません。(相変わらずお高いですねえ)
とてもよい講座だったようです。
昔は物語が生まれたのに、今は物語を生む人たちを見て
心がときめきます。何か助けたくて、手伝いたくて、
何か何かしたくて……。
私もリクエストします、そしてちょっと……
やっぱり文字に起こすことは違いますね。
次回は7月21日です。またご案内しますね。
それと作品例としてyochy様作品も見たい人に1票。