2008年 02月 07日
コーヒー焼酎&梅香る焼酎
コーヒー焼酎なら私、以前作ったことがあるのです。焼酎にコーヒー豆を漬けるだけで簡単だと思い作ってみたのですが、コーヒー豆の油が浮いて来て、そしてどういうわけだか透き通った色ではなく、濁った色の「泥水」のようなお酒が出来上がってしまい、味はまあまあだったものの、イメージとは程遠いお酒にちょっと失敗、残念、という経験をしてきたのでした。
そうこうするうちに福岡から、藤田しんじろうさんという方が登場。開発した新黒(しんくろ)というコーヒー焼酎(ただし、税法上の制約があって「焼酎」とは言えないらしい)と、なんと梅干しの「種」を使った焼酎薫音(かのん)のミニボトルを試飲させていただくことに。
熟成タイプの米焼酎に、厳選し、特別な方法で焙煎したコーヒー豆を漬け込み、その他いろいろな行程を経て出来上がるというお酒「新黒」。これがまあ、美味いのなんの。香りよく、もちろん変な油が浮くこともなく、透き通った琥珀色の美しさ。しつこくなく、ほんのわずかの糖分を加えただけだというのに、ほんのり甘さを感じられ、こりゃいくらでもイケるぞ、という美味しさです。
このお酒に牛乳を足せばカルアミルク風になり、アイスクリームやケーキなどに加えれば、ちょっとしゃれた大人のデザートに早変わり。その他カクテルのベースとして、いろいろなアレンジ方法が考えられる、まったく新しいお酒といっていいでしょう。
一方、「食事と一緒に楽しめる焼酎」をコンセプトにして作られたという、「梅干しの種焼酎」薫音。梅を入れた梅酒、ではなく、麹、米、梅干しの種を同時蒸留した「本格焼酎」です。
確かに、刺身などの和食にはビール、あるいは日本酒がよく合うと思うのですが、焼酎、とくに芋焼酎は食事といっしょに、という感じでなく、食事が一段落したあたりに、お酒だけを楽しむというパターンが一般的だと思われます。しかし、薫音は変なクセがなく、ほのかにほのかに、ひかえめにひかえめに香ってくる梅の存在が、食事をよりおいしく、楽しいものにしてくれるような感じがします。もちろん、お酒だけを楽しんでもOK。ちょっと持ち重りのする、どっしりした透明のグラスで飲んだら、さぞかし優雅なひとときが得られること、間違いありません。
この二つのお酒は、現在インターネットと福岡の一部の店のみの販売だそうですが、全国進出はまもなく、という感じ。とても楽しみです。
「おいしいコーヒー焼酎を出す店があるから行ってみない?」と誘われ、その店のコーヒー焼酎を飲んでみたのだが、いまひとつおいしくないと思い、それならば自分で作ってみろと言われ、よし、作ってやろうじゃないかと一念発起したという藤田しんじろう氏。その心意気と情熱に、そして出来上がった最高のお酒に乾杯、の夜でした。
で、オレは何をしにフレグランスの会社に行ったのだっけ、という感じでもありますが(苦笑)。
友人で血糖値が高いと医者にいわれたから、穀物はあまりとらないようにしている。という外国人がいます。
だから、焼酎がいいんだって。それも芋焼酎じゃなくて、麦ならいいんだと。内心???というところもあるのですが、麦焼酎でお薦めのものはないでしょうか。自分自身は日本酒命、ビールその次に命なもので、焼酎はよくわからなくて。今度土産に持って行こうかと思っているんですけど、お知恵をくださいませんか?(↓のわさび煎餅も彼らに受けそう・・)
私は、黒糖焼酎を好んで飲んでいますが、ただし、糖質フリーといってもカロリーゼロというわけじゃないので、飲み過ぎには注意ですよ。