2007年 09月 26日
資生堂のCMを見てタレントの値段について考える
商品の「質」については私、よく知りませんが(原価はものすごーく安いとか、価格のほとんどがパッケージとCMに使われているなんて話も聞きますが。まあこれは資生堂に限ったことではないとも思われますがね)、同じCMに出るのなら、カネボウよりも、コーセーよりも、ずっとセンスがよく、お金がかかっていると思われる資生堂のCMに出たほうが、タレントとしてのランクが上がるのではないかと、私は思っています。
ただ、私はあくまでもマックスファクター、いいえ私はイオナ、いいえシャンソン化粧品、いいえソノコがおすすめよ! と胸を張るタレントさんも、大手に媚びない潔さ、爽やかさを感じることができますし、私は美しい、カメラワークやキャッチコピーに金をかける必要なんかないわ、私を見てくれればこの化粧品のよさはわかるでしょ! と言っているようにも感じられ、とても好感がもてる物件ではあります。
(「私が証明なの」と臆面もなく言い張っている女社長については、また別の感情が生まれてしまうのですがね、笑)
しかし、資生堂のCMに出るということは、とても大きな「リスク」を背負う、ということも、肝に銘じていただきたいと思っているわけなのです(って誰に言っているつもりなのか、って感じですが)。
CM界のトップに君臨する資生堂のCMに出てしまったのなら、いくら契約が切れたからといって、もう他の化粧品のCMに出ることはできない、あるいは出るべきではないのです。
いくら「もう数年前の話だし、誰も覚えてないでしょアタシが資生堂のCMに出てたなんて」なんて思うかもしれませんが、いいえ、民衆はしっかり覚えています。そして、化粧品の質はともかく、あきらかにお金をかけてませーん、ギャラもちょっと安くなりましたーって感じのCMに出ることは、ある意味「都落ち」であり、タレントのランクを自ら下げることになってしまうわけなのです。うん、中古品につき手に入りやすくなりましたーって感じ。
同じように、ずっと前にビールのCMに出ていたのに、しばらくしたら発泡酒のCMキャラになっていた、というタレントさんもいらっしゃいますが、これも自ら値を下げてしまったようで、涙なしではいられない物件です。せめて缶コーヒーくらいにしておけばいいのに、って思ってしまいます。
そりゃあ、いくら他会社の化粧品とはいえ、発泡酒とはいえ、CM契約などしたらン千万円ものお金が入ってくると聞きます。タレントイメージなど関係なし、儲けるときに儲けておきましょ、と思うのが当たり前かもしれません。それに、どんなCMに出たって私の高値感は揺るがないわよ! と、ケロッとしているのも、それはそれであっぱれ、なことなのかもしれません(まあ、これはお笑いさんとか、一度スキャンダルの洗礼を受けたタレントさんに限ったことだと思いますが)。
正統派タレントさんにとっての「命」は、「高値感」だと思います。だから、いくらお金になるからといって、自分のランクを下げるような仕事はすべきではないと思っています。一度資生堂のCMに出てしまったら、もう二度と他化粧品のCMには出るべきではありません。ほら、武士は食わねど高楊枝、って言葉もあるでしょ? プライドを持っていただきたいと思うばかりなのです。
まあ、そんなふうにツンツンしていたらすっかり歳とっちゃって、今では誰も声かけてくれない、というのも不幸ではありますがね。
と、別にどうでもいいことについてぐだぐたと書き連ねている私の値段はおいくらでしょう(自爆)。
CMみて、あ、これ社長の趣味だなというようなものもありますよね。
もちろん大手の会社ではなく、少し小さめな会社ですが。
この際、自分の好きな女優さんを使っちゃえっていうような・・。
そういうの見てると、芸能界も大変だなって思いました。
結局、自分自身が商品なわけですからね。
どこの世界も「背に腹はかえられぬ」ということなんでしょうが、
ちょっとかなしいかなあ、やっぱり。
そうです、yochyさんの去った旧店舗をたびたび訪れていました。
ぼくはコメントしたりしないので新店舗を知らせてもらえなかったのかなあなどと泣きながら、今、拝見させてもらっています。
「もう私のブログを見ていただきたくない人」のひとりだった、ってことはあるんでしょうか?(怖いので答えていただかなくて結構です。w)
変わった男性俳優もいましたね。
その商品、会社のイメージになるのですものね。
大変だ、タレントや女優にならなくてよかったです(笑
芸能人は「商品」です。たくさんギャラ貰ってうらやましいと思いがちですが、ものすごーいリスクのある商売だと思っています。だからオレは極力テレビには出ないようにしているんですよ(ってお前は誰のつもりか、って話ですが)。
これからもよろしくです。一生お付き合いください。
どっちがどっちとは敢えて言いませんが(笑)。
>民衆はしっかり覚えています
ホント、そうですね!先日創刊された「エクラ」の表紙は、'76の資生堂「南南西の風、色いきる」のマリー・アスキューさん?と思ったら、当ったり〜でした。
(私がyochyさんを見習いたいと思ったのは、いい意味での「高値感」に通じるスタンスだったような気がします)(^^)
爽やかな笑顔の女性の姿を見るのはいいもんです♪
まぁ、結婚して女性の実態を知ってしまうとガッカリだけどね…(;^_^A
表面だけを考えると、美人は得だよ。
爽やかで、プラス品があって、知的で、颯爽としている女性、いいですね。それがそのまんま男性でもいいね。見習わなきゃ。ととりあえずTSUBAKI使えばいいのかな。