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「浅草名所七福神巡り」の巻

c0135618_22433242.jpg「浅草名所(などころ)七福神」というのがあることを知り、ちょっくら巡ってみようと、だいぶ涼しくなってウォーキング日和になった週末、しゃなりしゃなりと、浅草に参上した私です。
 あっ、ここは田原町。おなじみのおじさんがお出迎え。「七福神マップ」なるものがあり、それとにらめっこして吟味し、効率的な歩き方を検討した結果、ここからのスタートなのです。

c0135618_22471693.jpgc0135618_2247337.jpgc0135618_224646100.jpgc0135618_22463493.jpg
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 それにしてもかっぱ橋商店街は、最初のどでかいおじさん像(洋食器店ニイミの巨大オブジェ)をはじめ、フォトジェニックな物件がたくさんたくさん。業務用食器や券売機には縁がありませんが、写欲をそそります。こうしたオモローな(古っ!)ものを探すのも、この街のひとつの楽しみです。

c0135618_22521932.jpg ……しかし話は浅草七福神、でした。
 まず訪れたのは、「福禄寿」の矢先稲荷神社。
 京都の三十三間堂をならって建てられたという神社で、弓の射技練成のために「通し矢」が行われていたそうです。神社名の由来なのでしょうね。

c0135618_22591977.jpg ずんずんと三ノ輪方面に歩いていったところに、「寿老人」の鷲神社があります。
 酉の市で有名な神社です。樋口一葉の碑がありましたが、その他、久保田万太郎、正岡子規の作品などにも、この神社は登場しているそうです。

c0135618_2341535.jpg そのすぐ裏手に、「弁財天」の吉原神社があります。
 そう、ここはいわゆる「吉原」の地の端っこにあり、この神社の分所(?)には、関東大震災で亡くなった遊女たちの霊をなぐさめる、でっかい像がありました。
 しかし、このあたりは昔の華やかな吉原の面影はひとつもありません。まあ、昔から華やかだったところは、もっと浅草寄り、隅田川寄りなのかもしれませんが。

c0135618_2310256.jpg で、昔の華やかな面影を残す、風俗店が建ち並ぶ「吉原ロード」をくぐり抜け(まあ、昼間でしたから歩く人も呼び込みの兄ちゃんもいませんでしたが)、「布袋尊」の不動院に到着です。
 小さな、なんてことないところだったのですぐにスルーしてしまいましたが、あとで調べてみたら、このお寺を中心とした一角は、東京大空襲の際にも被害はなかったらしく、なかなかなパワースポット、といえるところなのかもしれません。

c0135618_23312961.jpg 「寿老神」の石浜神社です。
 昔はこのあたりに「石浜城」なるものもあったらしく、川沿いの、なかなか清々しい感じのする大きな神社です。
 しかし、現在はこの通り、大きなガスタンクがどでん、と横に鎮座(?)するロケーション。
 まあ、ガスタンク様も、現代の私たちの暮らしをささえる大事な神様、みたいなものですからね、ありがたやーありがたやーと思いながら詣でましたが。

c0135618_23363421.jpg ちょいと隅田川沿いに出てみました。
 ちょうど、北関東地方に多大な被害をもたらした、台風による豪雨があった後でした。隅田川の水量も、かつて見たこともないほどすごくて、すぐに退散です。

c0135618_23411087.jpg 「福禄寿」の今戸神社です。
 最近はあまり馴染みがありませんが、「今戸焼き」という焼き物の発祥地であり、沖田総司の終焉の地、としても知られている神社です。
 しかし、なんだかいままで閑散とした神社ばかりだったのに、どういうわけかこの神社、若い女子率が高いなあと思っていたら、なるほど、ここは縁結びの神様として有名なんだそうです。
 じゃあオイラも、と思いましたが、どんなことをお願いすればいいのかも思いつかず、それは断念いたしました(苦笑)。

c0135618_23495298.jpg 「毘沙門天」の待乳山聖天です。
 小高い山になったところにあり、これはその昔、突然この土地が盛り上がり、そこに金龍が舞い降りたという伝説があるのだそうです。
 ここも、今戸神社と同じで女子率高し、です。今戸神社にお参りする「ついで」、なのかもしれませんが、「乳」という名前から来るものなのか、夫婦和合、子孫繁栄の御利益が期待されている、ということですので、そういうことなのかもしれません。

c0135618_23561827.jpg その昔、隅田川から船で吉原へとつなぐ水路の名残、日本堤あたりも、今はこんな風情のある緑道となっています。
 どういう思いでここを船で渡ったのか、どういうドラマがあったのか、わずか100年前に繰り広げられていたであろう、さまざまな人の思いを想像してみる、こんなことができるのも、東京の魅力だなあと、つくづく思います。
 やっぱり東京はいいですね。あとどのくらい私が東京に住むのかは分かりませんが、住んでいるうちに、東京の魅力を余すところなく、味わおうと思っているところです。

c0135618_0369.jpg 「恵比寿神」の浅草神社までやってきました。ゴールは目前です。
 そもそもその昔、隅田川で漁をしていたときに観音様が流れて来て、それを篤く祀ったこどかこの神社の始まりだそうです。まあ、夢のない私は、うーん、上流の方で大きな水害があったのかな、と思ってしまいましたが。

c0135618_085119.jpg ゴールは「大黒天」の浅草寺、です。あっ、これは厳密にいえばこの写真は本堂ではなく、その横にある五重塔、なのですが。
 発祥は浅草神社と同じなのですね。時代は推古天皇36年、西暦でいうと628年、ということですから、浅草は決して江戸時代、徳川幕府がはじまった頃から栄えたのではなく、その、もっともっと昔から、ちゃんとした街を形成し、文化を持ち、人々が住みついていた場所だということが分かるのです。

 これで浅草七福神巡りは終了です。歩いて、お参りして、所要時間はおよそ2時間。それほど疲れることもないですし、最後は浅草ホッピー通りでの「ご褒美飲み」も楽しめますから、とても楽しめるコースです。おすすめです。

 それにしても、友人に「こないだ浅草七福神巡りをしたんだけどね〜」なんて話したら、「えっ、お正月でもないのに七福神巡り?」なんて言われてしまいましたが、……そうなんですか。七福神巡りはお正月にするものなのですか……。
 ……まっ、いいか。ワタクシ、毎日がお正月みたいなものですからね(笑)。
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by yochy-1962 | 2015-09-30 00:20 | Tokyo迷子ウォーキング | Trackback | Comments(4)
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Commented by kurashiki-keiko at 2015-10-16 03:36
もう40年以上前になりますが、その頃いた阪急宝塚線沿線でもお正月には七福神めぐりをするとの事でした。私は行ったことがありませんでしたが。
東京というと地方にいるとビルばかり建ち並んだ印象がありますが、江戸情緒のあるとてもいいところがあるのですね。
Commented by yochy-1962 at 2015-10-23 23:39
kurashikiさま 東京は、とくにこのあたりは、江戸時代より前から栄えていたところなので、歴史の名残を残すものがたくさんあて、とにかく楽しいです。ピルが建ち並ぶところもそれなりに好きですが、どちらもある、というのが、いちばんの東京の魅力かもしれませんね。
Commented by ZakiOnTheRock at 2015-10-24 17:02 x
うん、うん。歳相応の内容で安心して読めました。ほんまもんのライターらしい記事も良いですね。
Commented by yochy-1962 at 2015-10-25 00:19
ザキさま さっきまで一緒だったのに(笑)。今度のB会、浅草にしますんで、よろしくね。

by yochy-1962