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編集王子

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Thank you !!!

カウンター席にて。

c0135618_20104874.jpg キングオブ「お一人様」の私の定位置は、決まって「カウンター席」なのであります。
 そこで私は、いつも不気味な笑みを湛えながら、mixiでつぶやいてみたり、くだらない文章を書いてみたり、周りの若人が繰り広げるろくでもない会話に一人心の中でツッコんでみたり、あまりにもの名言には密かにメモって自分のものにしてみたりと、自分なりの楽しみを満喫しているわけですが……(え、ええ、私、十分幸せですが、何か?)。

 カウンター席というのは、だいたい厨房のすぐ近くに設置されており、自然と板さんらの腕さばきなど見ながら酒を飲む、ということもよくあるわけなのであります。
 店によっては、調理時の煙が客席にまで流れないために、それとも「すみません、あっしは口下手ですけん、話はできませんぜ」という板さんへの配慮なのか、ガラス等で区切っているところもあります。
 まあ、私的には、一人で飲んでいるときは一人の時間を楽しみたいわけで、余計な気を遣うことはしたくないので、ガラス張り上等! なのですが、ガラス等がなく、板さんとコミュニケーションを図りたくてせっせと来店する客に対しては、板さんもなかなか大変だろうなあと思ったりもするのです。

 やっかいなのは、そういう「しゃべりたーい星人」の中には、板さんだけでなく、カウンター席に座った他のお一人様、お二人様とも、秘かにコミュニケーションを図りたいという意図を持っている輩もいるということです。
 そいつらは、お一人様のふるまいをちらちら眺め、ちょっと変わったものを食べていたりすると「板さん、オレも同じものを」と言ってみたり、誰でも知っているようなテレビのネタなどを、板さんに向けて言っているのかこちらに向けて言っているのか、どちらでもとれるような感じで言ってみたりするのです。
 しかし、だいたい50代半ば過ぎ以上、80%はデブのおっさんという「しゃべりたーい星人」の相手など、私がするわけはありません。私は一人を楽しみたくて来ているのですからね。
 それに、うっかりおっさんの話に入ったりでもしたら最後、おっさんは延々と自分の話、それも自慢話ばかりしゃべり出すこと確実。そういう攻撃を得意としている星人なのです。
 これまで、うっかりおっさんの話に相づちをうってしまったばかりに、延々とおっさんの話を聞かされる「おっさんループ」から抜け出せなくなった「被害者」を、私は何度も目撃してきました。
 ですから、カウンター席に一人陣取るときは、携帯、雑誌、文庫本、それと音楽を聴いているふりの「イヤホン」は、私にとっては必須アイテムなのです。

 ……って、言いたいのはそういうことではなくて。

 ガラスで区切っていないカウンター席にいると、自然と調理場で働く方々の働きぶりが見えたり、会話などが耳に入って来たりします。
 それぞれが黙々と仕事をして、ほとんど会話らしい会話のない調理場があったり、大学生らしき若い子達が、楽しみながら、冗談言いながら料理をしているところもあります。おい、そんなに笑いながら調理して、唾とか入れるなよ、とも思いますが、食材の上に寝転がったり、嫌な客の酒に変なもの入れたりしなければ、まあよし、としようと思います。

 嫌なのは、調理場の「長」が、新入りの人にさんざん文句を言っている場を目撃したときです。
 昔から板さんの世界は「縦社会」で、いまでもそういう風習が続いているのかもしれませんが、それでも、新入りのダメ出しは、客の見えないところでやるべきだと思うのです。
 それも、これをああしろだとか、あれはこうしろだとか、新入りにとってプラスになるようなことを言っているのならいいのですが、「何回言ったらわかるんだ、お前は馬鹿だ、のろまだ、クズだ」的な、その人の人格まで否定するようなことを、延々と、ヒステリックにカウンター越しで言い続けているヤツもいるのです。
 せっかくのおいしいお酒が台無しです。「お前のほうが馬鹿で間抜けだ」と、本気で言ってやりたくなります。

「ありがとう」とか「ラッキー」とか、自分が発する言葉を肯定的な、いい響きの言葉ばかりにすること。これが幸せになるまず第一の条件だ、ということをよく聞きます。「言葉には魂がある」ということなのでしょう。
 反対に、嫌な言葉ばかり他人に投げつけながら作る料理など、おいしいはずはありません。体にもよくないような気がします。
 だから、そういう現場を目撃したら、私はだんだんその店には足は向かなくなると思いますし、それは他の人も同じなのでは、と思います。この間行った「そういう店」は、結構安くて、新鮮な刺身が食べられる新宿のお店でしたが、んー残念ですねえ。もう行きません。

 以上、カウンター席からでございました。スタジオにお返ししま〜す。
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by yochy-1962 | 2014-01-09 21:01 | | Trackback | Comments(4)
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Commented by のり at 2014-01-09 23:50 x
客から見える場所でやたら叱りつける店長がいるコンビニがあっという間に店自体なくなったもんなぁ
Commented by yochy-1962 at 2014-01-10 09:28
のりさま 他人に延々と社員の悪口を言ったりする社長さんを知っていますが、やはり人望はなく、その会社も伸びませんね、くわばらくわばら。
Commented by kurashiki-keiko at 2014-01-11 16:02
ちょうど今日、尾道で鮨と海鮮料理の小さな店で食事して来ましたが、大将とその息子が板さんで接客をおかみさんが取り仕切り若い女店員を指揮しててきぱき、大変感じがよく、2度目でした、。女将とカウンター席のお客とのやりとりを 聞くのも楽しくまた来たいと思えた店でした。
Commented by yochy-1962 at 2014-01-12 18:50
kurashikiさま いい店ですね! 東京は、店自体はたくさんあるものの、そういう店を探すのが一苦労、です。近所にあれば大応援するんですけどね。
尾道、ですか! いいなあ、また行きたいです。

by yochy-1962