2013年 11月 17日
神楽坂加賀屋最強説
神楽坂のメインストリートからちょいと逸れ、すっかり住宅地になったところ。静かな一角にある、えっこんなところに居酒屋が? と思わせるロケーション。しかしガラガラガラっと戸を開けると、いきなりそこは別世界。「ひゃっひゃっひゃっ」という笑い声がこだまする、サラリーマンのオアシスが待ち受けているのです。
ゆっさゆっさ頬袋を揺らしながら(笑)、とりあえず我々はビールで乾杯です。
とりあえずはここの名物「煮込み鍋」です。
もう、何度もこのブログで紹介してきたので、いまさら特筆すべきところはありませんが、ちょっと大きめのサイズなので、いつも友人とはこの鍋を一人前オーダーし、シェアしていたのが、「オレはひとりで一人前食いたい」というS氏の要望で、はじめて一人前をひとりずつで完食。
しかし、多いかなあと思いながらも、ぺろっと飽きることなく平らげることができました。もつはやわらかく、味は絶品ですから、全然大丈夫なのですがね、これじゃあ太るわけだ(笑)。
私が、神楽坂加賀屋が最強と断言する理由は、この「揚げ餅あられ」なのです。そう、加賀屋は多くあれど、このメニューがあるのはとりあえずこの店しか私は知りません。全店舗制覇したわけではないのですがね。
揚げたての餅あられに、やや強めの塩、こしょうをまぶし、かるく醤油をたらした、酒のつまみにもってこいの一品。カロリーもなかなかなものでしょう、これじゃあ太るわけだ(笑)。
そしてこの手羽餃子も、他店でなかなかお目にかかれない一品です。コラーゲンたっぷりでありながら、しつこくなく、さらっと食べられる絶品のお味、しかし、これじゃあ太るわけだ(笑)。
初めていただきました、スタミナ焼きです。ちょいと辛めのタレがあとを引く、これまた酒呑みにはたまらん美味です。お肉はハラミ、でしょうか。それにしては柔らかくて食べやすかったですが、これじゃあ太るわけだ(笑)。
「さっきからオレたち、肉ばかり食べて野菜をいっさい食べてないね」といまさらながら気がつき、しかしオーダーした野菜はポテトサラダでした。これじゃあ太るわけだ(笑)。
しかしここのポテサラは、じゃがいもがごろんごろんと、形状が崩れることなくしっかり主張され、なかなかごつい、オリジナリティ溢れる男っぽい一品で、とても気に入りました。
で、極めつけはこの「ベーコンステーキ」。これじゃあ太るわけだ(笑)。
肉厚、ジューシーなベーコンを頬張るときって、どういうわけか「ギャートルズ」に出てくる、「あの肉」にかぶりついている感覚に近いような、とにかくアドレナリン出まくり、おいら肉食だね〜ははははは、がっつり、な気分になるのですが、これは私だけでしょうか?
また、とにかくおいしかった、満足満足。お値段も安いし、店の雰囲気も、適度にざわついていて、なんとなく昭和を彷彿とさせてくれて、これぞ大衆酒場。やっぱり神楽坂加賀屋は最強だと納得しながら店を出たのでした。
まあ、これからしばらくは野菜さんたちと仲良くしようと決心しているところではありますがね(苦笑)。