2013年 05月 22日
ぼっ◯くり考
大変ですわな中国という国も。どんなことがあろうと、自分の非は認めないスタンス。ある意味あっぱれ、です。まず最初にすみません、って謝っちゃう我が国の文化とは、最初から相容れないのは仕方がないってものかもしれませんねえ。
まあ、それについてはまたの機会に論じるとして、じゃあ、ってわけで、その日は刺身メイン、野菜は世田谷の農家から直接仕入れてます、が売りの大衆酒場で一杯、と相成ったのですが……。
この店は以前も何回か来ており、旬のおいしい魚はもちろん、刺身に添えられた海藻もおいしく食べられるように、ちょっと濃いめのスープを用意してくれたり、会計後はおいしいあら汁を振る舞ってくれたりと、細やかなサービスがとても気に入っていた店でした。で、この日も刺身盛り一人用と、野菜蒸し(いろんな野菜を自分でチョイスしてわっぱに盛り、それを蒸してくれるのです。この上もなくヘルシー!)とホッピーで、かなりいい感じで酔っ払っていたのですが……。
いざお会計、となったとき、「はい、2980円です!」……。あれっ、いつもよりちょっと高いな、が気になりました。
前回、まったく同じメニューで呑んだことがあったのですが、そのときは確か2500円程度だったはずなんだけど……。
値上がりしたのかな、と思い帰り道、レシートを確認してみたところ、あれれ? 刺身盛り一人用680円をオーダーしたはずなのですが、レシートには980円、二人用の値段。それにホッピーの中焼酎は二杯しか頼んでないのに、三杯分の値段が付けられていたのでした。
えっ、オレ、ぼられてる?
引き返して大暴れしてやろうかなと思いましたが(笑)、雨足がどんどん強くなり、傘を持たない私は、とにかく家路を急ぐのに精一杯。また後日、とか思っているうちにレシートもなくしてしまい、泣き寝入りを余儀なくされたのでありました。
ん〜これが単なる間違いなら別にいいのですが、「このくらいなら、客なんて馬鹿だから大丈夫だろう」という感じの計画的犯行だったら問題です。うーん、ちょっと制裁を加えてやらないといけません、今度店の前で立ちション、いいや立ちうん(以下自粛)でもしてやろうかと思うのでありました。
そういえばこの店、開店当初は毎日満員御礼状態で、なかなか入るのも大変だったのですが、この日は午後8時という、居酒屋にとってのゴールデンタイムでありながら、客はまばら。うーん、もしかしたら、この細かいぼったくりが多くの客に知られてしまっているのかもしれません。
酔っ払い相手の店だからといって馬鹿にしてはいけません。客をなめてはいけません。大衆酒場好きというのは、美味しくて雰囲気のいい店、そして一円でも安く飲ませてくれる店を探して、日夜歓楽街を徘徊しているのですからね。すべてお見通しなのですよ。
チェーン店の店はともかく、そうでない店はこういうことがたまにあるものです。いくらアベノミクスがどうのこうのといっても、まだまだ庶民にはその実感を感じることはできていません。浮かれるのはずっと先なのです。どんなに美味しいものを食べさせても、こういう店は衰退の一途を辿るしかないのですよ。残念っ!