2010年 05月 05日
「無縁坂」を何かに無縁な二人が歩く(苦笑)
いつもの迷子ウォーキングはひとりでとことこ歩くのですが、今回は友人が同行。御茶ノ水駅で待ち合わせしたところ、さすが本職のカメラマン、立派な一眼レフのカメラとスナフキンみたいな「これぞカメラマンスタイル」といった恰好でお出ましです。
(カメラマンスタイル=スナフキン、が正しいかどうかはさておき。)
JR御茶ノ水駅(右側)と、地下鉄御茶ノ水駅を通過して一瞬地上に出た丸の内線の車両、そして神田川の図、です。
以前「タモリ倶楽部」で、神田川を船で上って行き、暗渠に入って行くという企画がありましたね。「うらやましーっ。オレもその船に乗ってみたい」と思った方、大勢いるはずです。
聖橋を渡り、真っ先に「湯島聖堂」がお目見えします。
「学問発祥の地」として知られ、一時は文部省、国立博物館、東京師範学校、東京女子師範学校などが同居していたこともあったのだとか。
孔子が祀られていたということもあってなのか、なんとなくラストエンペラーでも登場してきそうな雰囲気の建物です。
湯島聖堂に沿って「相生坂」という坂があります。
写真で見ると、なかなか雰囲気のある壁が素敵なのですが、左側は車がびゅんびゅん走っていて、情緒たっぷり、というわけにはいかないようです。
神田明神に着きました。
正式には「神田神社」というのだそうです。東京十社のひとつであり、祭りは「東京三大祭り」のひとつにもされています。
「銭形平次」の住まいがこのあたり、という設定なので、神社の裏手には銭形平次の碑があり、長谷川一夫、大川橋蔵の名前が刻まれた碑(発起人とか書かれたヤツだったかな)もありました。風間さんは?
「明神男坂」に男性が歩いていたので、失礼を顧みずパチリ。
「男坂があるから女坂もあるだろ」ってことで探してみたのですが見つからず。このときは断念しましたが、あとで調べてみたらしっかりありました。しかし、険しい坂=男坂、ゆるやかな坂=女坂、というイメージとは裏腹に、結構急な坂(階段)のようです。
明神女坂の写真はこちら
「妻恋坂」なんていうロマンティックな名前の坂がありました。
妻が恋しくて恋しくて仕方がない男が住んでいてそういう名前がつけられた、というのではなく、「妻恋神社」があるためにつけられたようです。(しかし、では妻恋神社はどうしてそういう名前がつけられたの?って感じですが。)
この近くには「立爪坂」という坂もあり、なんだかちょっと色っぽい、むぅーな気持ちです(笑)。
湯島天神に到着です。
正式には湯島天満宮。ご存知菅原道真を祀っているため「受験の神様」として有名です。絵馬には「◯◯大学に合格しますようにっ」みたいな文字がたくさん書かれています。
しかし住所とか名前とかもしっかり書いて放置してあるのですが、大丈夫か個人情報、なんて気もします。
このあたりを歩いていて気がつきましたが、湯島はいわゆる「ラブホテル」が多いのも特徴です。ちょうど神社のベンチで、いかにも「昭和の不倫カップル」みたいな男女(全然絵にならないんだ、これが。ヒヒオヤジ度200%といった感じ)がいちゃいちゃしている図に遭遇してしまい、なるほどねーとなぜか感心してしまいました(笑)。
「天神男坂」(左)と「天神女坂」(右)です。現代なら、その名称をそのままひっくり返した方がいいかも、しれません(笑)。
さあ、やっと「無縁坂」に到着です。
もうちょっと東大に近いところかなあと勝手に想像していましたが、旧岩崎邸のすぐ裏手、上野の不忍池からすぐ近くにある、ゆったりとした、短い、地味〜な坂でした。
なるほど、「忍ぶ忍ばず無縁坂〜」とグレープが歌っていましたもんね。不忍池の近くにあるわけです。
あっ、そういえば「無言坂」ってあるんだろうかと思って調べてみたら、一応、あの歌のモデルになった坂は富山の方にあるのだそうです。で、あの歌の作詞は久世光彦さんだったのですね。知らなかった〜。
って、話がどんどんそれてきちゃいました(笑)。
とにかく、学問発祥の地といい、妻恋といい、立爪といい、ラブホテルといい、忍ぶ忍ばすといい、そういったものから一切「無縁」な我々が歩きまくって荒らしてやったウォーキング、の一日だったようなのでした(笑)。
まっ、飲もう。
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