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編集王子

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Thank you !!!

行くも地獄、戻るも地獄。

 ある深夜の帰り道、突然背後から現れた誰かから、手のひらの中にぎゅっと握らされたもの。

 これがとてつもなく美しく、妖しい光を放つ宝石で、身も心も奪われ、家に持ち帰ってずっと眺めていたところ、それが、某国から秘かに輸入されたプレミア宝石で、その後大泥棒によって盗まれ、世界中のマフィアが血眼になって探しているものだということを知る…。
 警察に知らせなくてはと思い、外に出ようとするのだが、すでにこの宝石が自分の手元にあるということを知った殺し屋が、家の外に拳銃を持って待ち構えている姿を発見してしまう…。

 あるいは。

 目の中に入れても痛くないほどの、とてもかわいらしい子犬を拾い、育て始めたのだが、子犬は異常なほどの食欲を示し、瞬く間に大きな成犬に成長してしまう。
 いや、どうもこいつは犬ではないぞ。耳が少しずつとんがってきて、目はどんどんつり上がってきている。そして、このしっぽは、どう見ても犬のものではない。
 そうだ、悪魔だ…。

 あるとき、そいつが舌なめずりをしている音が後ろから聞こえて来る。
 そっと、そいつの姿を確認しようと小さな鏡を取り出し覗いてみたところ、そこには、悪魔ではなく、生気を奪われ、すっかり老人になってしまった己の姿が映し出される…。

 宝石を紙にくるんで投げ捨て、素知らぬ顔をして過ごしてしまおうか。それとも殺し屋の拳銃から逃れ、必死の思いで助けを求めに走ろうか。

一瞬の隙を見計らって、向こうの窓から外に飛び出し、一目散でどこかに逃げようか。それとも、悪魔の急所を探し当て、一発で悪魔の息の根を止めてやろうか。

 どちらにしてもこの道は、行くも地獄、戻るも地獄。逃げるところはどこにもない、という状況だけは確かなようです。






 なんちゃってね。
 編集者、イラストレーターの集まり「SORETA」が、今年の秋、またまた開催されます。
 今年はどんなものを出品しようかとあれこれ考えているところ(しかしまあ、どうしてこんな変なことばっかり次から次へと出てくるんだろ)。詳細はまたご案内させていただきます。ぜひぜひ、お越し下さいね。
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by yochy-1962 | 2009-08-26 00:32 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
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