2009年 07月 11日
隠れた名曲・昭和歌謡 その26 河合夕子「東京チークガール」
そう、幻の名盤といわれた河合夕子のデビューアルバム「リトル・トウキョウ」及びセカンドアルバム「フジヤマ・パラダイス」を、ついに手に入れることができたのです。
1981年発売の「リトル・トウキョウ」は、これまでCD化されたことはあったのですが、ちょうど私が仏門に入っていたときだったため(ウソですよぅ)、うっかりしている間に廃盤。その後何度中古CDショップを覗いても見つからず、Yahooオークションではとんでもない高値で取り引きされるという、まさしく「高値の花」(笑)状態のアルバムだったのでした。
河合夕子は「ソニー」のアーティストのため、残念ながらitunesにはエントリーされておらず、こりゃもう無理かな、誰かが聴きまくった、うす汚れてバカ高い中古品を買うしかないかなあなんて思っていたのでしたが、さすがソニーさん、「オーダーメイドファクトリー」という、廃盤のアルバムでもリクエストが集まれば、直販という形で再プレスしてくれるサービスを行っている、ということを知ったのです。
そして近頃、ついにこれらのアルバムのリクエストが開始され(リトル・トウキョウにおいては、もうすでに何度か再プレスしていたらしい。なんということ)、狂喜乱舞しながらリクエスト。リクエストし過ぎて注文が二重になってしまうというハプニングもありましたが(そうとう興奮していたみたい。苦笑)、先頃、やっと手元にこの2枚のアルバムが到着したのでした。あなうれし。
デビュー曲「東京チーク・ガール」は結構売れた曲ですので、「隠れた〜」とはニュアンスが違うのですが、大盤振る舞いじゃあ、って感じで、ご紹介させていただきましょう。でへへ、でへへへへへ。
河合夕子の音楽は、歌謡曲が進化して「ニューミュージック」になったり「J-POP」になったりという流れの中で、あきらかにそれとは違う方向に、いわば歌謡曲の「けものみち」を突き進もうとしていたところに魅力があるのだと思います。って自分でも何書いているんだかわかりませんが(笑)。
それまでの歌謡曲の流れ、いわゆる淳子ちゃん百恵ちゃんピンクレディーなどアイドルたちが発展させていった「歌謡曲」の流れを否定するのではなく、心から愛した結果、その次の時代の「歌謡曲」として提示したのが、河合夕子の音楽だったのでは、と思うのです。ってやっぱり何書いているんだかわかりませんね(笑)。
それにしても「リトル・トウキョウ」も「フジヤマ・パラダイス」も、どちらも素晴らしい曲揃いなのです。古き良き時代のアメリカを彷彿とさせるポップス、エキゾチックな東洋の雰囲気を身にまとった曲、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい歌など、もれなく心がわくわくしてくること、間違いなしです(特に「世紀末。神々のチャチャチャ」などは、ボニーMの「怪僧ラスプーチン」に匹敵するほどの名曲と言えましょう)。
機会があったらぜひ聴いてみてください。って現在どこにも売っていないのですがね。またソニーのオーダーメイドファクトリーでリクエストを受け付けるときまでお待ちください。でへへ、でへへへへへ。
かなり前の記事にコメントありがとうございます。
カラオケ、もっとあるといいですね。不眠症候群、歌いたい!