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隠れた名曲・昭和歌謡 その20 金子裕則「哀歌」

 高校生の頃、ぼんやりと「8時だよ!全員集合」を見ていたときのこと。
 最初の長いドリフのコントが終わり、「チャチャチャ チャラッチャラッチャ」という音とともに場面転換が行われ、ゲスト歌手の歌が始まる、というとき、なんと「チューリップ」が当時流行っていた「虹とスニーカーの頃」を引っさげて登場してきたのでした。
 4人(5人だっけかな)仲良く整列して。それもみなさん揃いの迷彩服みたいな模様の衣装を着て、ヒロミ・ゴーの「ヘヘヘイ ヘヘヘイ」(男の子女の子)と同じポーズを取りながら「わーがまーまはー」なんて歌っているのだから、私は度肝を抜かれ、思わずテレビを凝視してしまったのでした。

 ……というのはホントの話ではなくて(当たり前だ)、いや、実はこれは、私が高校生の頃に見た「夢」の話だったのでした。
 しかし「夢」なんて、目を覚ませばすぐに忘れてしまうのが常なのに、どうしてオッサンになった今でも覚えているというのは、この話を、高校の3年間ずっと好きだったコに何気なく話したところ、そのコは体を二つ折りにして大笑いしてくれて、それからしばらく、私と顔を合わせるたびに「わーがまーまはー」のポーズをとってくれたのでした。
 「なんだかイケそうな気がする〜」と少年は秘かに吟じ(笑)、「虹とスニーカーの頃」のレコードを好きでもないのに買ってみたりしたのですが、もちろんイケることはなく、呆然としたまま高校を卒業したものでした。

 思えば、私の高校時代はそのコに振り回されっぱなしの3年間でした。いや、こっちが勝手に振り回っていただけの話なのですが。
 本人から直接聞いたのではないのですが「どうもあのコはオフコースが好きらしい」という情報を入手し「愛を止めないで」のレコードを買ってみたり、「最近長渕のオールナイトニッポンを聞いているらしい」という情報を入手し、好きでもない長渕のラジオを聞いてみたり、そんな報われそうもないことを延々と続ける、純情な少年時代を過ごしてきたものでした。
 純情な期間というのは、誰でも一生のうちに時間が限定され、一度経験してしまうとそれからは一切そういうことはなくなるものなのでしょうか。現在「純情」という言葉の意味すら理解できなくなり(苦笑)、汚れっぷりが見事な「毒舌中年王子」の名を欲しいままにしている私が、ここにいます(そこまで卑下しなくても)。

 「コッキーポップ」から登場した、金子裕則さんの「哀歌」という曲も、そのコが好きだった曲のひとつでした。
 甘い声と、哀しく、せつなげな歌。私も秘かにいい歌だなあと思っていた曲でした。
 さっそく私、レコードを入手し、ピアノで弾き語りまでできるようになったのですが、結局それをそのコの前で披露することはありませんでした。ブラスバンド部の練習部屋にあるピアノでなんの恥ずかし気もなく歌ったことはあるのですが、部員からは「お前の声って売れない演歌歌手みたいだな」と言われ、それきり、人前で歌うことはありませんでした(泣)。

 そんな、私の甘酸っぱい思い出がいっぱい詰まった「哀歌」を、ぜひお聞きください。

 実は、この曲には、もうひとつ私の「若気の至り」的な思い出があるのですが、ここでは披露いたしません。いずれ、課金制で打ち明けることに、いたしましょう(別にいいってか)。

追記 金子裕則さんは現在、宮崎でプロデューサーの仕事をしているのだとか。なんと、にこけん隊長楽笑さんの、高校のときの同級生なんだそうです。びっくり!
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by yochy-1962 | 2009-05-19 02:55 | 音楽 | Trackback | Comments(2)
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Commented at 2009-05-20 18:26 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by yochy-1962 at 2009-05-25 22:20
鍵コメさま 返事が遅れてしまい、もうしわけございません。
メールさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

by yochy-1962