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隠れた名曲・昭和歌謡 その17 金井夕子「スリランカ慕情」

c0135618_2381243.jpg こんな本を図書館から借りてきてしまいました。
 昭和歌謡を語る上で、阿久悠先生とともに、筒美京平先生を抜きに語ることなどできません。
 私もデビューは筒美先生の「男の子女の子」(←誰のつもりか)ですので、筒美作品には大変お世話になっており(だから誰のつもりなのかって)、馴染みが深いつもりではいたのですが、60年代から70年代前半、例えばいしだあゆみの「ブルーライトヨコハマ」あたりの筒美作品についてはいまひとつ明るくなく、筒美作品がどういう経緯で、どういう影響を受けて自分のスタイルを築いていったか、そして他の作家たちにどういう影響を与えていったかなどを知っておく必要があると思ったわけです。
 で、それだけ深く筒美京平を知って、お前は何になりたいのか、って話なのですが(笑)。

 とか言いながらも、さすがに筒美作品でも売れなかったものはありましたし、これはちょっと……という曲もありました。まあ、10割バッターなどこの世に存在するはずはありませんからね、それは仕方がないことでしょう。

 例えば金井夕子「スリランカ慕情」。「パステルラブ」など、それまでの尾崎亜美作品のイメージを引き継ぎ、彼女の甘くて深い歌声とマッチした、とてもいい曲だったのですが、残念ながらあまりパッとせず、闇に葬り去られてしまった筒美作品でした。
https://youtu.be/nEgzLPcttJ4
この曲を百恵ちゃんあたりが歌っていたら、確実にスマッシュヒットになったかもしれませんが(いいや、当時完全に「お化け」化していた百恵ちゃんには、このようなメロウな歌はちょっと中途半端だったかもしれんな)、これは恵まれすぎるほど恵まれた作品群を与えながらヒットに結びつけることができなかった、金井夕子陣営に責任があるのかもしれません。

 というよりも、当時正統派アイドルを輩出することにかけては天下一品だった「スター誕生」でしたが、金井夕子のような、ニューミュージックの匂いをもった本格派シンガーを育てることにかけては、まだサンプル例がなく、試行錯誤状態だったのかもしれません(まあスタ誕はデビューまでのお世話しかしていないと思いますが)。時代はちょうど渡辺真知子や中原理恵、八神純子などの「ニューミュージック系シンガー」華やかなりし頃。金井夕子もそのうちのひとりに入ってもおかしくなかったと思うのですが、とても残念でした。

 話は変わりますが、秋元康、阿久悠、そして筒美京平などの超売れっ子作家になると、カラオケの印税だけで、一般のサラリーマンの月収なんかよりはるかに高いお金が毎月転がってくるのだそうです。
 いいなあ。おごって〜。オレもそうとう貢献しているはずだしなあ。

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by yochy-1962 | 2009-04-18 00:00 | 音楽 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 相模原より at 2009-04-19 05:26 x
いつも美味しく読ませてもらっています。印税のお話ですが年に4回…3・6・9・12月に支払われます。私が代官山で商売をしていた時のお客様で「ダンシングオールナイト」の作詞をしていた方がおりますが一時期それだけで生活していたと聞いています。まぁ御実家が京都の骨董屋さんで今では競馬馬もお持ちの様なのでどこが本当かわかりませんけれどね。印税は毎月ではないというお話でした。
Commented by yochy-1962 at 2009-04-20 00:23
相模原よりさま(いつまでその名前でいくの?) ご指摘どうもありがとう。そうなんだ。こちとら印税生活などしてないもので(笑)、知りませんでした。
これはテレビでの情報をそのまま書いたのだけれどね、「月換算すると」ってことなんだね。

by yochy-1962